プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★旅のスタイル(番外編の続編):品性

2021-10-17 08:29:53 | 日記・エッセイ・コラム
 昨年、GoToトラベルに乗り遅れた東京都が実施した「実質ゼロ円」で泊まれるプランが、金沢でも出始めた記事を読み、実に嘆かわしく、腹立たしい。

 スキームは、石川県と金沢市の旅行割を適用した後、ホテル側が客に対し、支払額と同じ金額分の食事券を渡すので、「タダ泊まり」になる。加えて、県民旅行割のクーポン券(最大2千円分)も貰えるので、2,000円得する勘定になる。

 別のホテルでは、「タダで泊まって3,010円のリターン」がある。宿泊せずに、食事券だけ受け取って帰る客もいたそうで、実にさもしい根性だが、犯罪ではない。

 いくら旅行需要を回復し、集客につなげる狙いだとしても、まともな商売ではない。もとは、政府が推進する「GoToキャンペーン」の仕組みにある。

 道徳教育の強化を叫びながら、品性を貶める施策を推進するなら、財政再建の看板も降ろすべきだ。