プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★千歳で今年初ハーフ!

2008-05-30 09:41:24 | 日記・エッセイ・コラム

 6月1日に開催される「千歳マラソン」に向け、明日出発する。過去3回はフルだったが、今はその力はなく、ハーフにエントリーした。

 トレーニング不足で不安だったが、ハーフの制限時間が6時間とフル(5時間30分)よりもゆるやかな設定。何かの間違いではないかと思ったが、ユックリズムの我々夫婦には有難いので、2年連続走った美瑛をやめ、気分転換を図ることにした。美瑛ハーフは、翌週開催なので、道内に滞在し二週連続参加も考えたのだが、長期不在が許されない事情もあり断念した。

 さて、千歳マラソンは、支笏・洞爺国立公園内の木道・砂利道・自転車道を走るので、沿道の声援は期待出来ない。が、小鳥のさえずりを聞きながら、緑の木立の間を縫ってトレイルランを満喫できる。道幅が狭く、小刻みなアップダウンの連続なので、タイムよりも楽しむことに徹する方が賢明だ。

 フルの場合、前半の20キロは高低差200mの登りで、折り返し後は別ルートだが下り一方なので、足へのダメージが大きかった記憶がある。7年前、4時間20分台で走った時も前半のペース配分が鍵だった。もう一度、フルに挑戦したいコースの一つだが、走ることよりも、レース後の積丹半島をめぐる旅に期待を膨らませているのだから困ったものだ。


★日本のよさ~番外編~

2008-05-29 09:27:10 | 日記・エッセイ・コラム

 日本人には当たり前のことが、外国人にとって特別なことと思われるものが沢山ある。外国人が日本に来て一番驚くことに、レストラン等で頼まなくても水が出てくることがあげられる。逆に、外国では、多くの国で水は有料だ。しかも、値段がジュース類と大差無い。

 国にもよるが、公衆トイレが有料の所が多い。また、街頭でティッシュを配っているのは日本くらいだ。たかがティッシュだが、貴重な資源だ。ニュージーランドから来た娘は、バッグにいっぱい詰め込んで帰国した。

 また、外国では救急車を呼ぶと有料だ。日本でタクシー代わりに救急車を使う不届き者が出るのは、タダだからだとは言わないが、安易さを増長させているのは確かだ。町内会の回覧板システムも日本固有のもので、上位下達の最たるもので私は殆ど読まない。必要な情報は、自ら収集するものとの意識が希薄だから、周知徹底のための行政コストが膨らんでしまう。

 事の是非は別としても、我々の社会の底辺に根付いていることが、外国では特異なサービスであることが多々あり、行き届いたサービスと過剰サービスは紙一重。コスト意識は、行政サイドにも住民側にも等しく求められるのが我が国の最大の課題だと思うのだが。


★日本のよさ~データ編~

2008-05-28 09:03:41 | 日記・エッセイ・コラム

 イギリスの某経済誌がまとめた2008年度版「世界平和度指数」。詳細は省くが、「戦争や内紛」「暴力犯罪のレベル」「政治的安定性」「テロ発生の潜在性」等、24項目の評価で国際比較している。これによると、121カ国中、日本は第5位で極めて平和な国だといえる。

 平和度第1位はノルウェーで、ニュージーランド、デンマーク、アイルランドと続く。ワーストテンは、イラク、スーダン、イスラエルに続き、ロシアが118位に位置する。全体的にはヨーロッパ諸国が上位を占め、中国(60位)やアメリカ(96位)は下位だ。国連の常任理事国の平和度が低いというのは皮肉だ。

 一方、アメリカのマーケティング会社がまとめた「2007年世界生活環境調査」は、住みやすい都市のランキング(調査対象350都市)。第1位は、2年連続チューリッヒで以下、ジュネーブ、バンクーバー、ウィーン、オークランドと続く。ベストテンに、スイスとドイツの都市が6つも顔を連ねている。東京は35位、横浜38位、神戸40位、大阪42位となっている。

 国内では、治安の悪化やモラルの低下、各種格差等が問題視されるが、まだまだ平和で住みよい国ではないのだろうか。海外旅行をする度に「日本は素晴らしい国」だと感じるが、つまみ食いしただけのデータでも証明された気がする。


★日本の良さ~慨嘆~

2008-05-27 09:45:38 | 日記・エッセイ・コラム

 世界に類を見ない”超高齢社会”の到来とともに、社会福祉費用が膨張し続ける日本。その財源確保の一策として、政府は「後期高齢者保険制度」を導入したが、不評をかって急きょ救済策を検討している。超高齢化社会の範を示すべき日本が、他の国の制度を参考にするというのは実に情けない。

 75歳を一つの区切りとするのは、車に”もみじマーク”装着義務化と同様、人間の生理的・健康的理由のようだが、それならむしろ75歳を過ぎたら、全て無料にした方がはるかに人間的だ。所得があろうがなかろうがだ。蓄えを持つ必要を感じなくなれば、消費だけでなく慈善事業に寄付をする素封家もいよう。”功成り名遂げ”、社会に恩返しする人格者も出るはずだ。

 厚労大臣は、「お金が天から降って来ない」と力説するが、降ってくることだってある。「応分の負担をする」ことに異を唱える者はいない。消費税アップであろうと国民は柔軟性に富んでいる。「消費税アップは、低所得者を直撃する」との論理はまやかしで、生活必需品や食料品を対象外にする等、運用面で知恵を出せば解決可能だ。

 そもそも、人間の命にお金と言う尺度を持ち込むことをタブー視して来たのが日本民族の美学ではなかったのか。それを財源論で解決しようとするのなら、税金の無駄遣いや税制自体、更には、社会福祉制度の在り方等々について、明確なビジョンと体系の確立が大前提とだれもが主張するのは当然の理だ。この国の良さを原点に戻って見詰めなおしたい。


★金沢・出羽町界隈

2008-05-26 10:46:33 | 日記・エッセイ・コラム

025 027_2  日頃見慣れている人には 何の変哲もない風景写真だが、私が金沢市内でもっとも好きで思い出多い地区だ。「杜の都」と言えば、仙台の代名詞のように使われるが、金沢も緑の多い町だ。中でも、兼六園から出羽町・本多町にわたる市の中心部にひろがる緑の空間は、癒しのゾーンを創出している。026 029 金沢と言えば誰もが兼六園を挙げるが、私はその周辺の城下町特有の都市景観の方がすぐれていると思っている。写真は、兼六園につながる出羽町界隈を撮ったもので、加賀百万石の貴重な遺産でもある。

私が通った中学校は兼六園の真下で、大学はお城の中、勤めた北陸支社はこのゾーンの一角にある。右下の写真は、「金沢能楽堂」前庭の銅像。先週23日に宝生流宗家を迎えた発表会に出掛けた際に撮ったものだが、会場は立ち見席まで超満員の盛況振りで、今なおその人気は根強い。

 北島三郎の大ヒット曲”加賀のひと”に出てくる「うた(謡曲)が降る降る加賀宝生の木漏れ陽青い石畳」の一節が思い浮かぶ夕暮れ時だった。