プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★桜を愛でて

2018-03-31 09:02:44 | 日記・エッセイ・コラム
 桜という花は、咲き始めたら日に日に、鮮やかさを増し、満開になったら散るのも早い。その潔さが、日本人好みでもあるようだ。

 とりわけ、雪国の住民にとって、長く厳しい冬から解放され、草木が一斉に芽吹く春の象徴が桜で、「世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」は、言いえて妙だ。

 そして、花見に酒は付き物と、「お酒飲む人花ならつぼみ 今日もサケサケ明日も咲け」 と浮かれ、「酒のない国へ行きたい二日酔い また三日目には戻りたくなる」で、酒飲みの懲りない心情を垣間見る。

 束の間の旬を過ぎる時、「散ればこそ いとど桜はめでたけれ 憂き世になにか久しかるべき」で締め、無常を感じさせる不思議な花でもある。

★金沢で桜の開花

2018-03-30 09:09:50 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日の午前、ブログに桜の開花間近と書いたら、お昼に、「金沢で開花宣言」のニュースが流れた。

 ディジタル時代にあって、桜の開花をアナログ判定するというのは、風情があるし、私の観測とも一致したので、老人の感性もまんざら捨てたものではない。

 さて、金沢地方気象台の標準木は、同敷地内のソメイヨシノになっているが、私は見たことが無い。厳密にいえば、以前は、気象台が私の生活圏にあったので、毎年、見ていたが、平成3年に移転したために、見る機会がなくなった。
 
 しかし、移転した跡地が、平成6年3月に「弥生さくら公園」として整備されたので、標準木だったソメイヨシノの大木が、今もなお見事な花を咲かせている。

 時代の移ろいを感じるが、サクラの生命力の強さと潔さに触れる時期でもある。

★金沢の開花、間近!

2018-03-29 09:29:49 | スポーツ
 テレビでは、すでに満開を迎え、花見に繰り出す人たちの華やいだ様子が伝えられるが、金沢の開花宣言はまだ出ない。

 しかし、今朝、自宅周辺を30分間程、ジョギングしていたら、つぼみがぐっと赤みを増した中に、一輪、サクラの花が開いているのを見つけた。

 昨年の金沢地方気象台による開花宣言は、4月4日。今年は、大雪の影響で、遅れると思っていたが、今週に入り暖かい日が続いており、開花間近を予感した。

 「年々歳々花相似たり 歳歳年年人同じからず」の無常を噛みしめつつ、足を止めて、その一輪に見入った。長く厳しい冬から解放される雪国の春は、刹那を生きる喜びを倍増させる。

★外堀が埋まっても、、、

2018-03-28 09:56:24 | 日記・エッセイ・コラム
 昨夜、今朝の報道番組は、27日の佐川氏の証人喚問に関するもののオン・パレード。

 生中継を観ていないので、編集側の予見も排除できないが、政府・与党の用意周到さと狡猾さを見せつけられ、「証人喚問の意義」に疑問を感じた。

 佐川氏の補佐人を務めた熊田弁護士のプロフィールを見れば、裏事情が見えてくる。弁護士になる前は、最高検察庁や東京地検特捜部、さらには、韓国の日本大使館一等書記官等々、輝かしいキャリアの持ち主。

 2014年に弁護士転身後、小渕優子(元経済産業相)や、甘利明(元経済再生担当相)が刑事告発された際、弁護を担当する等、安倍政権の御用達弁護士だ。

 本件が、今後どうなるのか不明だが、私は、安倍総理は、さらに内閣支持率が低下しても、辞任しないし、解散総選挙にも打って出ない。そして、秋の総裁選までに起死回生策を模索しつつ、逆風が収まれば出馬し、収束しなければ断念すると予想している。

 

★孤立無援

2018-03-27 08:46:12 | 日記・エッセイ・コラム
 森友が終われば、次は加計だと騒いでいる間に、日本が国際社会から疎んじられないかと不安になる。

 北朝鮮をめぐる国際情勢は、韓国大統領が打った大博打が功を奏したのかどうか分からないが、オリンピックを政治利用するなと批判した安倍総理の思惑と逆の方向に進行している。

 平昌五輪の開会式前日まで、「北朝鮮と国交を断絶せよ」と言っていたら、その当日、米朝の会談が予定されていた。実現こそしなかったが、その後、閉会式には、アメリカはイバンカ、北朝鮮は金英哲が参加するなど、表面的には、融和ムードが漂い始めた。

 4月以降、南北首脳会談、米朝首脳会談、或いは、米朝韓首脳会談の開催等々、予断を許さない正念場を迎えるが、どこにも日本の名前が出てこない。

 安倍総理が、自らまいた内政問題に時間を費やし、気がついたら、蚊帳の外に置かれていたことにならないように願っている。