プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★言うまいと、、、

2011-01-26 09:30:37 | 日記・エッセイ・コラム

001 1月に入って、平均気温が平年より2度以上低く、この2週間、最高気温が5度以上の日が殆どない。外を走るどころか、ジムへ出掛ける気力すら薄れがちだ。

「言うまいと思えど今日の寒さかな」。作者不詳のこの句は、正しくは「暑さかな」だが、思わず「寒さかな」と、口をついて出る今朝の金沢だ。自宅前の雪景色を眺めながら、長嘆息。

 その矢先に、パースに住む娘から妻の誕生日を祝う電話が入った。今日26日は、オーストラリアの建国記念日で会社が休みなので、朝からバーベキューでビールだという。寒暖の落差に触発されて、月末から沖縄へ再度、行こうかと思ったらプロ野球のキャンプが始まると言うので、ホテルを予約出来なかった。

 年一年と寒さが体に堪えるようになり、抜本的な対策を検討しないといけない。娘のほうは、「言うまいと思えど今日の暑さかな」で、当方は、真逆の「寒さかな」。思うところがあり、2月16日まで小ブログを休止する。


★沖縄こぼれ話(3/3):文化の違い

2011-01-24 10:44:11 | 日記・エッセイ・コラム

 沖縄の牛乳パックの単位は、本土と違っている。牛乳パックは、1リットル、或いは、500mlと言うのが常識。ところが、沖縄では946mlと473mlと表示されている。地場メーカーに限らず、大手メーカー品でも同じで、便宜上、1リットル表示のパックを使用していても、内容量は沖縄サイズになっているそうだが、実際に測ってみたことがないので、真偽の程は知らない。

 これは、米軍統治下時代の名残りで、アメリカの計量単位「1ガロン=3.784l」をクォーター・ガロンに換算すると946mlになる計算だ。

 さて、1月17日にレンタカーを返却する際、給油したら「1リットル113円」だった。地域差があるのは当然だが、沖縄県は突出して安い。これも米軍統治時代の名残りとも言えるが、意味合いは若干違っている。沖縄が日本に返還された当時、本土並みの生活水準にするために制定された「沖縄振興開発特別処置法」によるものだ。

 基地問題を考える時、米軍統治下時代の残滓が今なお残っている現実と日本の国防問題の全体化が如何に重要かを思い知らされる一事だ。そして、琉球王朝からの数奇な歴史を通して、有形無形の文化の違いを学ぶと、沖縄の旅も味わい深いものになる。


★沖縄こぼれ話(2/3):桜前線

2011-01-23 10:51:06 | 日記・エッセイ・コラム

20111_043_2  沖縄では日本一早い「桜祭り」が開催されるが、桜全線は北から南へと南下する。沖縄の三大桜祭りは、1月15日から始まった「八重岳桜まつり」を皮切りに、21日からは今帰仁城跡で、29日からは名護市中央公園を会場に、2月上旬まで開催され、那覇市内で桜を楽しめるのは、更に遅く、2月上旬から2月中旬頃になる。20111_019

 沖縄の桜は、ソメイヨシノよりも紅色が濃い「寒緋桜」(別名:緋寒桜)で、写真は、16日に今帰仁城で撮ったもので、まだ1~2分程度だった。今帰仁城を訪ねたのは、4年ぶり3回目だったが、石垣や建物の復元工事が進み、見どころが増えていた。

 20111_031 20111_039_2 今帰仁城(世界遺産)には、首里城のような華やかさはない。主郭などの建物が無いせいだろう。しかし、城を囲む石垣は地形を巧みに利用して築かれ、城壁が描く曲線は築城技術の高さを物語り、東シナ海の海の青とのコントラストも見事だ。主郭跡から眼下に広がる東シナ海を見ながら、琉球王朝の繁栄に思いを馳せると、旅情極まりその場をたち去りがたかった。


★沖縄こぼれ話(1/3):高速道路

2011-01-22 13:57:57 | 日記・エッセイ・コラム

 那覇市内は、バスやモノレール等の交通機関が整備されていて、何の不便もない。が、周辺エリアに行く際、欠かせないのが車で、北海道と並び、レンタカーの激戦区というのも頷ける。

 沖縄自動車道は、那覇ICから本島中部の許田ICまでの57.3㎞を指し、全線が高速道路無料化実験の対象になっている。大抵のレンタカーは、ETC登載車なので有難いが、ETCカードを持っていないと、一般車と同じく料金所で通行カードを受け渡ししなければいけないので要注意だ。

 さて、那覇・許田ICを往復利用した際、面白いことに気付いた。沖縄自動車道は、全線80㎞制限だが、「わ」ナンバーの車は、殆ど100㎞で走行し、「Y」や「沖縄」ナンバーは行儀よく制限速度を守っていた。なかには、一般道のように60㎞以下で超スローの車も多く見かけた。

 一般道のトラヒック変化が不明なので即断出来ないが、ICごとの車の出入りが激しく、確実に高速道路の利用は増えていると実感した。本土のように一部区間だけの無料化実験ではないので、実験結果が楽しみだ。


★第32回海洋博トリムマラソン大会(2/2)

2011-01-19 09:48:03 | 日記・エッセイ・コラム

025 海洋博公園トリムマラソンの最大の特徴は、「完走タイムの申告制」。完走タイムで優劣を決めるのではなく、自己申告した時間との誤差が小さいランナーが栄冠を手にする。従って、完走記録証の表記方法は他の大会とは違い、「申告時間」「完走時間」「誤差時間」の三つが記される。

 時間申告制なので、時計など時間が分かる物の携行は禁止.。ヒントは、ゼッケンに申告した時間が印字されているので、同じタイムゾーンのランナーを見つけることと、スタート合図の花火。10㎞のランナーが9時30分、5.9㎞の部が10時、3.5㎞の部が10時30分にスタートする際、花火が打ち上げられるので、経過時間を把握出来る。しかし、距離表示は無いので、コースを熟知していない限り、ペース・チェック出来ない。

 ただ、注意しないといけないのは、スタート時のロスタイムと途中での合流だ。スタート直後の混雑はどこのレースも共通だが、1㎞~2㎞付近まで超スローペースを強いられる。また、30分後にスタートする5.9㎞のランナーと途中で合流するので、集団の中の位置取りが大切になる。

 全体的に高低差はそれ程ないが、カーブと起伏が多いタフなコースなので、時間を気にせず、楽しく走るのがこの大会の最大のテーマのように思える。私の誤差時間は2分24秒、妻は42秒、娘は1分29秒で、いずれも表彰には無縁だった。