雨上がりの季節に。
良い一日だった。
愛と感謝。
金魚の稚魚に。
4月に孵化した針子は順調に生育して、金魚らしくふっくらと、体表の彩りも見えてきた。有精卵から孵化したのは500匹ほどだろう。今現在、５０匹くらいのチビ金魚が外の水槽に生き延びている。この子達を眺めると、ほっとする毎日。
植物であれ、小動物であれ、生き物を育てるのは楽しい^_^
愛と感謝。
鉢植えの白薔薇が次々と佳い花を咲かせて。
名前はわからない。
小さな我が家の庭に、目を楽しませてくれる花々。
愛と感謝。
蛙たちに。
そろそろ関東も走り梅雨。
紫陽花があざやかに色づき、梔子も。
今日も良い日だった。
愛と感謝。
今日は北杜市明野にお墓参り。
爽やかに晴れて青空に浮かぶ八ヶ岳、南アルプスが美しく見えた。比較的平坦な南房総に暮らしているので、内陸のくっきりした山並みが、あざやかに映る。
その後、ふと思い立ち、昔懐かしい下津金に向かった。
明治大正昭和の時代を生きた三代校舎。
実はこの昭和校舎には、私の亡き母が教員として、まだ30代の若い頃に勤務していた。幼児の私は母の休日勤務(当時は日直と言っていた)に連れてこられ、しいんとした校舎で一人で遊んでいた。ほとんど図書室にいたと思う。
その図書室はもう跡形もない。
この2枚の景色は、明治時代の藤村式校舎最上階の塔の窓から覗いた風景。
私の幼児期の記憶では、藤村式明治校舎は当時すっかり古ぼけて、暗い倉庫のようだった。一般人は立ち入り禁止で、お化け屋敷のような雰囲気だったが、今はきれいにリフォームされ、カフェと須玉町の民俗博物館を兼ねた明るい歴史記念館に変わった。
私は、何と、半世紀前の記憶の絵をなぞりながら、あちこちを眺めた。まるで昨日のような記憶の画像。幼児期の私の目がまだたくさん残っていた。
それから、午後も早かったので、ディープ津金、海岸寺まで足を伸ばした。こちらは、私だけでなく、母の幼児期からの思い出がつながる。
津金は母と祖母の故郷。
幼い母は時折海岸寺で遊んだそうだ。
その母は昨年亡くなり、祖母もいない。
養老元年、717年に行基によって創建されて以来、現在も観光地ではなく、静謐、敬虔な祈りと瞑想の聖所であり続ける海岸寺。
深い森のさやぎと、時を経た境内の百観音の素朴なうるわしさに、心を洗われる時間をいただいた。
良い一日だった。
愛と感謝。
またブルームーンが咲いた。
籠のようにまるいフロリバンダとは違って、ブルームーンはキリッとした三角形の剣咲き。
朝の光を透かした後ろ姿も美しいかたち。
自然はきれいな驚きに溢れている。
愛と感謝。
庭の鉢植えの薔薇たち。
雨上がりにまた次々と咲いて。
フロリバンダ、カップ先のこの子は、白薔薇で、内側にほのかな薄紅を見せて初々しい。
自然の恵みに愛と感謝
ブルームーンの開花の記録。
はっきりした甘い香りが高く、これをダマスクローズと呼ぶのかもしれない。
上品な薄紫の剣咲きで、みごとな大輪を見せてくれた。
愛と感謝。
