プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★年の瀬の感慨(後編):社会

2021-12-30 08:33:54 | 日記・エッセイ・コラム
 今年の漢字一文字「金」は、社会的な象徴として分かりやすかったが、政界では、今年に限定した文字ではない。

 一文字が決まった12月13日、私は、「新」と予想し、見事に外れた。しかし、「安倍一強」を支え続けた「NASA」が、崩壊し、岸田「新」政権が誕生したと考えれば、愉快になる。

 さて、「NASA」とは、アメリカの航空宇宙局の略称だが、Nを二階、Aを安倍、Sを菅、をA麻生と置き換えれば、今年の終わりに相応しい。

 「成長と格差」から「成長と分配」路線への転換は、前途多難だ。しかし、「しん」は「信頼」にも「辛抱」にもつながる。信じて、辛抱して、新らしい夜明けを待ちたい。

★年の瀬の感慨(前編):私的

2021-12-29 09:32:12 | 日記・エッセイ・コラム
 年の瀬が近づき、車の往来が多くなり、県外ナンバーを見かけると、不自然だと思うのだが、以前とは異なる感慨を持つようになった。

 政府が勧める年末始の過ごし方は、今の生活パターンそのものなので、「手指消毒・検温・マスク着用」は、習慣化し、何の抵抗もない。

 また、「密」は嫌いな性分だし、交友範囲が狭いので、夜の街で飲む機会もない。

 しかし、夫婦間の会話さえ、単語だけの日も珍しくなく、食事も黙食に近くなった。強制的ではなく、個人の選択肢の範囲内の行動であれ、新型コロナに心が蝕まれたかのようで、やりきれない気分になる。

 人生の最終章に差し掛かった者の心得は、「孤独に耐える」ことだが、現実に向かい合う難しさをヒシヒシ感じる年の瀬だ。

★クリスマス・カードと年賀状

2021-12-28 09:16:41 | 日記・エッセイ・コラム
 今年発行されたお年玉付き年賀はがきは、約18億枚強。ピークだった2003年の4割ほどに減ったという。

 年賀状文化は、中国や韓国にもあり、日本固有のものではない。新年を祝う点では、キリスト教国でも【Merry Christmas and a Happy New Year】と書いたカードを送る人が多い。

 しかし、年賀状とクリスマス・カードの両方を送るのは、遊びの世界のようで、あまり感心しない。

 私は、年賀状を書かないようになって、10年以上になる。メールやSNSの普及もあるが、自分の感性が鈍くなり、新年の節目を寿ぐ感覚が鈍くなってきたようにも思う。

★真逆のクリスマス

2021-12-27 09:08:10 | 日記・エッセイ・コラム
 最近、雪国仕様の住宅が普及し、ツララが出来ない家が多くなったが、冷え込みが激しく築40年のわが家の軒先に、今朝、長いツララが出来ていた。

 彦根・長浜で、歴史的な積雪量を記録したが、金沢より雪が降らない少ない地域で、24日に訪れた時は、晴天だったので、私が、X'masに雪を贈ったような錯覚を覚えた。

 一方、パースに住む娘は、連日、40度近くの猛暑続きで、マスクをするのが億劫だと伝えて来た。

 10数年前、娘が、ダニーデンで挙式した日の前日がクリスマスで、先方の自宅に招かれて、新しい家族と一緒にクリスマスを祝った。

 グリーン・クリスマスも良いもので、ギネス記録を持つ「ボールドウィン・ストリート」の急坂を走って上ったことが懐かしく思い出される。

★クリスマス異変

2021-12-26 07:40:04 | 日記・エッセイ・コラム
 日本国内で、最初にオミクロン株の感染者が確認されたのは、11月28日に入国したナミビア国籍の30代の外交官だったが、その後、大阪・東京・京都等で、次々と市中感染が確認され始めた。

 全国拡大のカギを握る大都市で、オミクロン株の感染者が出たことで、今後の状況が懸念される。

 ついては、名古屋工大の研究チームが、AIを使って予測したら、「来年2月に、東京都で、新規感染者数が3,000人を超える」との試算が出た。

 有難くないクリスマス・プレゼントだが、感染力が、今までのウイルスより強力な変異株らしいので、年末年始にかけての人流が、気になる。

 市中感染は、保菌者が分からないので、マスク着用等の基本動作を徹底する以外に、自己防衛の手立てがなく、深刻な警鐘と心得ておきたい。