この季節、いつも思い出すこと
けふ暮れぬ花の散りしもかくぞありしふたたび春はものを思ふよ
(前斎宮河内)
このブログをたびたび訪れてくださる中には、変わりばえのしない、と思う方もいらっしゃるだろうか。
桜の花は、そろそろと散り間際。
昨日、今日と復活祭の御ミサにあずかった。
昨日、介護福祉士の合格通知が届き、しみじみとこの一年を思う。
また、それまでの日々も。
それと前後して、またお三味線を、すこしずつ弾いている。
昔の楽譜。書き込みこまごまと、余白に残る。それが詩の断片のよう。
またバッハや、サティなどを。
チェロに増して、華奢な三弦では、ひとつの音粒を、どれだけかろやかに、また豊かな余韻を残せるかしら、などと考えつつ、おさらい。
三弦の感触が、すっかり手に戻ってきたら、いつかまたパフォーマンスいたします。
素朴な物語をかたりつつ、まろやかな音色で。
そしたら、おひまな方、覗いてくださいませ。