雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

雪の気配ほのめくと聞いて足元のあやうき母をまた透かし見る

2014-02-28 22:35:03 | Weblog

 また、雪


 弥生に入るから、もう前回のような大雪にはならないだろうけれど、やはり心配。



 





 それで、思うまま。



 ひどいことになりませんように。



















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雪融けをつくづく待ちぬ病みながらひとり住む母の声を確かめ

2014-02-24 11:23:07 | Weblog


 早く雪が溶けますように。



 今日も丁寧につとめよう、いろいろ。
















 
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声のまへにみづから問ひぬこの台詞のすじめ違へず姿よきこと

2014-02-23 17:33:46 | Weblog


 アムネスティ湘南グループに見学に行ってきました。


 人が人である基本的な尊厳を守ること。




 介護福祉にたずさわってたった五年、短い時間のなかで、至らないなりに、それでも理解の及ぶ範囲で、成長を願い、周囲にうながされ、自覚し、学びつつ生きている。

 おかげで、私の明日は「今日ではない別な日」ではなく「あたらしい明日」と感じる。



 そして、またひとつあたらしいアクション。




 苦しんでいるひとの力になりたい。自分のさまざまな人生体験を生かして、もうすこし視野をひろげたいと。

 え、もしかしてわたしって数奇な運命なの(なんちゃって




 生きているかぎり何か学び続けよう、本当の意味でやさしくなろうとこころに決めて、今何も後悔がない。



 わたしは今の自分が人生でいちばん好き。ときどき自分に言い聞かせる。


 もうちょっとがんばろうよ。できるよって


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ほうじ茶の熱さ含みぬ病む母の心臓を聴くがに降れる雪ゆきゆき

2014-02-22 12:14:15 | Weblog


 山梨の歴史的大雪を実体験。

 透析の母の退院、通院に難儀(死語か? でもリアル、ほんとに語義も響きも、まったくナンギ、なのよ~)しましたが、ご近所はやさしくて、雪かきや、タクシー手配を助けていただいた。

 山梨県内では、まだ孤立集落がある。もともと雪国ではないので、除雪車もなく、いったいどうなることか。病人や高齢者、ほんとに打撃と察しています。

 退院した母は、もう緑茶が飲めないので、もっぱら薄目のほうじ茶、紅茶。


 透析しても、翌日にはすっかりまたむくんでしまう。



 でも、どうかあと十年はわたしの傍にいてください。


 心から祈る。お母さんはやさしい。気が弱くなったにせよ、今のほうが、母にとってきっと「自分に居心地がいい」はず。





 写真はようやく開通した中央道沿いの、たぶん上野原辺りの景色。このころはもうだいぶ溶けている。


 
 今回の雪の降るありさまは、まるで雨のように、雪片が小止みなく続いた。長時間。





 はやく春にならないかなあ
 
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魔法瓶雪の気配を慕ひつつ君とふたたび初めて逢ふよ

2014-02-07 16:45:59 | Weblog


  明日はもしかして湘南も大雪?





  また少し色のおはなしをしましょうか。



 個人的なつぶやきだけれど、わたしは色相において、この色が好きであの色が嫌い、ということはないのです。


 雪を名前にいただいているせいか、青、白、というイメージがまつわるのは仕方ないとしても、特別に寒色系を好むわけではありません。

 使いわけていて、夏には白や青を着ますし、秋冬は暖色を選びます。

 自分では自分のことを、ナチュラルニュートラルハーモニーと思っています。もちろん造語ですが。

 というのも、おおざっぱに言うなら、どの色相に対しても、好みは基本的にはニュートラルで、ほとんど好き嫌いがありません。
 こだわりは、ヴァルールとクロマ。ここに感受性がひっかかる。

 クロマは低いもの、ヴァルールはおおよそ明るいものを好む。パステル、透明水彩の色調で、その色彩が基本的にR(赤)であろうとB(青)、またG(緑)であろうとまったく関係ない。

