プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★間隙を突く(前編):核武装

2022-02-28 09:32:38 | 日記・エッセイ・コラム
 今日から開かれる国連総会の緊急特別会合で、ロシアのウクライナ侵攻を非難する総会決議を目指す運びになった。

 特別会合開催の手続きの段階ですら、15か国の理事国のうち、4か国の同意を得られなかったことを考えると、総会決議までには、相当の時間を要しそうだ。

 ウクライナ情勢が、日増しに激しくなる中で、プーチンが「核兵器使用」に触れ、バイデンが「第三次世界大戦」に言及した。

 一種の牽制発言にせよ、これに便乗したかのように、安倍元首相が、テレビ番組で「日本の核武装の必要性」に言及した。

 正確には、「世界の安全がどう守られているか議論をタブー視してはいけない」とし、「核シェアリング(共有)」に触れたものだが、私は看過できない。

★無情(番外編):不条理

2022-02-27 08:59:07 | 日記・エッセイ・コラム
 人の一生は、死で終わるが、自分で終着駅を決めることが出来ない。つまり、終わりのない旅で、死を追いかけて生きていると比喩される所以でもある。

 争いが無い世の中で、楽しく生活したいと願っても、予期せぬ病気や事故で、寝たきり生活や後遺症に苦しむこともある。それが、戦争や事件に起因するなら、実に残酷だ。

 さて、歴史上、ある時、加害者だったものが、被害者になったり、被害者が加害者に変わることがある。武力でバランスをとる限り、侵略は無くならない。

 世界の潮流は、民主主義が正しく、共産主義が間違っているかのように批判するが、その国に暮らす人たちが、それなりに平和と幸福を享受しているなら、他国が口出すことは不遜だ。

 人間社会は、不条理の凝縮形であり、人種や宗教、或いは、社会体制の違いによる戦争に正義はない。

★無情(後編):海

2022-02-26 08:23:54 | 日記・エッセイ・コラム
 東尋坊近くのホテルのベランダから海を眺めていたら、童謡「海」の歌詞が思い浮かんだ。

 「海は広いな 大きいな 月はのぼるし 日がしずむ」と歌う平穏な海が、温暖化や紛争の渦に巻き込まれて泣いているようで、悲しくなった。

 「海にお舟を浮かばせて 行ってみたいなよその国」と、子供たちが、夢を膨らませる平和な世界であって欲しい。

 私は、プーチンの野望は、ソビエト連邦の復活だと考えているので、「一帯一路」を掲げる中国と組むと、中ロ対西側諸国の対立構図が出来上がり、”眠れる獅子”が、世界制覇に動き出す予感がする。

 しかし、戦争の被害を受けるのは、常に、一般国民だ。ましてや、人生100年時代をこれから謳歌できる子供たちの夢を絶つ権利が、プーチンやバイデンにある筈がない。☺⚓☺

★無情(前編):戦争の痛み

2022-02-25 09:14:20 | 日記・エッセイ・コラム
 冬の日本海は、白波が高く舞い上がり、反動で海面を叩きつけるように落下する。

 波が砕け散り、岩肌は波しぶきに洗われるが、どちらが痛いか分からず、不気味さを増す。

 海を隔てて、ロシア軍がウクライナに侵攻した状況や、国連・EU・アメリカなどの対応の模様等々がリアルタイムで伝わる。

 第2次世界大戦や冷戦の苦い経験から、対話により築き上げてきた国際秩序が破壊される脅威に陥っているが、今では、二国間の対立ではなく、多極化・多国化対立時代になった。

 社会体制や宗教の違いなどで、国が「正か否か」と争うと、一般市民が犠牲を強いられる。

 太古の昔から、人間社会の営みを呑み込み、悠久の時を刻んで来た”海”には、どう映るのだろうか。

★絶不調

2022-02-20 10:24:13 | 日記・エッセイ・コラム
 世界平和を希求するオリンピック開催期間中に、ウクライナ情勢が「一触即発」の状況に突入した。

 アフガニスタンやミャンマー、或いは、中東地域等々、紛争が絶えない。ウクライナは遠いが、中国や朝鮮半島・台湾にも影響が及べば、対岸の火事で済まず、日本の外交力が問われる。

 国の立ち位置を決めるのは、政府なので、評論家が微に入り細に入り、熱心に情勢分析しても、不安を煽るばかりで、虚しい。

 同時に、自分の無力が際立ち、ブログ記事の題材は、山ほどあるのに、書く気力も萎え、憂鬱な一週間を過ごした。

 今しばらくブログを中断して、温泉療養に努めて、気力を充満させるつもりでいる。