夜空に。
ところで、この数ヶ月、私の絵に不可解なクラックが入る。滅多にない現象だと、洋画家の夫も首をひねる。
最初は「星空の聖母子」だった。数回にわたりクラック。その都度塗り重ねた。罰当たりなクラックめ、と奇妙な気持ちで。
今回は先日あげた「Mona」
細かな亀裂が画面下方のいたるところに。
今日仕事から戻り、取り急ぎ修復。
また、他の作品まで。
マリア・インノチェンツァの衣装全体に。
神さま、なぜ、とつぶやく。ここは表現の自由が保証された国だろう。自然な出来事とは思えない。聖母子を汚すとは、天罰ものだ。
甲府にしまった作品たちは大丈夫だろうか。
たとえばこれ、調和の門。精魂こめた。他の全ての絵も。
今はピエタを描き始めた。こんなことがないことを、文字通り祈りながら。
全てを神に感謝。