プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★「淀川走友会」への手紙

2008-10-30 09:20:38 | 日記・エッセイ・コラム

 11月2日に開催される「第12回大阪・淀川市民マラソン大会」の出場を見送った。昨年の大会後の反省会で、威勢の良い抱負をぶち上げただけに後ろめたさが拭えない。同時に、参加するメンバーに会えない寂しさがこみ上げてくる。

 今年は、致命的な故障をしたわけでもないのに、本格的なレースを一度も経験していない。フルからは2年間遠ざかっているが、ハーフさえ走る機会がなかった。漠然とした体調不良のまま、漫然とジョギングを継続して来た。思い当たる原因は”気力の萎え”以外にない。

 ”楽しく走りたい”との思いが、LSD主体になり、いつの間にか安易に流れた。中期ランニング計画を見直したりしたが、いま一つ気合いが乗ってこなかった。この年齢になると、長期展望よりも3か月・半年スパンで目標を設定しないとモチベーション維持が難しい。まず出場するレースを決め、逆算してトレーニング計画を設定することで、ファイティング・スピリットを注入する必要があるようだ。

 とはいえ、体が覚えているのか涼しくなり本格的なマラソン・シーズンが到来した今、僅かながらも復活の手応えを感じつつある。広島のアニキを筆頭に、今年初フルに挑戦するH君やハーフ2時間切りを宣言したN君等々、ベスト・パフォーマンスを発揮されるように祈っている。願わくば、私も1年遅れででも公約実現に漕ぎつけたいものだ。


★株はギャンブル!

2008-10-29 13:43:09 | 日記・エッセイ・コラム

 お昼時、「株は今、買うべきか否か」をテーマのテレビ番組があった。主婦や高齢者から放送局に多数の問い合わせが寄せられていた。「株をやったことがないが、興味があるので教えてほしい」とか「今は買い時か」との質問が大半だった。

 老後の生活設計のために、退職金をつぎ込んだら大損したとか、結婚資金を貯めようとして投資したら蓄えを無くしてしまった事例などが紹介されたが、気の毒を通り越して何と愚かなと思ってしまう。「株はギャンブル」であることを肝に銘じておくべきだ。ハイリスク・ハイリターンが基本ルールと心得るなら、賭けたお金が戻ってこなくても良いと割り切るべきで、生活資金をはたいてやるべき性格のものではない。

 未曾有の安値の今が買い時と勧める人もいるが、投資すべきかどうか迷っている人は、手を出さない方が賢明だ。当分は、乱高下を繰り返すのは間違いないが、その行き先が不透明だけに、売り・買いのタイミングは極めて難しい。加えて、欲が絡むからさらにややこしくなる。

 四季報やポートフォーリオの知識もなく、株をやりたいなどと決して思わないことだ。日経平均株価をみて「上がった下がった」と一喜一憂する人の姿は、気の毒、かつ、実に滑稽に映る。株に投資するなら、まずリスク負担は自己責任の基本認識にたって、それなりの学習をしないと痛い目にあうことだけは請け合える。


★下北半島は遠い

2008-10-28 09:05:18 | 日記・エッセイ・コラム

 金沢から下北半島へ行くには、どのルートをとっても1日がかりを覚悟する必要がある。最初、小松空港から羽田経由で青森に飛び、青森港からフェリーで佐井港に渡り、タクシーで大間に行くつもりだった。が、船の最終便に間に合わず断念した.。このルートだと、船上から仏ケ浦の絶景を見ることが出来るだけに残念だった。

 今回は、JR青森駅から東北本線・大湊線を乗りつぎ、下北駅で下車。駅前でレンタカーを借り、国道279号線を北上して大間町に到着したのは、午後6時を過ぎていた。この時期、午後5時を過ぎると真っ暗で、視界がきかない曲がりくねった道を、カーナビ頼りで走るのは心細く神経を使った。

 二日目は、薬研渓流から恐山をめぐり、浅虫温泉泊まりの行程。030 比叡山・高野山とならび三大霊場に名を連ねる恐山は、前2寺とは全く趣を異にしている。先祖の霊を呼ぶという「いたこの口寄せ」で有名だが、見るからに死を連想させる荒涼たる光景が広がっている。040 051

恐山信仰は、 「人は死ぬとお山に行く」と語り伝えられるように、境内には「無間地獄」や「みたま地獄」「賽の河原」等が広がり、独特の硫黄臭が鼻をつき不気味さを増す。浮世をさすらう時悠人にまとわりついている亡者の霊を払うように合掌し退散した。042_2

 青森の奥座敷と呼ばれる浅虫温泉は、陸奥湾を望む立地条件の良い温泉だ。ホテル最上階の露天風呂に浸かり、沖合の漁火を見ていたら旅の疲れが吹っ飛んだ。夕食は、名産ホタテ貝中心の料理で肉抜きなのが嬉しかった。8時過ぎに、津軽三味線のライブ(鳴海昭仁)に出掛けた。重厚lかつ物悲しげな響きは、「じょんから節」の由来を知ると、余計にずしりと胸に響いた。


★グルメ談義

2008-10-27 09:33:49 | 日記・エッセイ・コラム

005_3 007 下北半島の突端、本州最北端の碑と並んでたつマグロの像の前で記念写真を撮る列が絶えないのは、まぐろの一本釣りで有名な大間町。

10月24日、大間超まぐろ祭りの初日。私たち夫婦は、前日、会場近くに投宿しマグロ尽くしの夕食を堪能したので、祭り会場の様子だけ見物し薬研渓流から恐山参拝のドライブに出発した。014 020

 大間産のマグロは評価が高いが、地元のスーパーでもかなり高価だった。築地市場で大間産のマグロを格安で提供する寿司屋をテレビ番組でもよく紹介しているが、真偽のほどは疑わしい。

 もうこれで当分、金沢でマグロを食したいと思わない。昨年、利尻・礼文でウニを、更には、下関でフグを食べて以来、金沢では食指が動かなくなった。同時に、近海魚の味と有難味を見直したものだ。最高の物に巡り合うとそれ以下の物では満足できなくなるのが人間の心理。現地に出向くのは一見贅沢なようだが、長い目で見れば逆に思える。

 高級料亭で高い金を使ったリ、お取り寄せグルメを趣味にしている金持ちとは違い、時悠人には時間がある。この時間を有効に使えば、金持ちにも出来ないことができるから痛快だ。尤も、超多忙なご仁には、味や銭金ではなく、ストレス解消の側面効果の方が重要なのだろうが、庶民の知恵には及びもしない。


★紅葉異変!

2008-10-22 14:07:00 | 日記・エッセイ・コラム

025_3 紅葉したカナダ楓の並木が落ち葉で埋まると、深まりゆく秋の気配が漂い始めるのだが、今年は趣を異にしている。028_2 031 2枚の写真は、おなじみのひまわりと朝顔だ。いずれも今日の午前中に撮影した。 ひまわりの向こうには、コスモスが咲き、大根畑の畔に朝顔が咲いている。10月も終わろうという時期に、不思議なハーモニーを奏でる空間を創出している。021 032_3 027_3

カメラを携えて図書館へ行く途中、立ち寄ったバラ園も秋の見ごろを迎えていた。少し小ぶりだが、赤く色づいた木を借景にした景観は、春の華やかさとは違った季節感を感じる。016 019 何度見ても飽きない平和な光景に時の経つのを忘れ、頼まれていた買い物まで失念してしまったが、妻は心得ていた。

明日から3日間、紅葉の最盛期であろう(?)下北半島の旅に出かける。本当の狙いは、大間のマグロ祭がお目当てだが、、。