雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

さきの世にいかなるゆかりか筆のあと心の深さくきやかに見ゆ

2019-10-26 20:58:31 | Weblog

ララ展の看板を夫が書いてくれた。

画家、陶芸家の彼は、本格に学んだ書家でもある。

さすがにうつくしい隷書体。全て夫の手書きを拡大コピーして、と。隷書などは日常まず目にすることがない。夫の書は、身内ぼめではなく、骨法整って、気品と格調が高い。



お互いそれぞれに仕事と技芸を持っているためもあり、日頃、言葉数の少ない夫だが、暖かい力を示してくれた。嬉しい。

永久保存版。



ただ感謝。






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雨粒を訴へと聞くガラスにもつたはる嘆きされど空白

2019-10-25 20:55:40 | Weblog

雨に。







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肩先にひかりの雫降りかかる好きてふ言葉まばゆき新緑

2019-10-24 21:38:50 | Weblog

油彩F12号


新緑










神に感謝。



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晩秋の雨音遊ぶ耳のなか森やはらかに葉を散らしゆく

2019-10-21 20:51:46 | Weblog

雨音に。

下絵あがり、タイトルは新緑。





ティツィアーノの「ウェヌス・アナディオメーネ」をモデルに。


静かな日だった。

感謝。
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のびやかにひとの若さを愛づることを舞台の果てと知りぬ新緑

2019-10-18 20:08:04 | Weblog

新緑に。






季節外れだが、新しく描き始めた絵について、いろいろ考えるので。


次は裸婦を描く。美しく、ふくよかな、みずみずしく、まだ世間の汚れを知らない力を描く。




感謝。



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まつぶさに君のいたはり測るごと離(か)れゆく先を光と思ふ

2019-10-17 20:34:27 | Weblog

楽曲レモンに、ふと。






ぐずついた喉鼻風邪も治ってきたみたい、感謝。














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冴え冴えと走る痛みよ画布に置く追憶いろのぬばたま裂きて

2019-10-14 19:38:17 | Weblog

ふと



停電3日目。





久しぶりに夫とゆっくり話しができた。


良い日だった。感謝。



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夢のあとに指のあはひを抜けてゆく何のかたちかせめて恋しき

2019-10-13 19:10:48 | Weblog

うたたねに恋しきひとを見てしより夢てふものをたのみ初めてき

小野小町



今朝から停電。

残暑酷暑の前回よりマシだけれど、いろいろ不自由。




ともかく、家族も家も、無事。感謝。
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風荒れて海とどろきぬ我が胸にたはめたる愛襲ひくるごと

2019-10-12 19:10:51 | Weblog

青い薔薇

油彩F4号





風邪気味ながら、絵筆に癒されつつ。


外は台風19号近接。轟音とともに微かに壁が揺れる。ふだんなら私にべったりの愛猫アクアはそわそわと落ち着かない。怯えているようだ。

避難と言っても、四肢不自由な母をどうしようかと思う毎度毎度の神頼み。

避難所に移したとしても、母には到底耐えられないだろう。

また、すごい風の音。


1日に感謝。






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透き通る青空すくひ忘れては薔薇と水辺と同じき涙

2019-10-09 18:05:33 | Weblog

青い薔薇を始めた。


体調崩して仕事を休み、自分の通院予定まで忘れてしまったが、胸やけみたいな貧血も、絵筆を握ると忘れる。頭痛や立ちくらみも。

好き、というのは不思議な感覚だ。恋すると、こんな感じかな。私は、多分、絵を描くことに恋しているんだろう。



技芸への精進は、絶対に自分を裏切らず、豊かな結果をくれる、と恩師が言った。

それでは永遠に色褪せない純愛だわね。

感謝。





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アルファポリス