プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★今日は「竹島の日」

2006-02-22 09:23:09 | 日記・エッセイ・コラム

 今日2月22日は「竹島の日」。日韓両国が領有権を主張している竹島(韓国名”独島”)だが、昨年、島根県が条例で「竹島の日」と定めて1年目を迎えた。当時、韓国内では日本大使館近くで、日章旗を焼く抗議行動が起きるほど、加熱した騒ぎだったのに今年は双方とも平静だ。マスコミも取り上げない。長くて古いそして未解決な問題は、北朝鮮やロシア、中国関連等々、他にも山積している。

 一方、国会では、堀江メールの真偽と金銭授受を巡る論戦が、今日の党首討論の主題になりそうな気配だ。政治家と金にまつわる黒いうわさは、今までに何度も取りざたされながら決め手のないまま不問にされて来ており、今度こその期待があった。しかし、追求する側の民主党に極めて不利な形勢だ。

 問題の核心は明確だけに、政争の具にするような小細工は避けて早急に真実を洗い出す努力を双方に期待したい。そして、来年度予算と構造改革、税制・外交・少子高齢化問題等々の審議に入らないと、ライブドア・ショックに国会が振り回されてしまうのでは堪らない。


★地産地消と現実のギャップ

2006-02-15 10:06:18 | 日記・エッセイ・コラム

 娘夫婦が一泊二日の慌ただしい日程で来沢した。わざわざ、この寒い時期に来なくても良いのにとなだめたが、目的は旬の魚を食べることだった。早朝に羽田を発って、翌日の最終便で帰京するまでの二日間、魚づくしの食事になった。

 今の時期の魚は、油がのっていて甘味がありどれも美味い。北陸というと蟹や甘海老を真っ先に挙げる人が多いが、二人は見向きもしなかった。東京では買い求められない近海魚で美味しい魚があるからだ。ようやく、本物の魚の味が分かるようになったかと誉めてあげたい。その土地へ出掛けて旬の物を味わうのが一番贅沢なのだから。

 金沢市民の台所と呼ばれ、観光客で賑わう近江町市場へ行くと、同じ魚なのに、北海道や東北産より地元産の方が高いので娘夫婦は驚いていた。遠方から輸送するコストがかかるのに、不思議な現象だ。私は、成人するまで近江町の近くに住んでいたので、よけい違和感がある。

 流通機構が高度に発達し、地方の産物が首都圏や関西圏などの大消費地に集積すると、地方では需給バランスが崩れてしまい、高くて口に出来なくなってしまうのだ。「地産地消」というが、地方の食文化が崩壊しつつあるとさえ感じる。所得の格差が拡大しているというが、食文化にも影響を与えているのは紛れも無い事実だと思う。


★トリノ五輪に思う

2006-02-14 10:03:51 | スポーツ

トリノ五輪が開幕し、連日、日本選手団の奮闘振りに一喜一憂しているが、結果は数字で決まる。同じ数字でも身長・体重、或いは、時間や金額を示す等々、「0から9」の組み合わせでありとあらゆる物を評価するのだから、数字の持つ意味合いを考えることは楽しいし重要だ。

 ジャンプ競技で、ベテラン選手が数字間違いで失格したのは論外だが、タイム+評価点で決まるモーグルでは、難易度だけでは勝てなかった。スピードスケートでも、世界記録保持者として金メダルに最も近いと言われた選手がメダルを逸した。

 これが一発勝負の面白さだし、宿命だ。陸上であれ水泳であれ、タイムトライアルの共通スケールだけに誰もが緊張する。ましてや、それぞれの国を代表し期待感を背負った世界のトップレベルの選手が競い合う以上、なおさらだ。日本選手団の成績が今一つなので残念だが、世界は広いということだろう。

 私などの無責任なファンの期待の大きさに比例して選手が感じるプレッシャーは増幅するに違いない。それぞれの選手が悔いの残らないように全力を出し切ってプレイして欲しいと願っている。


★東横インに鉄槌を!

2006-02-08 11:35:59 | 日記・エッセイ・コラム

 東横インの違反建築は、もはや常識の次元を逸脱し、犯罪行為といえるほど、意図的・計画的だ。点字ブロックの撤去や駐車場改造等、耐震強度偽装マンション事件とは別の意味で腹立たしい。

 強度不足で自主休業に踏み切ったホテルがあるのに、自らの責任で違法建築を行った東横インの社長は営業を停止しない。“スピード違反“会見から一転して、平身低頭、涙ながらに「一日も早く直したい」と、陳謝するだけ。

 国交大臣のコメントも官僚が作成した文章を読み上げるだけ。「人間性を否定するような理不尽なホテルを建てた東横インに対して、元に戻すまで営業停止を言い渡す」位の発言がなぜ出来ないのだろう。取り締まり法規が無いからこそ、超法規的な政治的判断をして欲しいのだ。玉虫色解決=政治判断ではない。

 「ホテル側が訴えるなら訴えたらよい。私は民意を代表して自分の首を賭ける」と、決意表明すれば、誰が反対するだろうか。政治家の見識とは、国民の利益や社会秩序に反する活動に鉄槌を下すことでは無いのだろうか。もっとも、議員年金廃止と言いながら、議員恩給創設法にすりかえた人種には、国民の痛みは分かる筈もないかも。


★第60回香川丸亀ハーフマラソン大会

2006-02-07 11:04:27 | スポーツ

 2006年2月5日に開催された「香川丸亀ハーフマラソン大会」は、第60回の記念大会ということもあり、招待選手の顔ぶれも超豪華版だった。

 男子では、30kmの世界記録保持者の松宮隆行選手を筆頭に、コニカミノルタのサムエル・ムツリ、富士通の松下龍治、早大の竹澤健介等々、実業団・学生界の有名選手29名が名を連ねた。一方、女子では、前日のジョギング教室講師に高橋尚子、当日は野口みずきの五輪金メダリストが顔を揃えた。他にも、ワコールの福士加代子、資生堂の弘山晴美、尾崎朱美、ノーリツの小崎まり等々、24選手という豪華な顔ぶれ。市民ランナーが日本のトップ選手と一緒に走るという何とも嬉しい大会だった。

 当日は、テレビ中継もあり、コースとなる県道33号線は両側とも車を完全閉鎖し、ランナーだけの世界。大抵の大会は、片方向規制だけなので、このランナーだけの別空間に大感激した。コースも全体的に殆どフラットの快速コースで走りやすかった。

 妻と私は、お遍路さんにちなみ「二人同行」と決め最後まで並走した。13万人近く詰め掛けた沿道の声援に手を振り、すれ違うトップアスリートの勇姿にうっとりしながら、両の足で台地を踏みしめることが出来ることに感謝した。これからも、タイムは度外視して、健康のために走るのではなく、健康だからこそ走ることが出来ると思って走り続けたい。