雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

葱刻む生姜おろしつ煮炊きする手足血のゆく夕べ良きこと

2008-11-30 21:24:46 | Weblog


 ちょっとしょげていたけれど、おみおつけで復活


 厚削りの鰹節で出汁をとり、長葱、生姜をすって、木綿豆腐などなど、こどものころ、風邪のひきはじめに祖母が仕立ててくれた具沢山の味噌汁を「食べる」

 げんきがでた。


 手足があたたかくなり、その勢いでほかにも二品ばかり。

 
 あたまでっかちになると「頭が重い」のはアタリマエか。


 ごくふつうの所作のなかで、こころが平らになってゆく。

 
 家事炊事の癒し効果。









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御旨(みむね)ありて真綿のやうな祈りする脆からなくに聖母の慈愛

2008-11-30 16:11:50 | Weblog


 今日から待降節。


 御聖堂には飾りつけいろいろ。


 わたしもオーナメントを買って、ささやかに扉を飾る。





 

 
 




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意地悪を知らぬこころよ睫毛ひらく風は空色そのままに吹く

2008-11-29 08:06:11 | Weblog


 なんだかこどもっぽい歌。


 でも、朝にはふさわしいかも。


 


 冬晴れの空がきれいだ。



 今日もていねいにお仕事しよう。事故がありませんように。


 月末でなにかとばたばた。









 

















 
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控除とか夕陽は風に洗はれて澄むばかりなりこれまでの日々

2008-11-28 17:08:02 | Weblog

 政治的な発言なんてなまいきだけれど、麻生さんの発言はひどい。


 高齢者の方を、どうしてそんなふうに?


 みんな何もしないわけではない。むしろしたい方たちだ。生きて、動いて、活動したい高齢者さん。

 それなのに。


 どんなに偉いひとだって、必ず年をとり、病気になったり、もしかしたら認知症になるかもしれない。

 そのさびしさ、くるしさ、共感できないにしても、配慮してほしい。首相ですもの。

  
 お金があったって、病気はつらい。孤独かもしれない。

 
 わたしは、今のケアワークで、いろんなことを感じて学んでいる。よかったと思う。この経験を生かして、これからの人生でなにかをつかんでいこうと思っている。


 
 年末調整の書類のことなど、事業所から通知。さまざま……もの思う。


 
 過ぎてきた日々のことも思う。



 朝の雨があがり、午後から空は澄みとおって、風が吹いた。

 
 梢たかく、冬の小鳥がとびかう。雲の景色と。



 夕陽は雲に高かった。


 まだまだ、いろいろなことを知らなくちゃ

 


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海よりの鼓動聞きゐつ振り向かず我が少年は冬野をめざす

2008-11-27 20:16:49 | Weblog


 午前中のケアのあと、午後自宅でお習字。

 なにやかやと取り紛れて、先週から筆が持てなかった。


 ひさしぶりに墨を磨り、静かな時間。


 字は建築、とせんせいはおっしゃる。

 部分と全体。


 払いの一画で、文字のすがたを支える。


 さりげない言葉ひとふしに、奥深い心が覗く。


 お習字の時間、わたしはしあわせ。


 たどたどしくても、白い和紙に沈んでゆく筆先が、この一瞬をしっかりと生きようとする自分のこころをなぞってくれる。


 気を抜くと、筆線はたちどころにゆるむ。

 それもおもしろい。


 とくん、とくん、と心臓の音。

 誰だったかな、海の波音は、地球の鼓動、とお言いだったのは。


 大筆で、一気呵成にざぶんと書けたら、磯もとどろに白波の砕けてものを思ふころかな、なんてしゃれも詠えそう。

 まだ、とうていそこまでいかない。


 

 毎日、ここまでしようと思っていることの八割くらいは遂げられる。二割は残ってしまう。

 
 今夜、まだすこしやりたいこと、いくつか。時間のたつのがはやい。


 

 






 


