プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

◇2004年マラソン総括

2004-11-30 16:41:02 | スポーツ
 師走と聞くと、気ぜわしい気分になるのは、何とも不思議なものだ。隠遁生活同様に、毎日の生活のリズムは全く変わらないのに、世間並みの思いをしている自分が可愛くもある。

 本来ならマラソンシーズン真っ盛りというところだが、私の今シーズンは早々と終わりを告げた。体調不良で予定していたレースを2連続欠場してしまい、来春まで待たなくてはならない羽目になった。とりわけ、今年最大の目標だった「河口湖マラソン」(11月28日開催)は、日本一景色の良い大会として評判で、富士山を仰ぎみながら紅葉の残る河口湖を走る人気大会。
今年は天候にも恵まれ、真っ白い雪をかぶった富士山が青空に映えて最高だったと、走友から聞かされて、なお一層残念だった。

 それにしても、今年の風邪は完治するまで長引く傾向があるようだ。10月24日の沖縄久米島マラソン以降だから、やがて1ヶ月間グスグス言っていたことになる。この間、病院で精密検査を受けるなど、さんざんで、肝機能が低下しているということでハードな運動自体を禁止されてしまった。河口湖マラソンが終わった頃から体調が上向きだしたのは、何とも皮肉なことだ。加齢とともに、回復に時間がかかるようになったことを痛感した。

 さて、今年一年のランニング総括だが、目標値は全て未達成におわった。一昨年、大病を患って以来、二度と走ることが出来ないと半ば諦めていたことを思えば、まだ良しとすべきなのだろうが、それなりの目標を設定しただけに、達成出来なければやはり残念だ。タイムレースは、10回出場したが、いずれもベストに程遠く、一番良い記録が、10キロで56分31秒、ハーフ2時間8分22秒、フル4時間47分32秒だった。

 フル以外は、初レースのタイムとほぼ同じ。走暦7年目にして走り始めた当時と同レベルなのがくやしい。現状では大幅な記録更新は到底望みようも無く、3年計画で「65歳でベストレコードに挑戦」の中期目標を設定する決心をした。3年先の目標を設定しておけば、簡単に老け込む余裕もないだろうから、地道な努力をステディに積み上げていきたい。


◇第8回大阪・淀川市民マラソン

2004-11-12 11:16:09 | スポーツ
 2004年11月7日。第8回大阪・淀川市民マラソン大会に出場した。本大会は、通算4回目(フル2回、ハーフ2回)の参加だ。
 今年は、妻と一緒にハーフマラソン・ペアの部にエントリー。二人の合計タイムで順位を競うのだが、このルールが面白い。レース途中、どう走ろうと自由だが、ゴール地点では、「二人手をつないでゴール」しないと失格になるというものだ。一人勝手に先に行ったら待つしかないことになる。夫婦とは限らないが、男女ペアが仲良く走るのが狙いだから当然といえば当然だ。

 だが、このルールを前日知った女房が怒り出した。「相手に気を使う分、ストレスが溜まって嫌だ」というのがその言い分。同じ走力レベルであれば、競い合うのもいいだろうが、元来、マラソンは個人競技だけに二人の合計タイムで順位をつけることに反対だと言う。過去、彼女がベストタイムを記録したレースは、必ず私がペースメーカー役を果たしているのにと、内心、不満だったが剣幕に押されて黙っていた。逆に、そのことが負担だったのかとも思われ、「楽しく走ればいいじゃないか」となだめたが、最後まで納得しなかった。

 ところが、妻は数日前からの風邪をこじらせて当日朝、発熱しレース自体を棄権せざるを得なくなった。ホテルに妻を残し、私は出場したが、張り合いを失い、平凡なタイムに終わった。精神衛生上、良くないので、今後は一緒にゴールするというルールならペア競技に出場しないことに決めた。


☆沖縄料理ア・ラ・カルト

2004-11-02 10:26:09 | 日記・エッセイ・コラム
 沖縄料理の代表格といえばゴーヤチャンプルー。健康食としての評価が高く、本土でも家庭料理として普及してきた。ところが、今回、久米島を訪れて、それがほんの一部であることを認識させられた。チャンプルーといっても、ゴーヤのほかに、豆腐チャンプルーや麩チャンプルー、へちまチャンプルーにパパイヤチャンプルーなど、その種類は非常に多い。

 5日間の滞在中、朝食はホテルでとり、昼も夜も店をかえて食べ歩いた。チャンプルーの味は店により微妙に異なったが、美味かった。もう一つ忘れてならないのは、もずく雑炊。沖縄もずくを使った雑炊だが、絶品だ。新鮮なもずくをふんだんに入れた素朴な味にすっかりとりこになってしまった。船主直営の居酒屋で作り方を教わり、もずくをわけてもらい、持ち帰った。果たして同じ味が出せるか疑問だが、もう少し寒くなったら自宅の食卓を飾るのを楽しみにしている。

 沖縄といえば、本島や宮古島、石垣島、西表島等々を思い浮かべる人が多いが、久米島は那覇空港から飛行機で35分足らずで着く穴場的存在。観光的には本島ほど洗練されていないが、その分、ゆったり気分で滞在出来るお勧めの島。”はての島”は有名だが、他にも多くのダイビングスポットがある。面積は沖縄諸島の中で4番目で、人口約1万人のこじんまりまとまった島だ。

 訪問の目的は、マラソン大会参加がメインだったが、副産物として沖縄料理の幅広さを知ることができ喜んでいる。もちろん、マラソン大会自体の盛り上がりも素晴らしかった。沿道では、子供さんからお年寄りまで長時間にわたりランナーに拍手を送り、励ましてくれた。踊りや太鼓をまじえた熱心な応援と私設エイドの多さに、人情の温かみが伝わってきた。フルマラソンは昨年、新設されたのに、「2003年マラソン100選」に選ばれただけのことはあると納得出来る、ローカル大会の良さが随所に感じられた。