雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

風音や茜の酒を温めて歳の境を酔ふて浮かぶよ

2021-12-31 19:55:00 | Weblog

 大晦日。

 アルコールに弱いので赤ワインお湯割りで、すでにほろほろ。除夜の鐘を聴きたいけれども、早寝の習慣だから、それまでもつかしらん。


 毎年、大晦日と元日は気ままに、好きなだけ、酔うことにしている。といってもあまり飲めない。ただ甲府盆地は寒いので、お酒を飲むとほかほかする。

 

 

 新しい年こそは、穏やかで平和な歴史になればと願う。

 愛と感謝。

 訪問してくださるみなさん、おすこやかに良い年をお迎えください。


 


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背中には夜空を見せて呟きぬ離れて想ふ君は白鳥

2021-12-30 18:55:00 | Weblog


 恋歌。

 今日で私は56歳になった。

 偶然だが、油彩F3号の聖母子を上げた。

 


 昨年の暮れから今まで一枚も、デッサンさえできない日々だった。

 この師走、「ゆりかごの祈り」展でリサイタルを終え、また実家に戻って整理の傍らに油彩筆を取り、思いがけず良い作品を描けたと思う。

 天からのプレゼントだから、これは誕生日の聖母子。

 愛と感謝。

 この一年、なんと激動の時間だったろうか。

 すべてに感謝。

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冬の波鋭く光る汝(なれ)の目を逃れむとまた愛してやまぬ

2021-12-29 19:10:00 | Weblog

 恋歌。


 今日の作業はここまで。

 


 楽譜を読むのと絵を描くのと、同じくらい視力を使う。油彩だと5、6時間は熱中してしまうから、後がたいへん。

 静かな日だった。

 愛と感謝。




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つややかな老いもしあらばきらきらと星座のごとく我に降りてよ

2021-12-28 19:32:00 | Weblog

 油彩修復  月夜  F6号

 


 
 実家の居間をアトリエに変えて、また油彩を始めた。

 過ぎてゆく時間が、何らかのかたちで豊かな実りであればと願いながら。

 今は聖母子を描いている。

 


 
 18世紀スペインの画家、モラレスの絵を資料にしているが、日本的な情緒を加えたいと考えている。が、和服を着せれば日本的イコンになる、という方法ではなく。

 静かな日だった。

 愛と感謝。





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首伸べて何か求めて聞きとれぬ秘密嗅ぐごと逆光まばゆし

2021-12-26 18:58:00 | Weblog

 恋歌。

 この数日、久しぶりに油彩を描いた。1年以上も前に下書きし、そのままにしていた作品。

 


F4号  a wing

寒波が到来し、甲府盆地の風は冷たい。

明日も零下の朝だろう。

良い日だった。

愛と感謝。



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水晶の星座巡らむ冬の夜に隔てて結ぶきらめき追ひつ

2021-12-25 19:51:00 | Weblog

 冬の夜に。

 





 どちらも以前描いたもの。

 薔薇は20数年前。

 それなのに、描いた頃のことは昨日のように記憶に新しい。

 このように歳月が過ぎるなら、これからの20年もあっという間に流れてゆくのかもしれない。

 さまざま、愛と感謝。

 

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星の夜に御子は天隆(あも)りぬ天使たちの唄やはらかに厩に満ちて

2021-12-24 19:41:00 | Weblog

 降誕祭に。

 


 林檎の聖母子、ペンドローイング。

 それから、自画像修復。

 


 昔、感性だけで描いた作品だが、色使いの好みは変わらないと思う。

 キリスト誕生の今夜、愛と感謝。





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少女には夢の花添へ薄紅を暈して時の流れを語る

2021-12-23 14:35:00 | Weblog

 今朝から昔描いた作品を修正している。

 


 日付けを見ると、当時は1998年とある。
何かの理由で首と肩を痛めて、チェロが弾けなくなった期間、気晴らしに油彩やデッサンを始めた。

 24年を過ぎて、今昔を比べれば感慨深い。
 
 純真無垢に描かれた少女の顔は、もしかしたら昔とは変わるかもしれない。


 時の流れに愛と感謝。





 


 

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森に立つ光の柱おさなごは天につながる乳房を仰ぐ

2021-12-21 20:41:00 | Weblog

 家内にクリスマスツリーを飾った。

 


 昨日館山からまた甲府に戻り、年末年始はこちらで過ごす。

 きりりとした冷たい山梨の大気は、海辺の湿度に慣れた肌には痛いほど。


 


 数年前に描いた油彩F30号、レダ。
 今年は甲府でも絵を描こう。風景画を練習したいと思う。イコンの背景に美しい風景を描きたいから。

 穏やかな日だった。

 感謝。


 


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一年の扉開いてまた閉めぬ奏楽の時をめでたく終へて

2021-12-19 18:38:00 | Weblog

素描展「ゆりかごの祈り」2日め。

クリスマスリサイタルはなごやかに終了。

昨年に引き続き、聖書朗読で共演いただいた今井香さんに感謝。彼女は長く、プロテスタント信者で、やはり心からの信仰ある方の聖書を朗読する声は、技術や節回しなどを超えて、真摯な響きがある。




 今年は旧約聖書の詩篇を中心に朗読された。キリスト誕生以前の、プリミティブで情熱的、ダイナミックなユダヤ民族の信仰告白。私はダビデ王の詩句が好きなので、彼女のそれを、敬虔な想いで聞いた。

 私の演奏曲目は

バッハ無伴奏チェロ組曲2番全曲。
フォーレのロマンス、ベルスーズ(歌曲)、シシリエンヌ。
フォスターのbeautiful dreamer 。
シャンソンで、聞かせてよ愛の言葉を。
サン・サーンスの白鳥。

 ささやかでつたないパフォーマンスに参加し、ご静聴くださった南房総の方々に感謝します。

 そして神に栄光を、愛と感謝。




 

 

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アルファポリス