市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

ひたひすこし濡れて汗かもひとの手に添ひくる秋の風を待つかな

2009-08-30 12:47:13 | Weblog

 数日寝込んだ。

 流感でなくってほっとしたけれど、扁桃腺がはれて。


 あちこちの痛みも、今日になってようやくとれたみたい。


 たれこめていた窓を開けたら、昨日の熱射がうそみたいなひんやり。


 午後から選挙。国を挙げての一大事。


 さあ、どうしましょう。もちろんないしょ。


 わたしたちの未来へのだいじな一票。わたしなりに、いろいろ考えたつもりだけれど、……。



 今日、髪をあらいたい、無理かなあ……。




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砂に残すひと夏あらむ粘膜の濡れたるままに素足のままに

2009-08-24 13:11:12 | Weblog

 夜明けの海に



 ひさしぶりに渚へ。


 まだ太陽はない。さあっと雨がよぎる。わたしの帽子と髪を濡らし、すぐにやんだ。


 貝殻。


 その周囲に残る砂の流紋。





 うしおの匂い。

 ひとの気配は消えた。かもめ、いそしぎ、あけがらす。




 漁船が出て行った。

 秋めくには、まだ湿度の深い海水。魚たちのなきがらを波頭があらう。




 
 思い出すままの口ずさみ。
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