雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

ねむりまへ三つ編み髪のどこかしら逸れ出でまよふ少し愛あり

2008-05-26 23:43:25 | Weblog


    夜の耳髪もて覆ひゆきしかばそれだけのこと愛のごとし



                          森岡貞香さんから



 





 
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触れ遠きうつそみ想ふ地の底の水ゆらぎ揺れて見えぬたゆたひ

2008-05-26 20:59:11 | Weblog



 夜に。


 時間と空間。



 見えるものとみえないもの。


 画像は、ルドン




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みづ浅葱そらが海へと沈みゆくその空白に詩(うた)あふれくる

2008-05-26 19:18:33 | Weblog
 

 夜の手前。


 みずいろの空に。


 





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ゆうるりと夕陽は汗を含みたり藻の香に似せて心よ溶けよ

2008-05-26 17:33:56 | Weblog


 藻の香……磯の香り。


 体液は海に似ると。


 まひるのつとめは一段落。汗ばむ皮膚。すこし陽にやけた腕。


 昨日椿さんに言われた。


 「元気になったな」


 うん、とわたしは答えた。


 働きながらできることを少しずつ増やしていくの。


 そんな毎日。

















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風づたひ草いきれ湧く野の道を抜けて異次元誰かを恋する

2008-05-26 13:00:13 | Weblog


 青草さかんに夏をめがけて伸び行く。


 まひる光の中、昨日の雨を吸った草木はいきいきしていた。


 泉鏡花さんの『草迷宮』を思い出す。


 










 
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陽のありか透かす半身いくひらか汗にじむ朝は触(ふ)れてつめたき

2008-05-26 08:35:24 | Weblog


 暑い。



 陽射しが濃い。



 光の寸前で、花のいろが透ける。


 
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アルファポリス