娘と友人がニュージーランドへ帰国したのが27日だったが、無事ついたとの連絡がなく心配していた矢先、電話のベルが鳴った。電話に出た妻の声が沈みがちなのが余計、不安感をあおった。
帰国便が濃霧のためにクライストチャーチに直行出来ず、ウェリントン経由になったのがケチの付きはじめで、空港から自宅に向かう途中、タクシーが交通事故に。幸い、けがは無かったが、悪いことは重なるもので、留守中にアパートに空き巣が入り、部屋中、荒らされており、警察の事情聴取に忙殺されたそうだ。
日本滞在中、車の中に物を置き去りにするのを、彼が不安気だったのを思い出した。向こうでは、車から離れる際は、短時間でも室内の物が見えないようにカバーをかけるそうだ。ニュージーランドは、比較的治安が良い国と言われるが、殺人とか強盗といった物騒な事件が少ないだけで、決して油断出来ない。
被害の詳細は不明だが、精神的なショックの方が大きく、二人とも疲労困憊状態。といって、かけつけて慰めることも出来ない。楽しい旅行の思い出も一気に吹き飛んでしまったようで可哀そうだが、身体的な被害がないのが救いだ。