雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

きらきらと雨の雫に身を飾る紫陽花のごと今日は過ごさな

2013-06-19 10:09:38 | Weblog


 引越し疲れ~?かも。


 こちらに移って、二十日近く、仕事のあいまにずっと片付けと整理。

 だいたい日常の住まい空間の整頓は、一段落。ここらへんで、ちょっとペースダウン。


 すこし休もう、今日はなまけよう、などと朝決めしてしまった。




 

 紫陽花の盛り。自然のままに彩りを鮮やかに七変化。







 いいなあ
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テープより音変はりたる唱(うた)聴こゆこれもまた過ぎし時間と雨ひたひた

2013-06-12 15:53:26 | Weblog


 引越ししてもう二週間になるけれど、家電のいくつか、まだ使えない。


 それだから、カセットテープなどを見つけ出して、埃を拭きながら聞いている。

 すっかり縮むか伸びるかして、歌声や楽器の音色など変わっている。




 そうだよね、だってこれ、まだ学生時代のころの録音?



 ちょっと酸っぱくなりかけたヨーグルトみたいな音を味わいながら聞く雨だれは、なめらかに聴こえる。



 「めぐり逢う朝」のジョルディ・サバールの名演は、テープがどうなっていても、すばらしい。


 そして、なつかしい。



 今の季節にぴったりな感じ。















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和紙の箱を撫でつつ捨つる色褪せぬよこの箱もまたお菓子の思ひ出

2013-06-08 12:12:00 | Weblog


  だいぶ片付いてきた。


 荷物の中からいくつもいくつも和洋菓子のからばこが出てくる。

 金銀の箔押しだったり、きれいな花模様の缶だったり、そうした綺麗な箱は、みんな頂き物なのだけれども、我ながらよくも、と思うくらい、その中に入っていたお菓子のことを覚えている。


 文箱や、整理箱に使って、隅々がすこし劣化してしまったけれど、まだどれもきれいだ。


 それでも、思い切って捨てる。



 昔の和紙の箱のほうが、いまどきの簡易包装よりしっかりしていて、それとも(たぶん)特別な贈答用なのかもしれない上等の紙箱。

 ちょっと残念。

 断捨離、というスゴイ響きの言葉をよく聞くけれど、まあ、そんなりっぱな気持ちではないけれど、要るものと要らないものを、できるだけすっきりと分けて、新居を整えて。



 住み心地のよい空間をつくってゆく楽しさと忙しさで、日々が過ぎる。





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埃拭いて窓を開きぬ梅雨晴れの青葉のごとく汗もあゆるよ

2013-06-04 11:35:50 | Weblog


 ひっこしのかたづけで日々が過ぎる。

 「汗あゆる」とは「枕草子」の中でみつけた言葉。ふしぎな語感なので、記憶にのこっていた。


 汗をかく、汗がにじむ……そのような意味なのだろうけれど、あゆる、というやわらかい響きが、古語らしくていいな、と。







 新居では、夜明けになると、近くの山からミソサザイや鶯のさえずりが聞こえる。
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