プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★Jアラートと幼少時の思い出

2017-08-31 09:55:34 | 日記・エッセイ・コラム
 「地下に避難と言われても、どこにあるの?」と、Jアラートの不備を口にする市民の声が、私を幼少時代へと引き戻した。

 空襲警報が鳴り響くと、戸締りをして電気を消し、自宅の防空壕に、私を抱えて身を潜めたと、母親から何度も聞かされた。

 戦後になっても、茶の間には、折りたたみ式の飯台がおいてあった。畳をめくれば、防空壕になっていたので、飛び降りて、遊んでいて、叱られた記憶だけが残っている。

 そして、飛行機が、空から撒いたビラを拾って持ち帰ると、叱られた記憶が重なる。多くは、デパートの広告などだったが、母には、B-29爆撃機の襲来に思えたに違いない。

 時代は移り、ボタン一つで、核弾頭が飛んでくる。「秋来ぬと、、、、」を拝借して、「核来ぬと目にはさやかに見えねども Jアラートにおびえ戸惑い」と読み替えた。

 Jアラートやスマホ等で視覚に訴えるよりも、音声がいちばん速い情報伝達機関。タイム・ラグを考えると、政府は、情報リテラシーのあり方を、今一度、真剣に検討して欲しい。

★郵便料金と7円の唄

2017-08-30 08:41:05 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日、郵便はがきを買い求めたら、62円になっていた。6月1日に、料金が10円上がった時、何の痛痒も感じなかったのに、自分が買うとなると、値上げ感がずっしり重いから現金なものだ。

 私の思考回路は、郵便はがきと聞くと、きまって永六輔のTBSラジオの「7円の唄」に結びつき、当時を懐かしく思い出す。

 番組が始まったのが1967年で、丁度50年前。当時、郵便はがき代は、番組名の7円だった。永六輔の軽妙な語り口と視点のユニークさに魅かれて、毎週土曜日の放送を楽しみにしていたが1981年、放送日が、金曜日に変更されて、聴けなくなった。

 ラジオの特徴は、テレビと違って、作業をしながら聞くことができる点だが、話題に引き込まれて手を止めて、熱心に耳を傾けることも多かった。

 TV全盛時代の到来で、話芸が廃れたと僻んでいる老人には、「7円の唄」の他にも「秋山ちえ子の談話室」や「小沢昭一的心」などの好きだった番組を懐かしく思い返している。
★知らぬこととは言いながら
 未使用の50円切手が沢山出て来たので、52円切手に交換しようとしたら、係員から、「52円切手に拘りますか?」と確認された。 「大抵のお客さんは、2円切手をお買いになりますが」......

★Jアラートの限界

2017-08-29 08:25:35 | 日記・エッセイ・コラム
 午前6時過ぎ、ラジオから「北朝鮮がミサイル発射」のニュースが流れた。TVをつけると、Jアラートの画面が大写しになっており、アナウンサーの声が緊張感を際立たせた。

 Jアラートのタイトルは、「国民保護に関する情報」で、文言には、「建物などの中に避難するように」とあった。しかし、テロップには、「北海道襟裳岬の上空を通過し、太平洋上に落ちた」と表示されており、タイムラグを感じた。

 今まで、無関心だったが、この機会に調べてみると、「Jアラート」には、二種類あって、一つは「自然災害に関する情報」で、もう一つが、今日の「国民保護に関する情報」だった。

 地震や津波等の自然災害に関する情報は有効だが、ミサイルに対しては、無力に感じた。Jアラートが発出されないのが一番で、官房長官や総理の談話が、釈明に聞こえた。



★平和:理想と現実

2017-08-28 09:45:35 | 日記・エッセイ・コラム
 稲田前防衛大臣が辞任した原因は、色々、取りざたされたが、「日報隠し」問題は、昨年、成立した安全保障関連法と無縁ではないことだけは、明らかだ。

 法律成立後、最初に適用された南スーダンでの自衛隊の日報に記された「戦闘」の二文字が、法律に抵触すればどうなるかを考えれば、個人の責任問題で片づけることはできない。

 ついては、日本を取り巻く防衛上の問題は、年々、緊張の度を増しており、防衛予算も拡大の一途。平和を守るためには、「軍備強化=抑止力」以外に方策が無いとすれば、平和のために戦争を辞さない図式になる。

 選挙権年齢を引き下げ、次には、民法上の成人年齢の引き下げ案が俎上にのぼる。当然、相応の責任も求められる。

 国防問題は、個人と遠い存在で難解だが、将来にわたり、平穏な生活を送るためには、避けて通れない問題でもある。しかし、今の若者は、ことの重要性を容易に理解するが、「どうやって?」と、訊き返す傾向が強い。

 友達同士で、北朝鮮や中国・韓国との関係をトリガーとして、憲法や日米同盟の在り方を考え、この国の立ち位置を議論する時間が増えることを願う。
★新たな戦争のリスク
 昨年、審議不十分のまま成立した安全保障関連法で、可能になった新たな任務に備える自衛隊の訓練が始まった。 新たな任務とは、「駆け付け警護」と「宿営地の共同防護」。この二つの任務......

★プレ金は死語化?

2017-08-27 08:31:42 | 日記・エッセイ・コラム
 8月25日は、今年7回目の「プレミアム・フライデー」だったが、「即席ラーメンの日」と報じるTV局まであり、一発花火のように、はかなく消えたかのようだ。

 第1回目(2月24日)は、当然、マスコミが取り上げるので、盛り上がったが、その後の反応は低調だ。

 政府が、「働き方改革」の一環として、導入したが、当初から、その効果を疑問視する声が多かった。経産省は、経済効果1,236億円と桁違いの数字をはじき出したが、「とらぬ狸の皮算用」さながら。

 経済活性化と余裕のある生活重視の二兎を追えば、どうなるか?行きつくところは、、、、。この国の経済・社会構造を変革しない限り、根付かないアイディア自体、政策に掲げるとどうなるかを暗示している。
★終活vs就活
 現代社会には、略語や短縮語が氾濫しているが、日常生活で厳密な使い分けをする必要は無いように思う。 「就活」と「終活」などは好例で、同じ響きなのに、年齢によって受け止め方が違っ......