「第32回瀬戸内海タートルマラソン大会」は、11月27日、晩秋の小豆島で開催された。気温は、やや高目(16~18℃)だったが、毎年悩まされる海岸線特有の強風も吹かず、絶好の気象条件に恵まれた。
三部構成で、フル950人、ハーフ1,033人、10㎞653人の合計2,636人がエントリーした。ハーフを走る私達夫婦にとって今年最後のレースは、9時30分のフルを皮切りに、10分間隔でハーフ、10㎞の順にスタートした。
大会名にあるタートル・スピリッツは、海亀のようにのんびりと走る主旨だが、どっこい、コースは起伏に富み厳しい。行きは、「行ってらっしゃーい」、帰りは、「お帰りー」と、沿道から四国らしい温かい声援が飛び、元気づけられる。
喘ぎながらゴールしたら、先着ランナーが声をかけてきた。
「ご老体!大丈夫かいのぉ!」。「エッ!ハ、ハィ」。
一見して、私より年上の人に「ご老体」呼ばわりされ、心外だったが、最高齢の75歳のご仁と分かり、ばつが悪かった。
成績は、妻が2時間14分23秒、私は、2時間23分50秒で、武生菊花マラソンに引き続き、2大会連続で妻に大敗した。妻に負けた悔しさよりも、10㎞以降、ガクンとペースダウンした展開に、不甲斐なさを感じた。