プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★ちんたら旅(後編):山手線

2021-10-29 07:41:42 | 日記・エッセイ・コラム
 佐々木新一のヒット曲「あの娘たずねて」(1966年)を知る人は、今では少ないが、「花の東京のどまんなか ぐるり回るは山手線」と聞けば、「ハハーン、あの歌か」と思い出す人もいる筈だ。

 40年ほど前、東京勤務だった当時のことだが、職場の仲間と運動不足を解消するため、週一回、プールへ行こうと思い立った時、この歌を思い出した。

 私が世話役になって、目標を「山手線一周(約34.5㎞)を泳ぎ切る」とし、泳いだ後の反省会で飲む量を「泳いだ距離」と決めた。

 運動後に飲むビールは、格別に美味い。泳ぐ距離見合いなので、みんな真剣(?)だった。逆に、飲めない私には、好都合なルールでもあった。

 同僚から「ずるい」と咎められたが、飲む量が少なくても、みんなと同じように、いい気分を味わった。

 3年間で目標を達成できずに転勤になった。当時、暗記した山手線の駅名も、今では正確に言えない。