パースに住む娘から、就職が決まったとの報せが入った。今春、クライストチャーチからパースに移って、半年近く要した。遠く離れて気をもんでいたので、電話に出た妻の声がいつもより弾んでいた。
英語圏では、英語を話せて当然なので、日本人が正社員になるには相当の覚悟が必要になる。娘は、医療事務を扱うための専門用語の猛特訓を受け、何とか病院に採用された。
さて、日本の失業率が高い現在、ワーキング・ホリディを利用して海外へ行く若者が増えているようだが、海外でも日本同様、厳しいと心得ておきたい。飲食店の皿洗いや免税店等でアルバイトするつもりなら別だが、、、。
英会話力の向上を目的とするなら、ワーホリに出掛けるのは安易過ぎると忠告しておきたい。私の体験からしても言えることだが、英会話力アップを目指すなら、日本語の新聞・雑誌がない国や都市を選定することが肝要だ。外国で日本人同士が群れているのを見ると、実に情けなくなる。