雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

不可思議の箱渡されぬ夢占はマイヤふたたび少年けもの

2014-07-31 21:16:38 | Weblog


 夢の記録。





 マイヤ・プリセツカヤが現れ、わたしに重厚で華麗な唐草彫りの箱のような、あるいは額縁のようなものをくれた。かなり大きい。一抱えもある。

 夢のなかで、彼女と会うのは二度目、ということになっている。


 水色の眼に、アップに結った金髪で、ほんもののプリセツカヤがブロンドかどうか知らないが、わたしは整った彼女の貌をながめて、グレース・ケリーに似ていると思った。

 わたしは彼女のファン、という立場らしく、マイヤはその箱を自分の「サイン」としてくれた。


 このほかにも二つ、それぞれ少年とヒグマ、チェロと少女劇団などなどが出てくる、やはりきれいで不思議な夢を見たのだけれど、いちばん印象的な夢を書いておく。



 
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風を呼ぶ手のさき伏せぬひぐらしを聴くしぐさしてうなじは見せむ

2014-07-30 12:07:35 | Weblog



 夏。


 この団扇は、たぶん五十年くらい前のもの。塗りの柄に、和紙、手書きの絵。


 枯淡な筆はこびが、目に涼しい。



 こういう団扇は、おだやかに使うのがいいのだろうが、けっこうはたはたと風音をたてている。



 占いネットで「山口雪香」さんの字画占い、というものもあって、そちらも眺めたら、まあひどい。


 頼んでもいないのに、こんなこと書かれたくない。山口雪香さんて、きっと日本全国にわたしだけじゃないでしょうけれど、そう一般的な名前ではないと思う。
 また、ネットで検索すれば「山口雪香」は、少ないながらも、即座にわたしのコンテンツにアクセスする。


 わたしはネットサーフィンほとんどしないのだけれど、これはまるで悪意のよう。

 「雪香」という名前は、椿さんからいただいたもので、わたしのほかにも、この名前を名乗らせて、ヒロインの美しさ、潔さ、強さにあやかりたいから、という少女たちが何人もいたのだ。

 わたしにしても、自分には過ぎた名前と思っているが、年齢を重ねながら、なお、ヒロインの波乱・危難に挑んでひるまない姿を、美しく心に求め続けている。


 たかが占いとはいえ、このような記事は個人的な中傷のようにも思える。

 いかがなものだろうか。

 他者への悪意は、いづれひるがえって自分へのブーメランとなる、とはさまざまな分野で説かれていることだ。こんな悪意をしかけられるいわれなどない、と思いつつ、わたしのいたらなさから、椿さんのヒロインと物語を貶められるのは、椿さんに対してほんとに申し訳ない。

 筆者の良識を願う。ネットは便利だが、こういう、筆者の品性を疑いたくなるうとましい出来事がある。

 そのうち、自分でもちゃんと名前の画数で本格的な占い師にでも見てもらいましょうか。


 ささいなことですが、わたしの名前はいただきものなので、こんなことを書いた。

 読者の御不快さぞ、おゆるしください。




 

 
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鷲の耳で朝のこゑ聞くひろやかな川渡るごと汗に濡れなむ

2014-07-29 08:18:54 | Weblog

 遠くのうつくしい友人から夏のおこころづかいをいただいた。



 こちらの好みを良くご存知、と微笑む。




 ありがとう。







 めずらしくネットサーフィンしていたら、山口雪香さん、という動物占いで、わたしの名前は「鷲」と。へええ~。


 占いって当るのかなあ。何年か前、ある職業占い師さんに詳しく見てもらったら、ずいぶん恵まれた幸福な人生だ(ほんとよ)と言われた。家庭も仕事も友人関係も、それから金運もそこそこ、何もかも円満で、性格は心がひろくておおらかな「愛」と「仁」だって(ほんとよ)。「努力すればしただけ報われる、いいねえ」と(ほんとか! ハイ)


 手相も見て、彼は言った。「一生働く」と。女優だと告げたら、舞台でしょ?と。


 そのころ、母の病気や何やかや、これからのことを考えあぐねて、いろいろ悩みの多かった時期、かなりうれしかった。

 いいことだけ信じましょう。


 あたるといいなあ。


 



 で、こんな思いがけないプレゼントをいただくと、そうかな? と嬉しい。




 


 

 
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皿小鉢の涼しさも美味とりどりに季節運べる衣紋うつくし

2014-07-28 11:14:06 | Weblog

 家族のお祝い事で、葉山日影茶屋で会食。


 きれいに調えられた食器とお料理、それをこちらに運んでさわやかな笑顔、気遣いを絶やさない仲居さんたち。


 髪を結い、適度に襟足を見せて薄化粧。渋い薄衣にきちんと帯をやや大きめのお太鼓に締め、いちいちの挙措も目に気持ちがいい。






 おいしいごはん、素敵な一夜でした。
  

 年にいっぺんくらいは、こういう贅沢いいですね。御馳走してくださったお父さんに感謝。






 お兄ちゃん、お誕生日おめでとう、という集まりでした。

  
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やはらかく逃げるも暑し夏の雲の脱いでまた着てまっしろなほど

2014-07-27 12:37:27 | Weblog



 暑い。











 熱中症のニュースたびたび。




 あせもにならなければ、ほどほど汗をかくのはいいきもち。








 
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やはらかく逃げるも暑し夏の雲の脱いでまた着てまっしろなほど

2014-07-27 12:37:27 | Weblog



 暑い。











 熱中症のニュースたびたび。




 あせもにならなければ、ほどほど汗をかくのはいいきもち。








 
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陽ざらしの身に透(とほ)る汗をゆったりと流して薄い木綿にならう

2014-07-26 08:19:44 | Weblog


 短歌新聞「梧葉」に、「白鳥姫」をご紹介いただいた。


 併せて新作の一首と。


 心散らす風の音聞くうつそみをみづから巻けば朱なる麻帯


 おとりあげくださってありがとうございます。




 歌はそのひとの姿、心柄と弁えて、これからもさわやかにうたおう、と思う。


 古典と現代を気ままに放浪して、いろいろなうたい方を試してきたここ5、6年、今年第一歌集をまとめたおかげで、よしあしとりまぜて、客観視できた。



 


 



 

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もつれたる糸あやしたり夏の姿を水彩にして一枚、二枚

2014-07-25 13:45:29 | Weblog

 暑気に。



 仕事をしても、それ以外でもさまざまな考えが、陽射しのように強弱する。




 時々自分の心の絵をあたまのなかで描いてみる。



 そんなことを。






 




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心より余るこゑ聞くはなびらのそよぐ鼓膜も熱帯夜かな

2014-07-24 14:23:11 | Weblog



  胡蝶蘭の咲くのを見て。



  ゆっくりと蕾がほぐれてゆく。






  音もなく、ゆるやかに。




  





  
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くれなゐに心ほぐしぬ朝の陽を淡く浮かべて胡蝶蘭咲けば

2014-07-14 07:07:31 | Weblog


  机の傍で、ミニ胡蝶蘭が咲いてくれた。




  ありがとう


  なんにもお手入れしなかったのに、風通しのよいせいか。




  今日もできることを丁寧に。


  今自分のできるいちばん適切なことを。












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