プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★公共事業のあり方

2006-09-29 09:27:57 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日発生したJR京葉線の事故で16万人にのぼる人に影響が出たが、大都市における交通機関がマヒするとその影響度は測り知れない。先日も”ゆりかもめ”の事故があった。

 幸い、人命にかかわる被害はなかったが、これがテロだったらどうなっていただろう。オウムのサリン事件で多くの犠牲者を出した教訓がどう生かされているのだろうか。事故原因を徹底分析し、万全のセキュリティ対策を講じないと首都機能がマヒする危険性が潜む。

 気の毒だったのは、岩手県から初めてディズニーランドへ行く人たちが、業を煮やして近くの温泉に向かったニュース。浦安駅から舞浜まで歩こうにも地理が分からず、2時間も3時間も待たされ、不満が爆発したようだ。

 新政権は、公共事業を引き続き削減する方針のようだが、単に総量規制ではなく、事業内容を精査した投資を考えるべきだ。政治的な色彩が濃い空港や新幹線、或いは高速道路等の大型プロジェクトよりも、「開かずの踏み切り」や「歩道のガードレール」「歩道と車道・自転車道の分離」等々、安全な国民生活に直結する公共事業は山積する。

 理念なき拡大再生産路線は、それを維持するコストだけでも莫大になる。経済効果をどういった物差しで測っているのか、常に付きまとう疑問だ。


★苗字の由来あれこれ

2006-09-28 08:46:17 | 日記・エッセイ・コラム

 退屈しのぎに雑学本を読んでいたら、日本の苗字に関する記述に目がとまった。今まで何気なく考えてきた苗字だが、祖先のルーツや歴史的な意味合いが興味深い。

 日本には約30万もの苗字があって、その9割近くが地名に関する姓だとか。他に屋号姓や職業姓、氏姓、外来姓等があり、それぞれに由来を持つ。一度、自分の姓の歴史的なルーツを調べてみると面白いかも知れない。

 読み進むうちに、関西の名しゃべくり漫才の夢路いとし・喜味こいしの「交通巡査」を思い浮かべた。巡査が職務質問で名前を訊くと、「いまゆうぞう」「はよ言え」「いまゆうぞう」「そやからはよ言え」の掛け合いをご存知の方も多いだろう。名前が「今井勇三」で「いまゆうぞう」というネタ。文字にしてしまうと口語体の面白みがなくなるが、お二人の呼吸と間のとり方は正に芸術的で、ゆったりとした口調がほのぼのとした笑いを誘い、心を和ましてくれ何度聞いても笑えた。

 悪乗りして。ある人に名前を訊いたら「きくな!」と言われた。実名が「菊名」さん。家内さんに「かない」と読むと思って声をかけたら「いわない」と言われた。ひねって、「家内(女房)に聞け??」。頭がこんがらがって来たのでこの辺でおしまい。「姉妹」の丁寧語ではありません!お後がよろしいようで、オソマツさま。


★「お好み焼き」内閣誕生!

2006-09-27 10:06:10 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日誕生した安倍新内閣の顔ぶれを見て失望した。「老・壮・青」のバランス重視を力説していたが、完成図は旧派閥のバランス重視に終わった。よく言えば、堅実で安定した内閣ということなのだろう。

 中央紙に「論功行賞」「仲良し」「学園祭」などと冠記した論評が並ぶように、総裁選を通じて汗を流した量が多い議員が入閣した。汗をかいた人が報われる「再チャレンジ制度」を導入したいとする首相の言葉を体現した形だ。丹羽・古賀派が「ゼロ⇒4人」、「谷垣派2⇒0」などは露骨だ。お仕着せの材料に、自分の好みの具も混ぜ合わせた「お好み焼き」内閣の印象だ。焼き上がりがどうなるか?

