風音に
これも数年前の油彩12号 Mona。
最初にペンドローイングし、それを油彩に描いたのだが、当時手元に集めたいくつかの資料はみな、モナリザの下方がほとんど溶暗していた。
たぶん、もしかしたらルーブルに行っても、古典作品保護のために絞られた照明では、そのような明度でしか鑑賞できないのかもしれない。
今回旧作の手直しをするために資料を探してネットを覗いたら、驚くほどクリアなモナリザがアップされていた。
画面全体、かなり細部までわかるし、色彩も鮮やかだ。これはたぶんグラフィックスで再現された画像だろうと思う。
参考にしながら加筆したが、私は古典技法ではなく、ましてレオナルドのスフマートなど、夢のまた夢、異次元のレベル。
いろいろ拙いままだが、ともあれ擱筆。
全て愛と感謝。