雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

いたはりは瞼に深い湖(うみ)のごと此処には見えずさやに潤す

2024-08-15 21:27:00 | Weblog

 終戦の日。

 この穏やかな日本の平和と繁栄が続きますように。


 山﨑豊子は『不毛地帯』の主人公に語らせている。
 「勝てない戦争はしてはいけない」
 太平洋戦争が始まる前、米英連合軍に勝てないことはほぼわかっていたそうだ。それでも対戦に突き進んでいった力、負のエネルギーは何だろう。
 さまざまな分析はできる。
 これからの日本が、当時のようなマイナスエネルギーへ引き込まれないように、私たちは努力しなくてはと思う。

 穏やかで健やかな日本でありますように。

 愛と感謝。

 



 

 

 
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母の魂(たま)黄泉路より来て夢に見ゆその若き声耳に残れり

2024-08-14 20:54:00 | Weblog

 昨夜、母とふるさとの夢を見た。

 新盆で、いろいろ彼女を追憶することが多かったせいだろうか。魂が盆棚の馬に乗り、彼岸から戻ったのかと思う。

 夢の中の母は黒髪で、30代か40始めくらいの若々しい姿だった。彼女が一番働き盛り、元気だった頃の容姿。

 亡くなってから、母は何度か夢に現れたが、いつも笑顔で、結構楽しく暮らしている雰囲気。それで私は安心する。

 あの世はあるんだろうか。
 魂は。


 


 
 愛猫アクアも夢に現れてほしい。
 私には、まだ彼が死んでしまった実感がうすい。まだ、家のどこかにいるんじゃないかな、と思ってしまう。
 幸せな思い出だけ残してくれたアクア。


 大切な家族に愛と感謝。

 

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風音を埋め尽くして夏蝉の唸りかがやき揺るる緑蔭

2024-08-13 20:41:00 | Weblog

 蝉の声に。

 


 那古寺の参道。

 小高い眺めは海を見渡せる。

 木陰で休む時の流れに、隙間なく蝉が鳴いている。この旺盛な命の声を、三島由紀夫は「数珠を繰るような」と形容していた。その記述は『天人五衰』の最後だったろうか。
 かつて、松枝清顕を挟んで、二十歳の青春をともに高揚した本多繁邦と綾倉聡子。ふたりの60年ぶりの再会のくだり。

 以前愛読した文学の記憶が、自分自身の時の流れそのもののように浮かみあがる。

 愛と感謝。
 
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夕立のなきニッポンに絡みつく手足太陽蛸のごとしも

2024-08-09 19:54:00 | Weblog

 ねばりつくような酷暑に。

 



 自然の恵みに感謝。

 愛と感謝。

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いたましく傷を享けたる黒い稚魚夏空へ泳ぐ汝(なれ)はうつくし

2024-08-07 20:31:00 | Weblog

 ふと。

 天国は、人間だけのものじゃないと思う。
 
 私の大切なアクア、可愛いベル、そして次々と、死んでしまった稚魚や金魚たち。

 永遠の青空、天空で遊んでいる。

 


 いつかまた、彼らと会えるだろう。

 愛と感謝。


 
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朱夏の底に埋め尽くしてもなほ熱き嘆きとよもす原爆忌けふ

2024-08-06 18:57:00 | Weblog

 広島、原爆忌に。

 


 核廃絶、世界の恒久平和。

 心から願います。


 良い一日だった。

 愛と感謝。

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永遠(とことは)の星らきよらに振りしきる楽譜の音色指に紡ぎぬ

2024-08-04 21:32:00 | Weblog

 おやすみの今日は、朝から好きなだけチェロを弾けて、嬉しい一日だった。

 フォーレのセレナーデ、ヴィヴァルディなど、ずいぶん楽に鳴らせるようになり、嬉しく、小さな達成感がある。
 昨日よりも、今日の方が、ささやかであろうと、良いものを自分の中に作っている、と。
 

 



 大満足の自分の時間を作れた。

 家族に感謝。


 愛と感謝。


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朱夏の熱をつめたしと思ふ街ありていずれすべてに去る時が来る

2024-08-03 20:23:00 | Weblog

 真夏に。


 



 
 良い一日だった。


 愛と感謝。

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8月の風ひろびろと空を運ぶ素肌のひかり向日葵のいろ

2024-08-02 21:20:00 | Weblog

 夏の風に。

 



 真夏。

 午後、チェロと三味線を弾けて、良い時間を過ごせた。


 おだやかな日常に感謝。

 愛と感謝。


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夏の喪を終へて驟雨のすずやかに亡き人の庭の樹木潤す

2024-07-30 19:36:00 | Weblog

 久々の驟雨に。

 明日は館山に帰る。

 午後から今夜にかけての雨で、干上がりそうな庭もだいぶ助かるだろう。

 母が気にかけていた家や庭だから、彼女の心があちこちに残っている。

 


 
 私がかなり庭木の植え込みを変えてしまったけれど、できるだけ清楚に整えておきたい。

 良い一日だった。

 愛と感謝。


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