プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★行く年来る年(番外編):同行二人

2020-11-30 09:07:53 | 日記・エッセイ・コラム
 一年を振り返ってみると、私は、「大過なく」過ごせたことが何よりの喜びだが、社会的には、漢字一文字の「禍」で表現したい。

 新型コロナ対策が、「病床使用率」や「重症化率・致死率」の次元で決められるのは、いたし方ないが、個人にとっては、些細な出来事が、大事になる。

 ついては、四国お遍路旅で目にする傘に書かれた「同行二人」は、弘法大師と一緒に巡礼している意味。為政者には、在野の「地の塩」の味を感じとり、一緒に歩む姿勢を求めたい。

 私は、それほど信心深くはないが、88番札所で新型コロナの終息を祈ってきたい。

 次回更新は、12月5日の予定。

★行く年来る年(後編):2021年

2020-11-29 07:54:31 | 日記・エッセイ・コラム
 2021年の干支「丑」(=牛)は、昔から、食料や農作業に欠かせず、身近で縁起の良い動物として、親しまれてきた。

 丑年生まれの人の性格は、誠実で、努力家・マイペース型などと評されるのも、「牛」がもつイメージに通じるからだろう。

 さて、初詣時には、大混雑が予想されるので、11月20日に善光寺に参拝し、新型コロナウイルス・パンデミック終息を祈った。

 「牛に引かれて善光寺参り」と言われるように、2021年は、きっと良い方へ導かると期待している。

 懸念するのは、菅総理の干支「子」。神が、十二支の動物を決める際の逸話では、ネズミは、牛を出し抜き、干支の一番に躍り出た。

 権力の中枢にある為政者は、政策で国民を牛耳ることが無いように、切に願っている。

★行く年来る年(前編):2020年

2020-11-28 08:54:52 | 日記・エッセイ・コラム
 苦しい思いをした2020年も、あと1か月もすれば終わりを告げる。新年を迎えても、今の生活環境が変わることが無いが、心の区切りをつける契機にしたい。

 今年は、マラソン大会が全て中止になり、生活の軸を形成する「マラソン&観光」の一方の軸を失った。

 旅行回数では、昨年以上になる予定だが、満足感に欠ける原因は、レースの緊張感と達成感を伴わないからだと振り返っている。

 とはいえ、大過なく喜寿を迎えたので、謝意を込めて、12月2日に大窪寺に参拝する。四国お遍路では、うるう年は「逆打ち年」に当たるので、昨年の霊山寺と合わせて、「中抜きお遍路旅」が完成する。

 来年、金婚式を迎えれば、めでたく結願するので、もう思い残すことが無くなる。

★未成熟な民主主義

2020-11-27 09:09:44 | 日記・エッセイ・コラム
 民主主義の基本原則は、対立する立場の意見を許容することにあり、このことは、他人の意見を傾聴する真摯さを求める。

 しかし、今の日本の政治を見ていると、「未成熟」としか言いようがない状況ばかりが目に付く。

 都知事に至っては、「短期集中」のスローガンを掲げるが、第1波・2波で学んだ教訓が全く生かされず、モグラたたきの対策としか思えない。

 安倍政権から、数を頼った政策で、強引な政権運用を続けた結果、「忖度」などと理不尽な行為が常態化した。現政権に移り、刷新への期待感が高支持率に現れたかと思ったのは錯覚だった。

 民主主義とは多数決だと妄信している限り、日本の未来は暗いと危惧する。


 

★キャンペーンまで政争の具?

2020-11-26 08:29:06 | 日記・エッセイ・コラム
 GoToキャンペーンの度重なる方針変更に「もういい加減にしてくれ!」との悲鳴が聞こえそうな事態に陥っている。

 大阪・札幌を対象外にすると決まったが、最も影響力が大きい東京については、中途半端のままで、先送りになった。

 菅総理が、官房長官時代に、「圧倒的に東京問題」と言い放って以来、深刻の度を増した犬猿の仲が、そう簡単に修復されるはずがなく、振り回される周囲が迷惑する。

 日本のトップ・ツーが、権力をメンツや政争の具に利用したのでは、作業環境や労働負荷に支障をきたす医療関係従事者の我慢も極限に達する。

 自分の意思で行動できない位、心理的ストレスが溜まることはない。私は、どちらにも属さない気楽な立場であることを、有り難く思っている。