プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★安倍総理の辞任(番外編)

2020-08-31 07:53:20 | 日記・エッセイ・コラム
 長期政権を維持することは、並大抵ではないと思うが、疑惑や不祥事が起きるたびに、「最終的な責任は、総理大臣の私にあります」と、繰り返しても、具体的な責任行動をとることは無かった。

 人間は、成功よりも失敗から多くを学ぶが、それは、自分をどこに置いて見るかで決まる。

 「悪」が常に、外にあると思っている人は、内にある「悪」を見落としてしまい、自分が当事者だとの認識すら希薄になるので、同じ過ちを犯すことになる。

 正統派の政治家一家に生まれ、純粋培養されたお坊ちゃまには、周囲の人たちが忖度しても、裏の狙いを疑うことすら出来ないものだ。

 しかも、おもねることで重用されるなら、不始末を拭っても良いと、考える輩がいても不思議ではない。

★安倍総理の辞任(後編)

2020-08-30 08:09:01 | 日記・エッセイ・コラム
 安倍総理の辞任劇は、新型コロナウイルスが猛威を振るう状況下で、先進国のリーダーが辞任する最初のケースになったので、海外では、額面通りに受け止めずに、真意を測りかねている。

 しかし、「覆水盆に返らず」で、3本の矢が尽きてしまった以上、山積する難問を背負いこむ次期総裁が誰になるかは、極めて重要だ。

 会見直後から、メディアが主要な候補者の名前を挙げているが、選挙の実施方法が勝敗の分岐点になる。

 現在の政治情勢で判断すれば、通常の総裁任期満了時ではなく、緊急時の例外措置によると思われるので、両院議員総会方式が採用される公算が大きい。

 そうなれば、党内の派閥力学が大きく作用するので、私の意中の議員に勝ち目はなさそうだ。

★安倍総理の辞任(前編)

2020-08-29 09:05:18 | 日記・エッセイ・コラム
 安倍総理が、昨日の辞任会見で、「月曜日に、自分で判断した」との説明した時、私が、小ブログに「アベノミクスの終焉」と書いた同じ日だったので、背筋が寒くなるのを感じた。

 過去、辞任に値する多くの不祥事が発生しても、解散・総選挙でリセットして来た安倍総理の最後に似つかわしくなく、私には、想定外の事件だった。

 第1次政権を健康上の理由で投げ出し、今回も、長期政権に就きながら、同じ結果になり、唐突で、無責任だと言うのが正直な印象だ。

 「アベノミクス」に伴う超低利金融政策の「出口戦略」や、新型コロナウイルス対策と経済再生政策をどうするかは、国民生活に重大な影響を与えるので、せめて、方向性や道筋を示してほしかった。

 安倍総理は、後継者育成をして来なかった人なので、政治の混迷が深まったと感じる。

★10万円不要or不知

2020-08-28 07:38:34 | 日記・エッセイ・コラム
 「特別定額給付金10万円」の申請期限が迫っても、まだ、申請手続きをしていない人が、若年層に集中しているとの報道に驚いた。

 大半が、単身世帯で「引っ越してきた大学生などで、自分が世帯主であると認識していない」可能性があると言うから、なおさらだ。

 「不要」との意思表示であればそれまでだが、バイト収入に事欠く学生が、「不知」だとしたら、気の毒だと思う反面、しっかりしろと言いたくなる。

 自治体が、大学への周知活動やSNSを利用して、注意喚起に努めているそうだが、これでは、「行政コストが減らない」筈だ。

 政治や社会動向に疎い若者が増えてくると、日本の将来を託して良いのかと、不安になる。"(-""-)"

★「Go Toトラベル」の総括(番外編)

2020-08-27 08:08:59 | 日記・エッセイ・コラム
 行政が、民間の有するアイディアを真似ようとすると、「大げさで、お金がかかる割には、喜ばれない」ものになりがちで、民業を圧迫しかねない。

 民宿やペンションなどは、大きなホテル・旅館の施設の充実度や収容能力には、到底、及ばず、貧弱かもしれない。しかし、家族的な雰囲気や個性的な料理・もてなしを好む人には歓迎される。

 キャンペーンやイベント開催は、地元の協力がなければ、盛り上がりを欠くことは、周知の事実だ。

 ついては、Go Toトラベルの実施主体を、その土地の観光協会や旅館組合等の組織に委託すれば、コロナ対策も含めて、当事者が知恵を出し合い、バランスの取れた施策を展開できる。

 政府は、「Go To」に東京を追加するかを検討しているが、マーケット・サイズよりも、地域の一体感を醸成する方が、経済活力の原動力になる。権益に群がる魔物がうごめく。"(-""-)"