プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★食はFOOD(=風土)!!

2006-01-22 16:13:44 | 日記・エッセイ・コラム

通常国会で小泉首相が、「科学的知見を踏まえ、アメリカ牛の輸入解禁に踏みきった」と胸を張った日に、危険部位が発見されたのは皮肉だった。

 しかし、この問題の背景はもっと深いところにある。それは、食に対する日米文化の違いだ。食べ物の英訳はFOODで、風土に通じ、日米風土の違いとも言える。米国内では安全食品として通用するのに、日本では危険だと言われることをアメリカ人は理解出来ないだろう。在米日本人は、松井だって、イチローだって当然、彼らと同じ物を食べているからだ。

 個人的には、日本人の食品に対する安全・安心欲求は異常なほど高いと思うが、これはそれぞれの人の価値観の問題だから批判する気はない。むしろ、プリオン専門調査会においてすら、時期尚早論があったものを、ブッシュ大統領の来日日程にあわせて解決を急いだ政治姿勢が問題だ。日本政府の判断誤りであることは明白で、吉野家などのアメリカ牛関連業種が蒙った損害はどうなるのだろうか。


★沖縄便り~花の癒し空間~

2006-01-15 10:11:17 | 日記・エッセイ・コラム

 日本列島は、豪雪の話題で持ちきりだが、亜熱帯気候に属する沖縄県では蘭の花の最盛期だ。沖縄中部に位置する「海洋博公園」内の熱帯ドリームセンターには、約3000種類の蘭やカトレア等が色鮮やかに咲いている。

2月4日から12日までは、「沖縄国際洋蘭博覧会」が開催される。今回は、難しい説明抜きで、先週、熱帯ドリームセンターを訪れた時に撮った写真の一部をお伝えしたい。Epsn0030 Epsn0039 Epsn0044 Epsn0038 Epsn0041 Epsn0050 Epsn0046 Epsn0064 Epsn0061 Epsn0067 Epsn0073 Epsn0083 Epsn0078Epsn0062_1 Epsn0079_2


★雪国の行動規範

2006-01-14 10:54:20 | 日記・エッセイ・コラム

 秋田県で、「雪で車庫がつぶれてしまいますよ」と言って騙す手口の悪徳商法が起きたとか。人の弱みにつけこむ許せない手口だが、幸い、契約をせず被害には合わなかったそうだ。

 考えてみれば、愚かな手口で、私たち雪国育ちの人間は、どの程度の雪で屋根雪を下ろせば良いかは経験則で熟知している。我が家ではふすまや障子の開けたてが重くなった時点で判断している。生活実感であり、知恵である。評論家が机上計算で、「1メートル四方の雪が屋根にかかる荷重は、、、」などと解説するのを聞くと、笑えて来てしまう。

 子供の頃、雪かきをする時には、「お隣りとの境界より少し向こうまでやりなさい」と親に教えられた。すると次の日には、我が家の領分まで雪かきされていた。顔を合わせると「ありがとう」「よく降るねえ」が挨拶代わりだった。雪国ならではの互助の精神がたしかに息づいていた。ところが、最近では雪かきどころか雪を捨てるマナーさえ知らない人が増えているそうで、市が注意を呼びかけている。用水に大量に雪を捨て帰るので、とけた水が道まであふれ床下浸水の被害まで出ているのだ。

 我が家は、前と隣地が畑と空き地なので、雪捨て場に困らないが、反面、誰も除雪しないので、私の守備範囲は広くなってしまう。女房は雪と無縁な土地の育ちなので、怪訝そうに見ているだけだが、私は子供の頃の教えを思い出しながら、良いトレーニングだと思うことにして、毎日、雪かき作業にいそしんでいる。


★ポリシー不在のテレビ番組

2006-01-13 14:10:26 | 日記・エッセイ・コラム

 強度偽装マンション問題で、1月17日にヒューザー社長の証人喚問が実現する。前回のような与党の中途半端な追求では困るのだが、昼のテレビ番組を見ていて疑問に思ったのは、企画担当の見識だった。

 民主党の馬渕議員がゲスト出演していたのだが、彼に飛んだ質問が「何故、あなたの質問時間が20分しか無いのですか?」、「何故、伊藤元国土庁長官の参考人喚問をしないのですか?」だった。これは、自民党に問いただすべき質問だ。自民党が取材拒否をしているのかどうか不明だが、喚問を要求している野党に訊くべきものではないだろう。

 自民党は、17日の様子をみて検討すると逃げているが、番組に反対陣営の議員を登場させ、質問内容を聞き出すのも同様で、これでは伊藤議員に弁明の準備時間を与えているのと同じだ。

 本問題だけでなく、豪雪や凶悪犯罪の報道にも共通する問題点がある。番組が表層的で、企画の狙いやテレビ局の基本スタンスがどこにあるのか分からないものが多すぎることだ。テレビメディアの世論形成に果たすインパクトは極めて大きい。話題性を追い求め、情報提供だけに終わって良いのだろうか。問題点の掘り下げと改善策を加えたメディアの主張を盛り込んで貰いたいと願っている。


★第27回海洋博公園全国トリムマラソン大会

2006-01-12 14:11:20 | スポーツ

 Epsn0103 第27回海洋博公園全国トリムマラソン大会は、2006年1月8日、沖縄本部にある海洋博公園をスタート・ゴールとして開催され、6000名を超えるランナーが新春のランニングを楽しんだ。

 この大会の特徴は、タイム順で表彰するものではなく、完走タイムを自己申告し、ゴールタイムが申告タイムに近い者が上位となることだ。従って、時計などの計測用のツールは着装出来ない。私達夫婦は、最長の19.2キロのコースに挑戦したのだが、何せ初めてだったので、そのルールを知ったのがスタート直前。あわてて時計を外したが荷物置き場まで戻る余裕が無く、やむなくスパッツの内ポケットにねじ込み走り出した。

 己れの事前チェックの甘さを棚にあげ、もう少しルールを徹底周知すべきだなどと二人で愚痴りあいながらいつもと勝手の違うレースとなった。日頃、レースペースを掴んでいるつもりだったが、距離表示や時計がないと不安になるという面白い現象を体感した。ただ、一つ困ったことがあった。私は心臓に過負荷をかけないために、常にハートレートモニターを装着することにしていたので、慎重になりすぎてタイムを大幅にロスし、惨めな結果になってしまった(申告タイム2時間に対し、16分オーバー)。

Epsn0003 とはいえ、金沢では、昨年暮からの大雪で殆んど走る機会がなかったので、青い空と海、そしてブーゲンビリアやハイビスカス等が色鮮やかに咲くのを見ながらのランニングは、開放感にあふれて充実感を味わうことが出来た。