真夏日!
汗びっしょり。でも笑顔をいただいた。うれしい。
ともかく、できることを済ませた。
この青空もまた明日には雨もよい。
あちこちで見かける紫陽花の蒼白な天辺が、だんだんふとってゆく。
あれは花ではなくって、もとは葉っぱの変化したものと聞いた。
植物の不思議な彩りと変化。
天も地も真青(まさお)き五月ふかみゆく今日のこころよかげりのあるな
窪田空穂さんの歌
九十歳のときの詠草という。うつくしい。そしてみずみずしい。
さまざまな人生の変転を超えて、しみじみと銘歌を詠われた。
この本歌そのもののような夏の一日、もうじき暮れる。