プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★仮想通貨はあくまで仮想

2018-01-31 09:17:33 | 日記・エッセイ・コラム
 「仮想通貨」取引所コインチェックから576億円もの巨額のNEMが流出した事件は、インターネット時代の怖さと、日本のサイバー・セキュリティのもろさを露呈した。同時に、楽をして儲けようとすることへの戒めでもある。

 コインチェックは、ビットフライヤーと並ぶ事業規模を誇りながら、金融庁の仮想通貨交換業者の登録一覧表に載っていない。被害者には気の毒だが、登録されない理由が何かに疑義を持つべきだ。

 仮想通貨の取扱量は、2013年頃までアメリカが独走していたが、2014年から中国がトップになり、2017年からは日本が首位に躍り出た。しかも、シェアは60%以上と断トツの状況にあり、さらに増加傾向にある。

 これは、決して喜ぶべきことではなく、利用者は、仮想通貨のリスクを承知したうえで利用しないと、手痛い目に合うと心しておくべきだ。
★PPAP騒動のせこさ
 加齢とともに、若者と同質の感性が衰えるのはやむを得ないが、知恵で補えば、別の感性が新たに生まれるので、悲観しない。 私には、いまだに、どうして爆発的にヒットしたのか、さっぱり......

★無事これ名馬

2018-01-30 08:39:06 | 日記・エッセイ・コラム
「無事これ名馬」は、競走馬を指して使われる格言だが、含蓄深い味があり、色々な場面に使われる。

 とりわけ、スポーツ界で活躍した選手が、ケガや病気で引退に追い込まれる場合、本人の無念な思いと重畳し、やるせない説得力をもつ。

 スポーツ選手の場合、客観的な記録や成績を判断材料にできるが、定年が無い芸事などでは、主観的要素が入り込み、そのタイミングが難しい。

 しかし、観客あっての興行であれば、本人の意気込みや気概だけで片付けられない性質のものもある。

 「無事これ名馬」の譬えは、禅語の「無事之貴人」に由来し、本来「自然体の内に悟りを啓く者が貴人」という意味だそうだが、道を究める欲望と達観の狭間で揺れ動くのが人間らしいと思ったりもする。

 私の「引き際」は、仕事の夢が破れた時だった。
★気概とひきぎわ
 肺炎で入院していた落語家の桂歌丸さんが、高座に復帰した舞台裏を紹介する番組を観て、「気概」と「ひきぎわ」の意味を噛みしめた。 古典落語の数は3,000以上あり、これを受け継ぎ......

★相撲人気が褪せぬ間に

2018-01-29 09:39:38 | スポーツ
  大相撲初場所は、栃ノ心の優勝で幕を閉じた。どんな競技でも、大けがを乗り越え、復活する努力は、プロ・アマを問わず、胸を打つ。

 しかし、2年前の初場所では琴奨菊が優勝、1年前の初場所は、稀勢の里が横綱に昇進し、相撲人気が回復の兆しを見せていた矢先に、相次ぐ、不祥事が起きたのでは、手放しで喜べない。

 相撲協会は、天皇賜杯をいただき、内閣総理大臣杯やNHK杯まで授与され、2014年には、公益財団法人に移行した。公益法人でありながら、営利的な活動を全国規模で開催できる手厚い保護を受けているだけに、なおさら、閉鎖的な体質とあり方が問われる。

 力士の頑張りで、土俵を支えているいる間に、根本的な在り方を見直さないと、一番大切な相撲ファンから見放される時が来るとも限らない。
★19年ぶりの快挙!!
 私は、相撲ファンではないが、19年ぶりに日本人横綱が誕生したことを素直に喜んでいる。国技とまで称される相撲道のトップに、外国人ばかりが並ぶのは寂しい限りだった。 注目された昇......

★雪透かしと人間模様

2018-01-27 15:59:25 | 日記・エッセイ・コラム
 金沢で、私と同年代の人なら、「雪すかし」と表現しても、通じるが、若い人たちには「雪かき」の方がポピュラーのようだ。

 積もった雪をひっかいたり、かき寄せる「雪かき」よりも、取り去って透かす「雪すかし」の方が、詩的で情緒的な気がする。

 さて、最近、我が家の近所の朝の風景は、出勤前にエンジン音が聞こえると同時に、車の屋根雪を落とす音がしばらく続き、落とし終えたら、そのまま発車の家が多い。

 私は眉をひそめながら、新聞・TVを見て時間をつぶし、音がしなくなったら、「雪透かし」を始める。

 子供の頃、朝起きたら、自宅の前と隣家の前50㎝まで、透かすように躾けられた。意味も分からぬままに、雪透かしをしていると、お隣りのおばさんが、「感心ねぇ」とか、「偉いわねぇ」と声をかけてくれた。回覧板を届けた時に、お駄賃として、お菓子をを貰うこともあった。

 傘傾げと同様の「金沢しぐさ」の一種なのだが、ご近所付き合いの暗黙知だった。一昔前の教育方法だが、実生活に沿って、地域社会全体で、子供を育てていたように思う。

 母親の躾を守り、今日は、行きつけの総菜屋の駐車場を雪透かしした。明日は、お隣りとの境界をとしの数だけ余計に「雪透かし」しようと思っている。

 次回更新は、29日の予定。
★耐寒・体感=寒さと気合い?
 金沢の今日の最高気温は、4℃との予報を聞いて、妻が「ウヮー嬉しい!」と言うので、「この寒いのに、何が嬉しい?」とたしなめた。 「ナニ、言ってんのよ!昨日の二倍もあるのに」と反......

★油断大敵!

2018-01-26 09:57:55 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日の金沢の最低気温は、マイナス3.9度で、最高気温は0.1度で辛うじて「真冬日」にならなかったが、今日も昨日同様、寒い一日になりそうだ。積雪量は、気にならないが、寒さが老身に堪える。

 ついては、昨日の午後、雪が降っていてジムの内湯が混んでいたので、誰もいない露天温泉に浸かった時のこと。落雪防止のため、屋根を取り外してあり、髪の薄い頭に雪の冷たさが直に伝わってきた。

 冷たさが、心地よく、42度のお湯に10分近く浸かっていたら、軽いめまいを感じて湯あたりしてしまった。心臓が弱いので、主治医からは、一回の入浴時間を5分以内にするよう指示されていたのにと、後悔。
 
 「雪見風呂 時を忘れて 湯あたりし」。おそまつさま!"(-""-)"