 
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火の匂ひあふれて頬ばる焼き芋の物思ひなくしあわせなこと

2008-11-26 08:28:39 | Weblog

 秋冬大好きな焼き芋。


 ケアワークのあとのおやつの定番のひとつ。

 
 ときには、わたし<だけ>の晩御飯になったりする。


 お芋は太るとか、お○らがどうとかというけれど、この節はダイエットブーム、食物繊維の豊富な食品はいろいろ奨励されていて、みんなそういうものを摂っているだろうから、お芋だけが「尾篭(むつかしい字)」なんてことはないと思う。

 風邪っぴきにもいいし、詳しくはしらないけれど、ビタミンが豊富だそうだ。

 インフルエンザの予防接種をすませた。


 ことしは風邪をひかないようにしなくちゃ。

 マスク必須。


 
 ちいさいころ食べた焼き芋がなつかしい。落ち葉をかきあつめて焚き火をし、アルミホイルにくるんで、長い時間をかけてゆっくり焼き上げる。

 ほかほかの焼き芋から、欅や桜落葉の香ばしい風味と、火の煙の味がした。



 食べるのもさりながら、ぱちぱち燃える火をみながら、待つ時間も楽しかった。

 今のこどもたちは知らないんだろう。

 

 せんじつ、利用者さんの外出介助をしたとき、とても盛り上がって、なぜか途中で「七つの子」を歌いながら歩いた。

 その朝は、あちこちからすがたくさんいて、鳴いていたから。

 
 からすの声にも個性があって、一羽づつ違いますね、そんなことをお話して。


 吉凶は人間が勝手に決めたもの。からすにはからすの世界があるわ。利用者さんも、そんなふうにお言いで、わたしたちは楽しくなり、歌いはじめた。


 記憶の底にすっかり埋もれていた童謡なのに、最初から最後まで歌えた。


 シビアなケアワークのなかで、こころあたたまること、たくさんある。









 
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「逢いたかったわ」微笑みうけてゆびさきの割れ初むふゆの痛み忘れぬ

2008-11-24 16:05:39 | Weblog

 手あれの季節もろに突入。


 こればっかりは仕方ない。ハンドクリーム必携。


 利用者さんのひとことに心があたたまる。


 「見守ってね」「今日をたのしみにしてたの」



 こんなうれしい言葉があるかしら。


 これはおしごとだから、契約がなくなればお別れ。

 
 でも、ワーカーになってよかったと思う瞬間。






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みずからを突き抜けるごと青い空いちにち視線は澄んでたでしょう

2008-11-21 21:36:54 | Weblog

 ……という一日を終えようとして。


 おしごとは、できるだけのことをした。

 夜食のハンバーグは焦げたけれど。


 風がつめたくつめたく。


 まばゆく。








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頬(ほ)に触れてひかりつつ翔ぶ冬ざれのまばゆき風が生まれるせつな

2008-11-20 14:11:29 | Weblog
 ケアをおえてもどる。

 いっぱい着込んだのに、風がつめたいまばゆい。


 おひるを過ぎると、大気がしんと冷えてくる。これは師走の気配。



 もうクリスマスのリースを飾ろうか。そうしてお正月のことなど準備、ときぜわしい。


 自転車で風を切って走る。


 陶器の鉢のついた、ミニシクラメンを買う。純白ではなく。


 裾濃紅いろぼかしの淡紅色。この季節、あたたかな彩りがいい。


 シクラメンも改良品種がたくさん。


 お花を見るとほっとする。


 

 画像はぜんぜんべつなお花。名前がわからない。

 とおりすがりのお庭の生垣からすうっと高く伸びていた。










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ふゆ木立よ洗はれてゆく空間の映ゆるさやけさ心にかざし

2008-11-17 19:23:43 | Weblog

 自分への言葉。


 いそがしい、という台詞をつつしもう(ムズカシイ。

 疲れた顔をしないようにしよう(コレモ


 ケアのお仕事にさしつかえるほど疲れてはいけない。「手」にやさしさがなくなるから。



 やさしい手でいよう。きれいな、無駄のない動きをする手とゆび。

 おひさまのあたる梢。




 国木田独歩の『武蔵野』……「葉の落ち尽くした雑木林が…」

 情景の描写がきれいだった。裸木のあはひをすがやかに抜けてゆく冬の陽射し。


 今日は、そんなふうに、ひかりがまばゆかった。


 昨日の霧雨を過ごして。

 
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アルファポリス