雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

夏空にひいやり触れぬ髪を洗ひ銀鼠(ぎんねず)雨のなほぞ乾かぬ

2012-07-21 11:56:29 | Weblog


  梅雨明け宣言の後、また季節はすこし逆戻りしたような気配。



  蒼みがかった雲が、しめやかに空を覆う。






  今夜も、まだ少し降るような。
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夕風にうかべむこの日手にとりて綿押すごとくいたはりしこと

2012-07-16 18:34:08 | Weblog


 一日を終えて。





 なだらかに過ぎた。


 ケアの場面で思うこと。

 なにがあっても、どんな瞬間でも、柔軟に対応しようとこころがけて過ごした。


 思いがけないことが、ときどき起こる。


 そんなとき、ただ驚くのではなく、これはどうしたら、一番適切に対応し、解決できるかな、とか。

 
 同時にいろんな方向に、自分の頭を働かせて。いちばんいい方法って?


 ケアだけではなく、他のシーンでも。








 暑い一日でもあった。




 
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睡芙蓉もがれて地(つち)の清かりし他界より来るさえずり聞こゆ

2012-07-14 10:25:51 | Weblog


 梅雨も末の荒天続く。


 昨日、道すがら芙蓉の大木をながめた。


 あのたくさんの花たちは、きっといっぺんに散ってしまうのだろう、この雨風で。


 九州、近畿地方にたくさんの被害があったと。



 災難をこうむった方をいたみます。




 芙蓉は、一日花。 咲いては散り、散ってまたつぼみをひらく。


 真夏の到来。








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つばさ閉ざす海は貝ならむつぶらかにおさなかりし絵嵐に舞ひぬ

2012-07-12 20:27:24 | Weblog


 大荒れの空模様に。


 言の葉の舞うまま。



















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星の痕跡(あと)を告げて別れむ願言(ねぎごと)を笹流すとも君は忘れじ

2012-07-08 12:14:27 | Weblog

 昨夜、七夕。





 夜、ふと空をみあげたら、いっとき雨がやんで、雲間から、いくつか星が見えた。



 牽牛か織姫か、わからなかったけれど。









 町のあちこちで、まだしばらく笹飾りが揺れのこる。












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朝つゆの残る薔薇の芽一滴に雲も映らむ見えざる他界

2012-07-04 09:40:28 | Weblog


  朝に。




  先日移植したミニバラの鉢植えをながめて


























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風を措いてくれなゐの布ひるがへる奔りだすときうなじは曲げぬ

2012-07-03 12:57:44 | Weblog

 
 雨の気配、ふたたび。

































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夏氷の光り集めてほの揺るる薄月射して紫陽花伏しぬ

2012-07-02 19:22:40 | Weblog


 梅雨も終わり近い?



 夏の月がきれいに昇りそうなので。




 紫陽花の彩りも、すこしずつ褪せてゆく。
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