プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★年金制度の未来

2019-08-31 07:43:03 | 日記・エッセイ・コラム
 8月27日、厚労省が公表した公的年金の財政検証の結果は、今後、国民の不安をいっそう増幅させる。

 政府が掲げる「100年安心できる年金」とは、「制度を100年維持出来る」ことを意味し、「安心して生活できる」と誤解してはいけない。

 また、年金支給額から介護保険料や国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、個人住民税が天引きされるので、実際の受取り額は、相当少なくなる。

 その点で、金融庁試算は当を得ており、一部有識者は、2,000万円でも足りないと指摘している。

 生涯医療費でも触れたが、高齢になればなるほど介護や医療機関にかかるので、「就労年齢の引き上げ」や「年金支給開始時期の繰り下げ」は、非現実的だ。

 経済成長率や物価上昇率、或いは、就業年齢や年金支給開始年齢等々、すべて若い世代の人達が、将来、直面する問題ばかりなので、当事者意識をもって、もっと政治に関心を持つべきだと思う。

★高校野球日本代表チームに違和感

2019-08-30 07:42:30 | スポーツ
 先日、野球の第29回U18W杯に出場する高校日本代表チームが、ポロシャツを着用して韓国に出発した光景に違和感を感じた。

 冷え込む日韓関係への配慮から「JAPAN」のロゴや日の丸のエンブレムを付けなかったそうだが、それなら、私服にすればよく、お揃いのポロシャツを用意する必要が無い。

 なぜ、生徒たちに日本政府の措置や韓国の誤った報復を説明し、毅然とした態度を示さなかったのか?

 物わかりの良い優等生ばかりだから、恨み言を口にしないが、政治とスポーツは別と言いながら、事務局の卑屈な言動が不愉快だ。

 なお、先に慶州市で開かれた国際少年サッカー大会では、日本チームが地元の市民から熱烈な応援を受けたが、日本国内では、大きく報道されなかった。

★100年長寿時代の健康保険:番外編

2019-08-29 07:48:34 | 日記・エッセイ・コラム
 国民一人当たりの生涯医療費を調べてみて、初めて、自分が応分の負担をしているのか気になった。

 厚労省資料によると、70~74歳の5年間に使う医療費は276万円で、75~79歳になると308万円に増大する。年額に置き換えると、55万円から62万円に相当する。

 自己負担額は、保険を使えば、5~6万円から多い人でも19万円程で済むので、有難い制度だと思う。

 ちなみに、私の場合、健康保険に加入しないで、全額実費払いの方が安く、数字だけみれば支える側なので、応分以上負担していると自負している。

 今後の生活の指標として、現在の状態を少しでも長く、維持出来るように心掛けたい。

★100年長寿時代の健康保険(完)

2019-08-28 07:47:35 | 日記・エッセイ・コラム
 健康保険制度は、素晴らしい相互扶助制度なので、これを維持するためにも、負担の公平感を担保することが重要になってくる。

 「健康な人」が「病める人」を支えているので、行政機関は、健康寿命を延ばそうと努力しているが、地域別に濃淡が見られ、医療費の差に表れている。

 人間は、褒められると喜びを感じ、活力が湧く動物だ。現行の「長寿祝い金」を廃止し、一定期間、健康保険を利用しない人に「祝い金」を贈れば、新たな財源は不要で健康促進に資する。

 遠い昔、「ゆりかごから墓場まで」と習ったが、人の一生は、「成老病死」で、誰もが同じ道をたどる。自分の健康に留意すれば、豊かで幸福な人生になり、医療費の節減にもつながるのだが、、、。(^o^)

★100年長寿時代の健康保険(中)生涯医療費

2019-08-27 08:14:05 | 日記・エッセイ・コラム
 一人の生涯にかかる医療費総額は、2,700万円と分かったが、これを年齢層別にみると、興味深い。

 0歳~19歳の累積医療費は、281万円だが、生後5年間で122万円を使っている。人間としての機能固めの時期にあたり、行政の施策とリンクする。

 20~39歳では、224万円と低く安定している。社会人として活躍する時期で、心身ともに充実し、健康な状態で、生涯で医療費が一番少ない。

 40歳を転換点として、増加傾向に転じ、40~59歳で438万円に倍増する。生活に余裕ができる時期なので、メタボや生活習慣病の警鐘ともいえる。

 60歳以降は、急速に医療費が増大し、高齢になるほど顕著で、75歳以上で生涯医療費の40%にあたる1,072万円を使っている。