プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★市民マラソンの誘因

2011-05-30 10:26:47 | スポーツ

 2010年のフルマラソン完走者数179,215人の都道府県別分布を調べてみた。絶対数では、大都市が大きくなるので、人口比率に置き換えると、第1位は沖縄県で1.15%と群を抜いている。

 以下、2位徳島県0.69%、3位鹿児島県0.66%、4位愛媛県0.35%、5位宮崎県0.28%と続いている。2005年のデータでは、沖縄・鹿児島・徳島・東京・茨城の順で、上位3県を気候温暖な地方が占めている。

 これらの地域では、大規模で人気が高いマラソン大会が開催される点も見逃せない。沖縄県では、対象50レースに「NAHAマラソン」「おきなわマラソン」「久米島マラソン」「石垣島マラソン」の4大会が名を連ねている。

 また、2位の徳島県では、「とくしまマラソン」と「海部川風流マラソン」、3位の鹿児島県でも「いぶすき菜の花マラソン」と「ヨロンマラソン」が開催されており、いずれも制限時間が緩やで、市民ランナーには最高の舞台になっている。

 マラソンレースは過酷なので、エリート・ランナーには気象条件として寒い方が向いている。だが、市民ランナーには、地域性やエンターテイメント性が高いなどの「走りを楽しむ」条件が揃っている方が歓迎される。地域活性化を目的としたマラソン大会が増える理由と符号しそうだ。


★2010年フルマラソン1歳刻みランキング(2/2):トレンド

2011-05-28 09:54:19 | スポーツ

 フルマラソンの完走者総数は、2005年の82,930人から2010年の179,215人へと2倍以上になった。年代別では、男女とも30代・40代で全体の6割を占めており、20代、50代と続いている。マラソンが健康志向の青・壮年層に定着しつつあるのが窺われる。

 大規模な都市型マラソン大会は、東京マラソンの成功を端緒に、大阪・神戸・京都等でも誕生する予定だ。観光事業を地域活性化策として肩入れする自治体とランナーのニーズが合致し、イベントを楽しむ傾向が顕著になってきたようだ。

 一方、フルマラソン完走者は着実に増えているが、人口比では、0.17%に過ぎない。完走者が100人以上いる年齢は、男性では73歳(171人)、女性では64歳(121人)で、それ以上では激減する。ちなみに、最高齢者は、男性88歳(7時間44分14秒)、女性79歳(8時間)だ。

 いわば、生涯スポーツの楽しみ方としては、男性73歳、女性64歳がマラソンの限界年齢(勝手に命名)で、加齢とともに、ハーフや10㎞・5㎞等の種目に切りかえる方が健康的と言えそう。

 この2年間、フルマラソンから遠ざかっている私が、限界年齢(5年後)時に完走する自信は全くないが、仮に金沢市で検討中のマラソン大会が実現するならば、最後の挑戦の場にしてみしたいと夢見ている。


★2010年フルマラソン1歳刻みランキング(1/2):概況

2011-05-27 09:05:36 | スポーツ

 2010年度の「フルマラソン1歳刻みランキング」の記録集が発表された。2010年4月~2011年3月までに開催された日本陸連公認コースを使用する対象大会(50)の完走データを集計している。なお、同一人が複数レースに参加した場合は、ベストタイムが採用される。

 年齢や体重・身長等のハンディが一切ないところがマラソン競技の最大の面白みだが、、唯一、年齢をハンディとした順位付けが「1歳刻みランキング」だ。

 日本を代表するトップ・アスリートから市民ランナーまで、全てのランナーを母体として、年齢別に編集してあり、毎年、発表になるのを楽しみにしている。トップ100位に入賞すると、個人名が掲載されるので、走友の名前を見つけると発奮材料になる。また、かつてのオリンピック選手名を見つけ、当時の活躍ぶりを想起し興奮することもある。

 例えば、今年の東京マラソンで一躍有名人になった川内優輝は、23歳の第1位。箱根駅伝の山の神と崇められた今井正人は26歳の第1位、故障に泣き続けた34歳のベテラン藤田敦史は34歳の2位という具合だ。女子では、29歳第1位尾崎好美、30歳第1位坂本直子、31歳第1位赤羽有紀子、2位渋井陽子と代表的なランナーが30歳前後に集中している。

 81歳第9位の会社の先輩は、ランキングの常連で、2,3年前から急激にタイムが落ち始めたが、今なお、毎年海外遠征を楽しんでいて、会う度にその元気さに圧倒される。次回は、数字的な分析をしてみたい。


★第47回越前大野名水マラソン(2/2):痛恨のエラー

2011-05-24 08:54:57 | スポーツ

 第47回越前大野名水マラソンは、張り切って臨んだ分、棄権した失意も大きかったが、実はもう一つ、笑えない失敗が。

 レース前日の21日午後3時過ぎ、受付会場で通知書を係員に提示したら、名簿に私の名前が見当たらなかった。入念にチェックした係員が、「10キロの部は向こうのテーブルへ行って下さい」と申し訳なさそうに言った。妻共々、ハーフにエントリーしていた筈だったので、思わずエッ!と絶句。

 あらためてハガキを見ると、確かに「男子60歳以上10㎞の部」と印刷されていた。ナント、エントリー・ミスを犯していたのだ。出場種目を間違えたのは、初めてのこと。勿論、私の入力ミスだが、自分でも信じられず、動揺した。妻は、「自分だけラクしようと思って」と笑ったが、帰宅したら、留守電に鬼平監督からも同様のメッセージが録音されていた。

 ダメを押すように、「大会プログラムを見たら、旦那さんが10kで奥様がハーフの申込み???なーーんでだ」とのメールまで届いた。こうなると、隠しおおせる筈も無く、白状した次第。まさに幻のレースとなった。とほほ。


★第47回越前大野名水マラソン(1/2):無念の棄権

2011-05-23 09:21:24 | スポーツ

 5月22日に福井県大野市で開催された「第47回越前大野名水マラソン」大会は、6月5日のJAL千歳マラソンの前哨戦だった。チェックしたい課題があり、金沢から日帰り圏内だが、大会会場から約20㎞離れた九頭竜温泉に前泊し、鋭気を養いレースに臨んだ。

001 レース当日、早めにホテルを出立し、指定駐車場で着替え、入念な準備運動とアップを終えたのがスタート1時間前の午前8時過ぎ。気温が低めだったので迷ったが、アップで体が温まったので、ランパン・ランシャツの軽装で、名物の朝市通りを抜け、会場に着いたのは、スタート30分前だった。004

 会場は、参加者3,300人で埋め尽くされ、ゲストランナーの有森裕子が紹介され、雰囲気が最高潮に達しようとした矢先、ポツリと雨粒が額を打った。曇天の空に黒雲が立ちこめ、大粒の雨が音を打って降り始めた。つい先ほどまでの好天が嘘のように土砂降りになり、みるみるうちに道路に水溜りが出来た。

 時間の経過とともに風が加わり、集中豪雨のていを示し始め、すっかり走る意欲を欠き、棄権を決めた。妻は、これで3回連続走れず(一昨年はSARZで中止、昨年は帯状疱疹で棄権)、「方角が悪い」と言いだし、一度も経験することなく(私は過去2回出場)、同大会に出ないと決めてしまった。私の致命的なミスは、、。(次回へ)