雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

いつしかと風景はみな君となる奇跡はひとつの海に余るを

2015-01-31 08:11:40 | Weblog



 おはようございます


 「インディゴ・ノイズ  チェリー・トート・ロード第7話」を「さゆらもゆらに水晶虹彩」にアップしました。


  このブログのブックマークにある項目をクリックするとそちらにアクセスできます。



 さまざまな時間の流れが錯綜し、多彩に織り綴られる介護福祉士のヒロインの季節の詩を描いています。



 







 平和でよい一日でありますよう。昨日湘南は雪にならず、一日中冷たい霙でした。今さわやかな朝陽が射しています。


 立春近く、陽射しや鳥の声にすこしづつ春がはっきり感じ取れます。












 




  
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雪を踏むみづからのかたち窪ませて次の一歩に進む朝かな

2015-01-30 10:25:34 | Weblog


 雪に。





 とうたいながらもこちらはまだ雪がない。ラジオで聞いて想像。



 


 みなさん、あたたかくお過ごしください。


 こちらは霙もよう。








 今日も丁寧につとめる。








 

















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鳥ならばこの瞬きに風を残しいづくと告げず天に昇るを

2015-01-27 13:29:04 | Weblog



  鳥だったら、と。




  ふと。





























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すてきな一日

2015-01-25 20:03:33 | Weblog
 

 午後から本郷台アースプラザに「衣」文化と文様展~神話で旅する大地の国々~

 オープニング記念パフォーマンス「太陽と花よ、風よ、生命と祈りよ」

 女友達数人と出掛けました。


 衣装デザイナー、演出家の時広真吾氏プロデュースの企画で、広いホールには世界中の色とりどりの織物、タペストリーが天井と壁を埋め、

 五人の女性パフォーマーが世界各国のさまざまな民族舞踊を時広氏の衣装で歌い、また踊りました。会場は満席。




 鮮やかな織物の色彩と繊細なドレープ、フリルのひるがえるニュアンス、それをまとう女性美の競演。

 

 

 美しいものを見ると命が伸びる、と源氏物語若紫巻で読み、記憶に刻まれていますが、今日はほんとうにそうでした。



 この企画展は3月1日まで開催されています。織と染め、時広氏のあでやかで優雅な「太陽の衣装」で、心のお洗濯おすすめです。

 



 そのあとコスチュームジュエリーデザイナーの萩原全美さんから、お願いしていたブローチをいただきました。これは母へのプレゼントなのですが、わたしは萩原さんのゴージャスな感性を素晴らしいと思っていますので、ぜひ彼女のオリジナルが欲しかったのです。母は黄赤、赤紫系統が好きなひとなので、色使いだけ決めて、あとはぜんぶ萩原ブランドです。ご覧ください。彼女の人となりがうかがえるきらびやかな取り合わせです。

 母が喜んでくれるといいなあと思います。

 


 


 




 黒いお召し物の男性が時広氏。



 白い衣装のパフォーマーを挟んで私と三人で並んでいる女性はガラス作家の太田草笙さんです。写真より実物はずっとおきれいな方です。

 集合写真の緑のスーツの女性が萩原全美さん。



 ほかの女性たちもそれぞれ魅力的な方たちでした。柔軟で奇抜な会話が楽しかったです。


 いい日でした。感謝。

 
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聖母子の顔半ば翳やがて訪(と)ふピエタの光我ぬかづきぬ

2015-01-24 09:43:20 | Weblog



 チェリー・トート・ロード第6話「スコルピオン・ハイ」を「さゆらもゆらに水晶虹彩」へ掲載しました。

 このブログのブックマークからそちらに移れます。


 




 週末、よっぽどお時間おありでしたら、わたしの紡ぐファンタジーに揺られてください。







 今日もよい一日でありますよう。
  

 
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雨の呼吸(いき)ほのかになごむ君の朝の開くどこかに春呼ぶしずく

2015-01-23 08:47:03 | Weblog



 朝に。




 冷たい雨だけれど、どこかに梅の花の匂いがする。








 もうじき二月、ボケや蝋梅など街角で見るようになった。



 









 みなさん、よい一日でありますよう。







 今日も丁寧に過ごす。ちょっと忙しい金曜日。








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うっすらと寂しさは包む彼方にはひろき波寄する銀河あるてふ

2015-01-21 20:57:47 | Weblog



 
  夜に。












 今日も丁寧に過ごせた。感謝。



















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未来1月(756)号

2015-01-20 13:03:40 | Weblog


 いま我に向かい来る波ひとたびは空に放たれただただ鳥だ

 風なげば蜻蛉降り来て秋の田の上にとどまる燃ゆるためにや

 海べりの荒野をひとり分け入れば集落のごとく海向く鴉ら         佐々木漕




 配達の漏れを問ひあはする電話「葱は入ってらっしゃいましたか」

 (入ってはいましたけれど、葱様は入ってらっしゃいませんでした)

 〈除染されし〉公園に子らは戻り来ぬ遊びをせむと生まれきたれば     佐々木喜代子



 一人来て往くものとして二人ゐる山頂にあはき這松のあを         後藤雪乃


 
 君乗せた列車が去ったホームには新たな季節乗り入れてきて        雪村ねこ



 恃みたきこころの先のわれに向く折り傘きつく巻きゆくときは

 帰り来て鶏(かけろ)の眸(まみ)に似るなどとまた思ひたりこの戸の節に

 何棲むやわからぬと言ひ怖れつつ祖母(おほはは)の炉は開かざるなり

 吹き閉づるひととき通ふ空ならむ野分ののちに祖母みまかりぬ       岩岡詩帆




 捨てていい花ばかりある窓辺から飛び込むようにひとを見下ろす      小林朗人







 好きな詠草を掲載させていただきました。


 
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笛のごとき出会ひのありていくたびか膝つく雪の音を知りたり

2015-01-19 16:08:26 | Weblog



 夕べに。




 雪を想って。




 今日も丁寧に努めたと思う。わたしの歌はおおかた仮想、これも。



 日常はなだらかに過ぎてゆく。















  
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月光に身はなほ半ばひたしけり朝の貌してうら透きとほる

2015-01-17 10:21:05 | Weblog



 チェリー・トート・ロード第5話「フラクタル・ムーン」を「さゆらもゆらに水晶虹彩」にアップしました。




 こうあってほしい、という願望をこめて書いているのはもちろんですが、こうであってはならない、と感じる部分も書いています。


 


 いっさい周囲から介護を受けずに、最期まで元気で、突然、あるいは安らかに眠るように天に召されるという方もまれにはいらっしゃるでしょう。



 あるがままに、なだらかに、ここ数年、自分の眼で見た人間の終末のすがたを、できるかぎり読み心地よく綴っているつもりです。


 御批判を期待します。謙虚にうけとめますので。











 


 

 
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アルファポリス