雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

雨のあと肩やはらかにパンを焼くいたはるならば弱きそのひと

2015-08-20 07:39:45 | Weblog
秋の気配に



今日も丁寧に、優しく、しっかりと。


良き日でありますように


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耳のうらに人訪れぬ渚残し岬へ向かふ肌白きこと

2015-08-18 17:15:57 | Weblog



 晩夏に。











 実家とこちらを往復。それがしばらく続きそう。





 さまざまな身のまわりを片付け始める。夏はまだ続くが、秋の気配ほのか。




 この良き時の流れに感謝。








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夏の海さわやかにして磯に立つ日焼けのあとの香ばしきまで

2015-08-15 08:51:48 | Weblog


 夏に。




 歌は水着なのだけれど、わたし自身は呆れたことに二十年以上海水浴をしていない。



 日焼けを避けて。それと潮かぶれ。

 湘南に移ってきたとき、直射日光のまぶしさ強さにおどろいた。
 内陸では感じなかったが、太陽を浴びた腕や首筋がはっきり、痛かったことを覚えている。
 それはこころよい痛覚だったが、以後日焼け止めは欠かさなかった。




 この季節、海辺水辺には、美しい若者たちの軽やかな水着姿が集まる。

 


 金褐色にしっかり日焼けした肌と、日焼けをものともしない女性たちのストラップや胸に残る地肌の白さのコントラストを好ましく思う。




 よき日でありますように。



 この、時間を渡る旅に感謝して過ごしましょう。












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襟足に向日葵オイル垂らすごと暑さよ女体なること輝く

2015-08-14 15:47:10 | Weblog


 暑かった。


 べったりと首や手足に汗をかき、それがすぐ乾き、また汗まみれ。


 いやおうなしになまみを実感する季節。


 こんな歌い方はおおかたの批判を受けるだろうか。不行儀だ、と。



 しかし、ちまたを眺めれば、そこかしこにエステ、美容、化粧、衣装の広告がひしめく。どれをとっても現存する女性性の派手なラッピングだ。



 エイジレス、サプリメント、あれこれさまざま。






 わたしは日常自分の心の用い方で、自分の心身を磨いているのだから、汗水垂らした炎天下の姿に、ごほうびの歌をくれてやってもいいかと思う。




 
 生涯、うつくしいわたしでありたいものだ。







 なろうことなら、上げ底なしで(ふふ



















 






 
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逢はざれば心つながるなめらかな夜闇撫でよと流星の降る

2015-08-13 21:16:09 | Weblog


 今日はペルセウス座流星群が夜空を疾走するという。さっき見上げてみたけれど、雲がちでその気配もない。


 



 歌は「不逢恋」とでも。










 夏は夜、清少納言の言うとおりまひるまのぎらつく暑さがひいて、気持ちだけでも涼しい。






 感謝して今日をしまう。











 
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風ひとつなき海辺に夏服の襞ひるがへる恋ふるとはかく

2015-08-12 11:08:02 | Weblog


 海へ。








 今日もおだやかに丁寧につとめよう。







 川内原発が稼働された。



 むざんやな兜の下の…



 危うさを知りつつ止められないこの風景は遠い。


 











 感謝と喜びとともに。



 主の平和。







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壁に閉ざす時間のめぐりめぐりあひて君もいつかは沃野にあらむ

2015-08-11 16:33:03 | Weblog


 「城」の画像が届いたので、最初のところだけアップ。


  ベテランのパンチョ目黒さんは、メンバー全員に分け隔てなく気を配り、笑いをふりまき、一座をなごませた。

  そして、画像どおり、この凛々しさ!

  娘さんも女優だとか。お父さん似かしら。



 
 未完小説「城」の主人公は循環する時間をどうどうめぐりらしい。カフカらしい。



 センチメンタルなわたしは、主人公の解放と癒しを歌う。



 
  
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鳥たちに潤ひそそぐ雨と陽のまなざし集め風景を見る

2015-08-10 10:32:47 | Weblog


 雨の気配に。





 カフカ、完了。


 愉しかった。







 みなさまに感謝いたします。








 昨日のできごとはもう画像動画となって記憶のなかにしまわれてゆく。


 今はまた別の景色を見て、聴いている。じーじー、という油蝉の声が真夏まひるの時間を埋める。

 これがやがてウィオース、ウィオース、という別な鳴き声にかわる。


 夏鶯のさえずりはいつまでだろう。



 目の前の出来事を見ているのはわたしなのだけれど、それらは必ず「自分の内側にあらかじめあるもの、見たいもの」を見ているのだから、心の下地をわたしのなかに備えてくれたのはどういう力なのだろう、と考える。


 クリスチャンでなければ、それを「神」という言葉を使わずに、さまざまに表現できる。ゲノム、とかなんとか。






 
 今日も感謝とともに。


 神に感謝。ほどほどていねいにいろいろ片づけよう。



 











 


 
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蝉のこゑ風鈴もよし祈りには原爆を見ぬ平和を問へり

2015-08-09 10:18:21 | Weblog



 今日も丁寧につとめよう。





 感謝とともに。












 よき日でありますよう。


























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風鈴の響き残して今日暮れぬ珠玉の今は秋に向かへり

2015-08-08 19:04:52 | Weblog


 もう立秋。


 明日はカフカの「城」本番。幸いなことに満員御礼。ありがとうございます。


 ずっとひとり芝居をやってきて、みんなでつくる演劇というものを初めて経験したが、とてもよかった。


 

 集団の中でそれぞれの立ち位置が徐々に明確になると、芝居全体も求心力をつけてまとまってくる。そんな過程を見せていただいた。








   『未来』8月号に、岩岡詩帆さんの、


  透きとほる浮き球のごと図書館にひとの眠りを見てをり立夏



   語感と情景、わたし好み。そして季節はもう立秋。


   わたしの歌はすこし硬いけれど、かけがえのない今、それから秋を迎える心を。



  それから、

  今日暮れぬ花の散りしもかくぞありしふたたび春はものを思ふよ

   だいすきな和歌。百合花、という院政期、つまりは源平争乱期に、堀河院女御に仕えた宮廷女流歌人。

   『古来風躰抄』におさめられている。このブログでも何度もとりあげた和歌。


  こんな和歌を思い出すと、このブログを始めたころのことも回想される。


  歌をうたうのが楽しくて仕方がなかったころ。今もそうだけれど。







   

 


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アルファポリス