雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

無原罪てふ少女の指震へたりきよらかのまま受胎せしかば

2017-01-31 21:10:46 | Weblog


アヌンツィアータを描き始めた。


聖母マリアは、作家の力量で表現できる一番美しい、優しい、きよらかで強く賢い少女を造型するはずだ。


わたしはこの模写習作のおかげで、たくさんの画家の作品を旅してきたような気がしている。


日常にはさまざまな大小の起伏、つまづきも、心労もあるが、美しいものに気持ちを集めると、灰汁のような不快感は何処かへ消える。


今日も感謝とともに。







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白紙のページ開くたびにこれからここに何が起こるかしら

2017-01-29 22:16:39 | Weblog


淡々とした日だった。



全てに感謝。







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風荒(かぜあら)の保田海近く少年は手足伸ばして鴎となりぬ

2017-01-27 23:07:28 | Weblog


今日、夕方から鋸南町でアーティスト仲間の新年会。


わたしは殆どの方と初対面だったが、みな親しみやすくて、楽しかった。



主催者は現代彫刻家の早川榮二さん。

版画家の今井俊さんも、奥様と仲良く現れた。



上は今井さんの作品。



早川氏は、ばんやで奥様とギャラリー喫茶、フィッシャーマンズテラスを経営していらっしゃる。


早川さんのご好意で、3月半ばからそのフィッシャーマンズテラスでわたしの個展を開くことに。


この1年ばかりの間に描きためたドローイングを出そうと思っている。


早川氏は、夫の日高菊雄の数年来の親しい友人だ。

自己主張が下手なわたしの背中を押してくれた日高に感謝。












早川氏は国内外で活動する才能豊かな彫刻家だ。

日高は良い友人を持っていると思う。





今日の全てに感謝。











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春はゆめ諸手に掬ふ何かあるたとへばけふの母親の声

2017-01-26 20:38:49 | Weblog



今日も静かな日だった。



感謝。


デューラーの油彩を写し始めた。


肉感的で力強い聖母子。


モデルはきっと、彼の好みのタイプかなと思う。

貴族的ではないし、優雅とも見えない。


生活力溢れる頑健な百姓女の美人だ。幼な子イエスも、くりくりした目のわんぱく顔。



様々なマリアを習作し、いずれ自分のマリアを描きたい。










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仔犬ほどちひさきひとを撫でながらいつしか膝まで温まりたし

2017-01-25 21:26:18 | Weblog



ふと。




今日の全てに感謝。



ペロノーの肖像画模写擱筆。



やはり、原画とは顔が違う。


原画のソルカンヴィル夫人は、もっと繊細で、柔らかい、はかなげな微笑を浮かべている。


いろいろ想像すると、彼女は結核でもあったのかしら。

頬にやつれが見え、口紅が赤い。


わたしの絵は、からりとした眼差しだと思う。







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花の道寝息のやうに歩むこと一足ごとに土も躍るよ

2017-01-24 21:38:59 | Weblog


活け花のお稽古。


盛花。白梅、金魚草、菜の花。



春を迎えて。



静かな日だった。


感謝。











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指と指もし独り言の距離をはかる砂時計あらば天の川かな

2017-01-23 21:34:48 | Weblog


ふと。


良い日だった。



感謝。







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さざなみを明日としたら音もなくすべらすけふの轟きは春

2017-01-22 21:29:43 | Weblog


ふと



静かな日だった。



感謝。







さて、リナシメントから飛んで、ロココの宮廷画家、ペロノーの作品。


ソルカンヴィル夫人の肖像。


病み上がりという、若い貴婦人の晴れやかで繊細な気品に魅せられた。




権高さがまるで感じられない顔だ。


これも急がずに少しずつ描こう。





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御母の乙女の胸に幼な子のちひさき手あり無垢の静けさ

2017-01-21 19:36:36 | Weblog


擱筆。


16世紀スペインの画家、モラレスの模写。




わたしが描くと、聖母子はやはりどことなくオリエンタルな顔になる。


モラレスは宮廷よりは、庶民に愛された画家だそうだ。なるほど、マリアの美貌は貴族好みの端麗より、親しみやすい甘さを湛え、個性的だ。



今日も良い日だった。


神に感謝。








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星と海はざまにいくつ嘘のないあなたがいるかわたしがいるか

2017-01-19 21:27:40 | Weblog


イルカに。




今日の全てに感謝。








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アルファポリス