市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

透きとほる視線隔てて肉体の厚さ隠さぬ君の明日は

2022-02-28 19:05:00 | Weblog

 ふと。


 


 ペンドローイング、SACU

  最近、谷崎潤一郎と山﨑豊子を読み比べている。

 「細雪」と「不毛地帯」その他だが、男性作家が書いた女性たちと、女性作家が描く男社会、男性たち。
 純文学とエンタメの差はあるが、どちらも傑作で、読み応えあり、面白い比較に感じられる。
 

 今日も暖かく、静かな日だった。

 全てに愛と感謝。



 

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後毛に磯のしずくを光らせる誰の季節か肌うつくしく

2022-02-27 18:48:00 | Weblog

 少年少女たちに。

 


 チューリップ手直し。

 試しにフォン、下地を暗くしたので全体に渋い。やはり淡色明度の高い方が無難だった。


 静かな日だった。

 愛と感謝。




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支へあふ人てふ文字を眺めては柱のごとき我が人生よ

2022-02-26 18:53:00 | Weblog

 人に寄せて。

 


 ペンドローイング、レダ。コレッジオからアレンジ。

 静かな日だった。

 すべて愛と感謝。

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何色の時の流れや音をたてぬ光のごとく墨を摺りたり

2022-02-25 17:05:00 | Weblog

 久しぶりに手習。

 伝藤原行成筆を手本に。

 


 あちこち稚拙で筆が傾いているが、まあまあ。


 だんだん暖かくなり、毎日が過ごしやすくなってきた。


 愛と感謝。



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 筆ゆるき我が絵眺めて生くるみ塩味なきを器に入るる

2022-02-24 19:21:00 | Weblog

 油彩 薔薇  11.5×27.8cm。

 


 さまざま、すべて愛と感謝。



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風の猫おまへのいない人生は考へられぬ逆境の日々

2022-02-23 18:43:00 | Weblog

 油彩 薔薇  11×27.6cm

 原画はルドゥーテ、その荒い模写。

 


 手持ちの彼の薔薇図譜を眺めると、フロリバンダ、カップ咲きばかりで、三角形の剣咲きは見当たらない。ルネサンス絵画や17世紀オランダ派の薔薇を見ても丸いから、こちらの方が長く人気だったのだろう。

 昨日アクアに5種ワクチンを接種したら、今日はずっとグンニャリしている。毎年ワクチンは欠かさなかったが、こんなにしょぼんとしたのは初めてで、心配。

 非常時で甲府に2人暮らし、アクアは館山にいた頃よりずっと甘ったれになり、また音や味覚に過敏にもなった。不安なんだろうか。それできっと、体調も左右されるんだろう。

 2018年に愛犬ベルをうかうかと死なせてしまった時の衝撃が忘れられないから、アクアを大切にしている。


 





 日々、愛と感謝。

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まなざしに静けさ欲しき外(と)に出づれば焼けたる濡れたるさまざまを見き

2022-02-22 19:00:00 | Weblog

 よく晴れた日だった。

 


 すべてに愛と感謝。

 

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おずおずと春の芽噴きぬ凝りたる力ほぐして光へ向かひ

2022-02-21 19:54:00 | Weblog

 これは春一番?というような大風の日。

 もしかしたら二番かも知れない。


 久しぶりに過ごす山国の冬は、五十路半ば越えの私にはかなり応えた。
 我が家は昭和建築だから、風通しよく隙間風だらけ(ナニ
 指アカギレはもちろん、何度も耳に霜焼けができて、これにはびっくり。

 春よ来いの気持ちで毎日おひさまを仰いだ。最近日足が伸びて、ホッとする。

 


 昨年秋に植えた庭の球根が、ちゃんと咲いてくれるととても嬉しい。

 愛と感謝。




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振り向けば玉響なりし八十年に余るつとめを微笑(ゑ)みて流るる

2022-02-20 13:41:00 | Weblog

 F6号  母

 


 この原資料は、母が腕を骨折した時、寝巻きがわりの粗末なホームウェア画像なので、油彩肖像画にふさわしい別な、より彼女らしい衣装演出に苦心した。

 当人の普段からの好みと、私の選ぶ色彩や柄は違うので、母らしい洋服を考え、同時に私から見ても好ましい創作。
 やはり肖像画は最初から意図して衣服を整えた方が良い、と実感。

 背景は、山梨県に生まれ育ち、人生を過ごした彼女のために、富士五湖のどこかをイメージ。

 いつかコロナ騒動が終息したら、一度は故郷に連れ帰りたい。いつになるだろう。

 母に感謝。

 すべての出来事に愛と感謝。




 

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母を描く記憶は縷々と定まらず血のつながりは星座に似たり

2022-02-18 19:23:00 | Weblog

 母の肖像画を描いている。

 


 似せてはいるが、多少、自分に心地よい美化がある。いつ見ても気持ち良い画面であるようにと。

 母に感謝。この世代の人は日本と世界の、激動の歴史を生きてきた。

 愛と感謝。




 

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