前3回にわたる「真夏の悪夢」は、やはり夢のままに終わる気配が濃厚になった。
8月27日の小ブログで、「表舞台での議論を通じて、国民の合意を得る『真の民主主義』が根付くか否かが問われている」と、期待感を込めて書いた。
しかし、その後の情勢は、伝書鳩が蝙蝠のように暗躍し、今日中にも「菅・小沢会談」を開き、”トロイカ体制”で挙党態勢を保持し、小沢出馬辞退で終止符を打ちそうだという。これでは、国民不在で政権与党の座に執着した政権交代前の自民党と全く同じだ。
マニフェスト見直しと貫徹で立ち場を異にする二人の論戦を通じて、この国の民主主義が一皮むけると期待した私が愚かだった。せめて、日米対等を主張する小沢氏が、普天間問題でどういう打開策を示すかだけでも知りたかった。