 どぎつい色、濁った色は身の回りに置かないように避けていますが、ひとつには、過度な刺激を嫌うから。これは視覚にもまたメンタルにもよろしくないのです。


 腹八分目、という言葉がありますが、どんなおいしいお食事(きれいな色)でも、ほどほど節制した色調のほうが、基本的には生体への影響が良いのです。

 ただ、これもその場その環境によって左右され、では原色はよくないのか、不調和かというと、そうではありません。

 カラフルな原色を駆使した民族衣装などは、ハイクロマですが、とても美しいカラーハーモニー。


 クロマの濃淡は、直接心理に働きかけますが、それはまた別なときにお話しましょう。

 




 
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言いたかったこと聴きたかったことさびしさのはざまに初雪が降る

2014-02-04 16:39:25 | Weblog


  鎌倉に初雪?

  いえ、初めての雪ではないらしいけれど、目にはっきりと映る雪は今が初めて。











  先日、未来の歌人を中心とした歌会「エクスの会」が秋葉原で開かれた。


  若い方から年齢を積んだ方まで、さまざま。なごやかでたのしい歌会だった。





  言葉とこころに対して、謙虚な態度でいようと改めて感じた。

  わたしは、ほとんど歌の推敲をしない、考えることも少ないタイプなので、歌をいただく瞬間に、すうっとした美しいいずまいでないと、言葉が整わない。

  歌会に参加して、いつも感じるのは「歌を作る」とみなさんおっしゃる。

  結社に参加した初めのころ、そして今も驚く。


  わたしにとっては短歌は歌うものだった。

  その瞬間に心のなかで、ぎゅっと体温をつかみだすように口ずさまれる。

  古語であっても、口語であっても。




  考えて作ることもないことはないが、あとで読み返すと、なんだか理窟っぽい。




  だから、自分に歌をさずけてくれる(それが「短歌的」にうまいかまずいかはさておき)別世界に対して、つつましやかでいましょう、と。



  歌は日常と心のすきまを埋めてくれる。


  思い出と記憶のさかいめに舞う雪のよう。



  















  
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星ひとつ吐息かくして光ること君の心臓のありかを知って

2014-02-01 18:40:57 | Weblog


 ドラセナがほろほろと咲く。満開になると濃厚な香りが部屋いっぱいに満ちるのだけれど、まだふわりとした漂いかた。






 今日も、まずまず丁寧に過ごせたと思う。


 笑顔はたいせつ。

 それを、あらためて感じる。家のなかでも自然に笑っていようと思う。


 ドラセナの香りが、そう教えてくれた、さっき。









 樹は言葉を話すことはないけれど、ふとした大気のそよぎや、香りの気配で、なにかものいいたげに、心を潤してくれる。





 小鳥も。








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ふっくらと陽に春包み恋しくてやさしい君の心さえずる

2014-02-01 14:35:31 | Weblog


 小鳥の声を聞きながら。


 ララとすずというインコを飼っている。ララはケンソン、すずはルチノー。

 ララは男の子だと確定し、すずちゃんは期待どおり女の子みたい。


 このあいだ知ったのだけれど、言葉を喋るインコは雄だけ、と。


 好きな雌の気をひくために、彼女の鳴き声をまねして囀るのだそうだ。

 で、人間と暮らしているインコは、しばしば飼い主を恋人化してしまう。

 
 それでララは口真似をするようになったのかな、と納得。教えたつもりは全然なかったのに、まあ、機嫌よく喋ること喋ること

 ちいさな生き物を手の上に乗せていると、その暖かさにどきどきする。

 小鳥の体温は人間よりずっと高いので、ほんとに愛しいぬくもりをくれる



 で、すずちゃんは女の子だから、あまり喋らないと思っていたら、今日すこし
もごもごつぶやき始めたような。

 「だいすき」

 すずちゃんはララを追いかけて飛びまわる。かなりおてんばな少女だ。

 ララの口真似をしているのかな。

 今も隣の部屋で、ララはごきげんでラブコール。


 ダイスキ、ダイスキ
 
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アルファポリス