雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

砂のうへに化石の記憶寄りたりし渚への距離密室のごと

2011-07-18 16:21:29 | Weblog



 また、海に。






 気分転換にひさびさに葛原妙子さんの歌集をめくる。



 するどいなあ、とまた感心する。女性ばなれしているけれど、男性的とも思えない。

 
 自分の歌う言葉と自己との間に、ものすごく距離を置いている印象。

 おかしな感想だけれど。




 硬質な言葉。乾いた抒情。




 魅惑。





  海の邊に砂飛ぶ戸あり、蒙古斑するどき嬰児を筵に置きぬ         「原牛」所収







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海風の奔るつかのま鳥ならば食器棚でもつばさ離れぬ

2011-07-18 10:18:55 | Weblog



 海の日に。






 まさか、でも、もしかしたらと思っていた「なでしこジャパン」の勝利の朝。



 その瞬間、窓から、どこかの家々で試合を追っていたらしい子供たちの歓声が聞こえてきた。






 粘り勝ち。ここまでの選手ひとりひとりの日常の歩みに、どれほどの葛藤があったことか。


 震災、原発さまざまに揺れ動く日本中に、元気をくれたなでしこジャパン。



 
 すごいね、ありがとう









 











 
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夏空に誰を忘れしさわやかにくちびるあはせ吹くは草笛

2011-07-16 18:34:44 | Weblog



 真夏日。








 空の青さが目にしみた。サングラスをかけていても。



 陽熱の輻射で頬が火照る。


 思い迷いつつ、さまざまなゆきすぎ。

 で、ともかくちょっとずつ進展をめざす(追加


 いっとき夏バテ気味だったけれど、なんとか回復したし。


 読者のみなさんも体調くずされませんように。




 これから、もうちょっと「がんばれる」かな?


 


 
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瑠璃ひそむ血も見ゆ夏は翳に陽に想ふばかりに闘魚もとめしか

2011-07-13 13:40:20 | Weblog




  偶然、とおりすがりのマーケットで、優雅な魚にひとめぼれしてしまった。





 ベタ、という小型の熱帯魚。ゆらゆらと濃青の長い鰭ふり、水中におっとりと浮き沈むムーヴメントが綺麗だ。綺麗、という漢字がふさわしい、装飾的な姿をしている。

 全身深いラピスラズリの光沢に、腹部から尾鰭にかけて、面相筆でいっぽんづつ描いたような繊細な緋色の筋模様がこまかに光る。

 「闘魚」だと聴いた。

 穏和な動きなのに、同族であれ、他種であれ、自分のなわばりに入ってきた魚には攻撃をしかけてやまない。

 雄はもちろん、雌でも譲らない。だから、水槽には一匹づつ飼うのが原則という。

 メダカと同居なんてとうてい無理だから、その場で、ガラスの水鉢と、水草も購入。


 気が荒い、という感じでもないし、きっと、この子の住まう環境には、危険な天敵が多くて自衛本能なんだろう。

 メダカとおなじ餌をやったら、ゆっくりのんびり食べている。

 こわいところなんかどこにも見えないなあ……





 そういえば、つぶさに眺めるとしっかりした顎をしているかな…。

 人気の熱帯魚らしくて、わたしが買った子が、店頭販売の最後という。



 飼いやすい、それも人気のひとつみたい。





 冬の寒さにだけ気をつけて、と念押しされた。


 メダカも元気。この子も長生きしてくれるといいな。





 
 

 
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ふりしきるひぐらしを待つ心地して行間なほもひと恋ふる夏

2011-07-11 16:36:22 | Weblog


 ふと



























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夕暮れに空のありかを知ったのでその全身のこころも痛む

2011-07-10 16:01:09 | Weblog




  夕暮れの風に




















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夏の風はいつもただしく吹き抜けて嘘があっても前を向いてる

2011-07-10 08:56:07 | Weblog



 梅雨明け。






 風がきもちいい。その風に。






 まばゆい夏の陽射し。





 今日も丁寧に過ごせますように。















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メールたちが空をやさしくわたるため風いちまいに切手を貼る

2011-07-09 15:40:13 | Weblog

 ふと、空に。





















 

 
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星の辺を髪に託してひきしぼる恋しさ夢にひきしぼるまま

2011-07-08 17:58:31 | Weblog


 夕暮れに。









 わたしの「恋歌」は虚構(?)デス。


 実生活とはちがう宇宙を泳いでいるだけ





 日常のすきまで、ちょっとお茶をいただくようなつぶやきの延長。

 この歌は昨夜うたえればよかったような感じ。




 画像は、以前に転載許可をいただいた星空写真館さんから。
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両足をそろえるように蝶々がつぼみを保つ梅雨明けはまだ?

2011-07-08 11:29:04 | Weblog

 朝。



 あいまいな空模様。こちらの梅雨明けはいつなんだろうか。もう明けたのかな?




 暑い。それでも全開の窓いっぱいに夏の風は吹き通る。












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アルファポリス