雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

森のかげ水低く圧(お)す問ひ止めばさざなみさえも明日は明日は

2009-05-30 13:46:08 | Weblog


 デューラーの絵から。何百年も前の絵なのに、まるで近代の超現実主義の絵画のよう。


 風景のむこうに、描かれたものと違った光景が見える気がする。






 明日は、ちょっと……な日。それもひとつの始りと思う。



 てりかげり、日々さまざま。




 
 めげずに続けよう。


 淡々と。  言い聞かせる、自分に。







コメント (2)

時を超ゆる水を旅せりうつそみのいのちの水を聴く夜の雨

2009-05-28 20:05:38 | Weblog

 雨に。








 進歩、停滞、それから、またひらいてゆく。


 そんなことの繰り返しで日々。



 今の時間、なすべきことに迷いがないので、こころは澄んでいる。


 できるだけのことを、遂げようと願う。




 水滴がしたたる。……その音で、夜はいっそう静かに聴こえる。






 














コメント (4)

うつそみの思惟しづかにゆめに混じる藻ならず揺れる体温のある

2009-05-21 16:18:02 | Weblog



 ゆうぐれ。




 
 ちょっとねむってしまう、思わず。


 やることは、まだたくさん残っていて、ねむりの半ばではっとする。



 熟睡ではない、半透明なうたたね。めざめて、うすぼんやり。



 ふと歌いたくなる。頭のきりかえ。口ずさみ。




 淡々と、できるだけのことを遂げよう。



 画像は「編み物」


 
 こまごまとした日常。







コメント

麻の葉はゆるく着付けむ皐月空のやや蓋がれて絹の重み変はりぬ

2009-05-16 10:10:22 | Weblog



 ひさしぶりに袖をとおす単絹。



 何年ぶりだろう。 淡いたまごいろの麻の葉模様の紬。



 今日の空のいろのように、くすんだ明るさ。





 帯は、ちょっと派手めかな……。


 和服を着付けると姿勢と気持ちがただしくなるみたい。



 絹はいきものだから、湿度がかわると手触りも微妙に変わる。



 このきものも、たぶん、かなり古いものかもしれない。











コメント (6)

若葉抜ける風のより道ぶらんこはからっぽのまま遠景となる

2009-05-14 13:12:48 | Weblog


 午前中を終えて。





 ふとした時間のはざま。ちいさな空間と空白。



 
 ふるいぶらんこ。誰もいない遊び場。

 日の光と、鶯の声。静けさは、鳥のさえずりでかえって際立つ。




 風道のさやぎ。桐の花が咲いていた。









 時間はとどまらずながれる。

 
 ぶらんこの印象も、たちまち遠ざかる。






コメント (2)

うたひ得ぬことあまた繰る薔薇玉(ろざりお)にゆるされよ五月は御母の月

2009-05-08 14:42:22 | Weblog


 五月は聖母月




 ロザリオの月。薔薇は聖母の花と。百合も。

 
 
 うたわれぬこと。

 
 薔薇玉をめぐる静けさ。帰去来。


 
 今日も、いちにちのつとめを半ばすませた。できることを遂げて。

 夕方から夜にかけて、いくつか果たしたいことは残る。




 ケアワークを始めて、毎日が自問自答の連続だった。できるかしら? だいじょうぶかな? 今日はどうなることか……できるだけのことを丁寧に…せめて。


 そんな積み重ねで足掛け二年が過ぎた。


 人生の出来事を、表面だけ知ることはできるけれど、こころのなかの揺らぎや清濁のさまざまは、わからない。


 時間が、静かに流れてゆけばいいと思う。それでもときに波風はたつ。


 うら若いきよらかな十五歳の聖母。



 ……なまみの彼女の心に去来した想い……祈りを、わたしはときどき想像する。


 画像は聖母ではなくって、ふつうの「羊飼いの少女」 ブーグロー。


 まっすぐできれいなまなざし。

 
 
コメント (6)

アルファポリス