 いっぽう、信条が共通する5人の補佐官(5レンジャー?)を配置し、官邸主導型政治の形を構築した。意気込みとして評価するが、彼らが組織横断的に調整力やリーダーシップを発揮出来るかどうか。官邸スタッフの公募制に関し、「公募に乗じてスパイを送り込んでも見分けられる筈が無い」と嘯く官僚がいるかぎり、今後の動きから目が離せない。

 歓迎したいのは、麻生外相が留任したこと。ご本人は、お得意のジョークで「留年」と口を滑らせたが、日本外交が最重要局面にあるだけに、氏の卓越した識見と安定性に希望をつなぐ。

 小泉前首相が発したメッセージは、結果的には嘘だらけだったが迫力があった。「自民党をぶっ壊す」「改革無くして成長無し」「聖域無き改革」「米百俵の精神」等々、何かをやりそうだとの期待感を持たせた。しかし、「美しい日本」などと、抽象的なコンセプトを掲げられては、攻撃しようがなく狡猾だ。所信表明演説で、その目指す具体的な姿と政策を明らかにして貰いたい。


★「日の丸・君が代」裁判の後遺症

2006-09-26 09:24:03 | 日記・エッセイ・コラム

 国旗掲揚・国歌斉唱を巡り、東京都教育委員会が出した通達や指導について東京地裁が下した違法との判決は波紋を呼びそうだ。

 判決の論旨は、卒業式などで教職員を国旗に向かって起立させ、国歌斉唱を義務付け、従わない場合には処分を科すのは、思想・良心の自由を侵害する違憲行為であり、「不当な支配」に当たるとした。いっぽう、東京高裁では違った判決も出ており、意見が分かれる。判決の是非論とは別に気になるのは、結論だけが一人歩きし、予見が定着することである。

 元来、裁判とは事件を扱うのだから、個々の事情も違えば背景も異なるのが通常だ。それを判決結果だけをとらえて、安直に「君が代を歌うことは憲法違反」だとする運動論に拡がるのはゆゆしき問題だ。東京都の場合、通達に従わない教師を処分したことが問題なのであって、裁判官は国旗掲揚・国歌斉唱が違憲だとは言っていない。

 法律を学ぶ者でない限り、判決文を逐一詳細に解釈する筈もない。現代日本人に蔓延している付和雷同型の大衆心理が偏った思考・行動に発展しないかとの不安が増幅する。とりわけ、裁判員制度が実施されると、、、。


★校下の社会体育大会

2006-09-25 09:18:23 | 日記・エッセイ・コラム

 当町会が所属する伏見台校下の社会体育大会が、昨日(24日)、小学校のグラウンドで行われた。心配された台風14号の影響も無く、終日、賑やかな声が校庭一杯に響いた。

 役員一同、午前6時過ぎに集合し、トラックで会場まで荷物を搬送。口は達者だが、テントを組み立てたことが無い年寄りばかりで、悪戦苦闘しながらもどうにか開会式までに全ての準備を整えた。

 開会式で、君が代が流れ、国旗と公民館旗が掲揚されるとグラウンドがざわめいた。あちこちで、東京地裁の判決について小声でささやいているのが耳に入ってきた。私の横の列で子供に「歌わなくていいのよ」と教える母親の声にドキッとした。心配したとおり、判決結果が一人歩きし始めたようだ。

 当校下は17町会構成で人口13,000人だが、参加者はおよそ1割程度。町内対抗競技も、少子高齢化が進みどこの町会も参加者集めに苦労しているようだ。が、老いも若きも楽しそうに一体感のある町会が参加者も多く、高順位を占めたのは当然といえよう。当町会は、去年5位だったものが今年はナント、最下位に転落という屈辱を味わった。「反省会をやれ!」との声も。これって役員の責任じゃないのに、、、。飲みたい一心?

 私は裏方に徹した一日だったが、昼食時間帯にオープン競技の”マラソン”(3.3K)に参加。前日の筋肉痛が残っていたが、走り出すと不思議なもので痛みを忘れ、予想外の好記録(15分01秒)で久しぶりの快走だった。閉会後、後片付けを終え帰宅したのは午後5時過ぎ。長い一日でさすがに疲れた。