雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

寿司酢置く夏の布巾にうつらむか手料理なればひろがる青葉

2013-07-30 21:34:03 | Weblog


 晩御飯の大葉のお寿司に。



 この季節、香味素材が新鮮だと、ちょっとしたごはんでもすごくおいしくなる。


 今夜は、梅と大葉の混ぜ寿司でした。



 我ながら美味しかった













 
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常夏の朱責め来るかと午後一時まぶたの重く鈴つぶすごと

2013-07-28 16:49:29 | Weblog


 と、暑さに負けて、つい横になって眠ってしまった。もう4時半。今日はお休みの日。


 朝はなるべく早起きするけれど、あれこれとせわしなくするうちに、あっというまに時間は過ぎる。


 昼を回ると、エアコンを使っていても、熱気が部屋全体を包むように昇ってきて、まばたきのたびごとに、視界に朱色、オレンジレッドがちらつきそうになる。

 母はすこし落ち着いた様子。


 このひとの長い人生を遠くに眺めながら、わたしのできることを、また考え直す。


 

 電話の中で、母の声が、ときどきちいさい子供のように聞こえることがある。



 6時までもうちょっとがんばろ





 
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 まひるまに千代紙のごと汗散らしぬ宵髪静めて青い玉挿し  

2013-07-26 19:14:21 | Weblog


 これは、そのまま。

 陶器の小さい玉かんざしは、ずいぶん前に京都のお土産屋さんで買ったものか。

 出たり入ったり、汗びっしょりの一日が終わり、さっぱりと夜着に更えて、あらためて髪を結いなおす。



 この髪もそろそろ切ろう、と思いながら、なかなか心の潮が定まらない。くるりとまとめて一本挿しを飾る、というたのしさをなくしたくもなく、どうしようかなあ、と。



 

 
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とどろくと胸に呼ぶごと花火の夜いつそ君ならば着崩してみむ

2013-07-23 21:06:05 | Weblog


 恋歌が浮かんだ。今夜は由比ガ浜の花火。ここからは山にはばまれて、音も遠く、もちろん花火の片鱗も見えない。



 この遠さも夏の風物めいていい、と感じる。夕ご飯は焼肉。夏ばて防止、と。



 誰に対するというわけではないけれど、恋の歌。最後あたりの水中花火の轟音が、すこし長めに聴こえて、こんな歌も生まれた。



 いっぽうで、ラジオからはヘンデルの「涙の流れるままに」など聴こえる。これもいい。




 すこしづつ、晩年をみつめるまなざしに、わたしの季節はうつろうてゆく。



 楽しみつつ、最後の瞬間まで、うつくしくありたい、と。女性ならば、いいえ男のひとだって、きっとそう願っているのにちがいない、花火の夜。



















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紫陽花のすがれて後に小夜ごろも星も降れよとまとふ紫陽花

2013-07-20 22:01:33 | Weblog


 このごろ暑いので、浴衣を寝間着にしている。盛夏にはいってから、ずっと綿絽。


 一枚は沙羅(夏椿)模様の白。もう一枚はやはり白地に青紫陽花。木賊縞のは、昼の普段着向きなので、夜着にはしない。



 あっというまに日々が過ぎてゆく。その日いちにちをまるごと、眠る前に1分振り返り、たいてい後悔のない24時間だった、と思える。


 ちょっとしか学習できなくても、そうしたことに接していられる時間や気持ちがあるのは楽しい、と思って目を閉じる。





 そろそろ眠ろう、と思って、また間があいたのでブログを更新。



 お休みなさい。みなさん、よい夢を
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蛍しのぶ虫籠のごと頬(ほ)に触るる思ひ出ならば人も咎めじ

2013-07-15 22:24:10 | Weblog


 蛍籠によせて。











 またちょっと古風かなあ
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風の緒のやや緩み吹く絞らるるごとき朱夏またこの一日(ひとひ)終へ

2013-07-12 17:18:07 | Weblog


 何ほどのこともないけれど、一日が長い。また短い、あっという間、という気もする。


 四時近く、ようやくすこし暑気も穏やかになる。






 まひるは、吹きぬける風までもすさまじい。エアコンはやはり苦手なので、ほとんど使わない、使いたくない。でも、これからしばらくはそうもゆかなさそう。



 母の様子はまた安定してきたみたい。

 さまざま、独り暮らしでは、気がかりだけれど、自立して過ごしている彼女の意思には、やはり敬服している。なかなか全うできることではない、と思う。


 つかず、はなれず、ひととひととの間を測るように、親子もまた。


 母が十三弦の琴を習うのをやめてしまったらしい、というのがつくづく残念。あの琴は、それでは実家であそんでいるのかしら、などと想像して。でも、最晩年に好きなことをして過ごしているのだから、これはこれでいいんだろう、とも。



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しんなりと馴れし絽織りに夏風の抜けゆけば扇の羽をひらかず

2013-07-06 11:45:38 | Weblog


 今日はいちにち在宅。


 外出予定はないから、ひさびさに綿絽木賊模様の浴衣に藍染の、これも木綿の帯。
 夏は、いろんな小物をはしょって、下紐何本かで、あっさりと着付けてしまう。

 白地に、ごく少し利休いろの混じった鼠の木賊模様も、着丈は短いし、さわり心地もしんなりしているし、たぶんずいぶん古いんだろうけれど、昔の染めはしっかりとしていて、裏までちゃんと色目が通る。うわっつらだけでない丁寧さが潔い。

 炎天下でなければ、着物は涼しい。いえ、真昼の盛夏だって、気合で着る和服は、それだけでほんとに涼しい(ということにしておこうっと

 関東甲信越は梅雨明け宣言。明日の七夕、天の川、彦星織姫が眺められる?
 



 南北の窓を開け放つと、エアコンなしで風が通ってゆく。新居はすごく居心地がいい。


 絽織りもまた。
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アルファポリス