福島第一原子力発電所の事故レベルが、かつてのチェルノブイリ級の7になったと。
昨夕から今日にかけて、強い余震が続く。このごろすこし落ち着いてきたかな、と思い始めていたのに。
こちらでもかなり揺れた。
午後2時の揺れのときには、ケア先にいたので、そっと利用者さんのうしろにくっついて、天井の蛍光灯の揺れ具合を測っていた。
事故レベル7は最悪のクラスという。災害の影響はどこまで拡大してゆくんだろう。
ゆきかえりの道すがら、いたるところ春の花盛り。せっせと早足で歩けば汗ばむほどの陽気。
耕されたばかりの畑からは、陽光にぬくもった土の匂いがすこやかにたちのぼる。
レベル7。最悪。どきんとする響きだ。
今後、そんな数値が改められることもあるのかしら。
汚染の歎き、現地のひとびとの流浪の苦痛、不安……これからの長い道のり。
不本意によごされた大地や水だって、きっとかなしんでいるにちがいない。