プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★第31回瀬戸内海タートル・フルマラソン大会(1/2):反省

2010-11-30 10:33:45 | スポーツ

2010_028 20091129_019 11月28日開催されたタートル・マラソンに、2年連続で出場したが、昨年はフル、今年はハーフの部にエントリーした。

 タイムは、最低限の設定目標(2時間20分以内)を何とかクリアしたが、掛け値なしの勝負で妻の後塵を拝した。10㎞までは並走したが、その後は、妻が常に先行し、追走するのが精一杯。

 平地でついた差を上りで詰め、下りで引き離されるパターンを2度、3度と繰り返した。残り2㎞のエイドで、妻が立ち止って飴湯を飲んでいる間に、横をすり抜けたが、すぐに追いつかれゴールまで差が縮まらなかった。最高気温14.8度で絶好の条件だったが、海からの強風が容赦なしに体温を奪った。15㎞地点では、両太ももの筋肉が硬く張り、歩幅が狭まった。

2010_024_2  最大の敗因は、ウエアの選択を誤ったこと。多くのランナーがロング・スパッツと長袖シャツ、さらには半袖シャツを重ね着していたのに、私はショート・スパッツと半袖シャツ。ロングの上下を持参していたのだが、昨年よりも気温が高く油断した。しかも、ホテルで着替えてスタート地点に直行したために、もう一度、着替えるチャンスを失った。判断誤りで痛恨の完敗を喫した精神的ダメージが大きい。


★錦秋の那谷寺

2010-11-25 10:45:21 | 日記・エッセイ・コラム

201011_028 「石山の 石より白し 秋の風」と詠んだ芭蕉の句碑が残る那谷寺の境内は、まさに錦秋一色に染まり、やがて長く厳しい冬を迎える。201011_015 加賀温泉郷は、山中・山代・片山津・粟津の四つの温泉の総称だが、それぞれに特徴を持っている。

 山代温泉に泊まり、紅葉の見頃も終わりに近づいた古刹を訪ね、散り始めた落ち葉を踏みしめながら、錦秋に染まる境内をゆっくり散策した。201011_019 201011_002

 那谷寺の信仰は自然の摂理(自然智)にあり、奇岩遊仙境を中心に山水画のような世界が広がっている。洞窟をくぐり祈る「胎内くぐり」をするイワヤ本殿は、洞窟が白山の方角に向かっている。201011_007

 白山は、富士山・立山とともに日本三霊山のひとつだが、死後の魂が神住む白山に登り清められ、地上に回帰する山岳信仰が息づいている。那谷寺からほど近い円行山山頂にある生雲(いぐも)は、宿泊施設を備えた「自然智の里」で、瞑想や写経等、心の癒しを求め訪れる人も多い別天地だ。

なお、28日の瀬戸内海タートルマラソンに出場するため、30日までブログを休止。


★晩秋の金沢

2010-11-24 09:48:08 | 日記・エッセイ・コラム

  201011_001父の命日にあたる11月20日、長女が帰京したので夕食を兼ね、町中へ繰り出した。香林坊から中央公園、広坂、兼六園へと歩いた。

 広阪にある201011_002元石川県庁の建物が、「しいのき迎賓館」と名を変え、金沢の新名所として誕生した。館内には、フランス・リヨンの三ツ星レストラン「ポール・ボキューズ」の金沢店が人気を集めている。

 ここは完全予約制だが、1階の「カフェ&ブラッスリー ポール・ボキューズ」の方は、リーズナブルな価格で食事やコーヒー・ケーキを楽しめる。ボジョレー・ヌヴォーの解禁に合わせたイベントとして、4種類のボジョレー・ワインの利き酒セットを供していた。幸運にもミニ・コンサートの開演間近だったので、暮色迫る公園の見える席を確保し、ワインを飲みくらべた。201011_020

 ほろ酔い気分で、ライトアップされた兼六園内を散策したが、ライトアップ初日でもあり大勢の見物客でごった返していた。201011_038_3 地元っ子の理を活かし、金沢城内を抜けて尾山神社へと人気のない散策路を歩いたが、しばらく見ない間に景観が大きくさま変わりしているのに驚いた。 時の移ろいを肌で感じた晩秋の夜だった。


★今年最後のレースに向けて

2010-11-20 09:45:40 | スポーツ

006  10月17日に開催された「イスタンブール・マラソン」の記録証が昨日届いた。正確には、旅行主催社が作成したリストに順位とタイムが記されており、現地で受け付けの際、渡された完走証に自分で記入するので、あまり有難味がない。正式タイムは、私が1時間41分54秒、妻が1時間43分10秒となっていた。

 さて、11月28日は、小豆島で開催される「第31回瀬戸内海タートルマラソン」に参加する。これが今年最後のレースで、夫婦揃って半年ぶりとなるハーフに挑むが、懸念材料はスタミナ。ここは、起伏の多いコースなので、ペース配分がエースの成否を分ける。

 今年の夏は暑いこともあって、早朝に1時間前後のジョギングを週4~5回ペースで消化して来たが、90分・120分等の長時間走をせず、レースも避けたので、後半に自信が持てない。これは来年の課題にもなるが、体調と相談しながら、もう一度フルに挑戦出来る走力を取り戻したい。そのためにも、今回の小豆島の目標タイムは、最低限2時間20分(欲を言えば15~17分)を切りたい。

 なお、今日から長女の相手で小旅行をするので、24日までブログを休止予定。


★存在感

2010-11-19 09:08:59 | 日記・エッセイ・コラム

 最近、TVに出演して、政策を分かり易く語る「解説型政治家」が目立ち、「存在感」のある政治家が見当たらない。小泉劇場フィーバーで、大衆迎合型政治家がまん延し、高邁な構想を語る姿が消失した。

 法相や官房長官の失言は、軽薄の極みだし、「事業仕分け」も同様で、政務三役が仕分け人と議論する光景は、滑稽だ。下手なパフォーマンスを見るのは、もう、うんざりだ。政治家には、日本の国自体が国際社会における存在感を薄めていることに危機感を持ってもらいたい。

 海外で買い物をしてみれば分かるが、説明書の言語は、英語・仏語併記で、独語・伊語・中国語・ハングル語などが続く。以前は、日本語表記が多かったが、今では日本語は見当たらない。観光庁は、ミシュラン・ガイドに掲載されて海外観光客が増えると喜んでいるが、海外で日本のガイドブックを入手するのが如何に難しいかを知っているのだろうか?

 パースに住む娘は、日本国内のニュースは殆ど、報道されないという。現地の友人に、イギリス王室の婚約ニュースを連日流す日本のマスコミを「平和ボケ」と揶揄されたそうだ。国際舞台における日本の存在感が希薄なのに、自己中心的に世界を捉える近視眼的思考を捨てないと、ますます取り残されて行く気がしてならない。