プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★中国アレルギー:番外編

2010-09-29 09:00:35 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日のブログを読んだ友人が、「一面を見て全体評価するのは危険だ」と忠告してくれた。たしかに、個人的偏見と見なされ兼ねないが、読者が限定的な小ブログの影響力は、社会的に無に等しい。とすれば、体験した事実を述べる表現の自由位は私にもあろう。

 さて、尖閣諸島問題に関して、鳩山元総理は「私だったらホットラインを通じて腹を割って話し合えた」と、身内の批判をした。普天間基地問題で、オバマ大統領に「trust me!」と宣言して、辞任したご仁がである。

 また、大勢の新人議員を引き連れ、中国を訪問し太いパイプを誇示して見せた小沢前幹事長は、一兵卒に徹すると言って八丈島で釣り三昧。代表選中、普天間について、「アメリカも沖縄県民も納得する腹案」を持っていると大見栄を切ったお方だ。

 3か月前に消えた「小鳩コンビ」が表舞台に復帰する絶好の局面に、後ろ向きの姿勢を示している。自民党も与党時代の無策を棚に上げて批判ばかり。政治家の大言壮語が如何に当てにできないかを痛感する。


★中国アレルギー:後編

2010-09-28 08:35:02 | 日記・エッセイ・コラム

 我が家では、食料品はもとより、電化製品から家具・衣類に到るまで、中国製品を敬遠している。特に、食品については、加工品でも原産地表示「中国」とあれば買わない。何もそこまでしなくてもと思うが、苦い体験が頭から離れない。

 妻は、20年ほど前に香港で買った高価なブランド品が精巧な偽物と分かって以来、中国製品に見向きしなくなった。パースに住む娘は、中国人経営の和食店が多く、口に合わないと言う。食材にしても、大半がmade in chinaなので、調味料や梅干し・ふりかけ・高野豆腐・出汁の素・乾燥しいたけ等々を年数回送っている。

 一方、私は10数年前、中国福建省との民間交流の仕事を担当した際、文化の違いを見せつけられた。高官を金沢へ迎えた際、日程調整の了解をとるだけで、多段階の手続きに忙殺された。来日後も同様で、歓迎パーティの最中に随行者が、「主賓がカラオケと回転寿司へ行きたがっている」と言いだした。

 事前打合せにあった二次会をキャンセルし、合流予定者をカラオケ会場に移動させる等、翻弄された。「今後の交流に影響する」との上司のひと声に従うしかなかった。それ以来、孟子・孔子の教えが底流にあると信じていた中国に対する価値観が瓦解した。


★中国アレルギー:前編

2010-09-27 13:17:08 | 日記・エッセイ・コラム

 尖閣諸島を巡り、日中間の外交問題が日を追って緊迫の度を強めている。領土問題や三権分立等々、微妙な問題を含んでおり時間が必要だ。

 私は、日本のメディアが過敏症気味なのが気掛かりだ。連日、中国人観光客のキャンセルが相次ぎ、観光地やホテルが大打撃を受けると報道するが、苦境を乗り切る度量を望みたい。

 すべてではないが、中国人観光客のマナーの悪さは折り紙つきだ。ホテルの部屋は汚すし、灰皿やドライヤーまで持ち帰る者もいる。NZLやAUSのホテルのルームキーパーは、中国人客が泊まった部屋を担当するのを嫌がると聞いた。

 この際、「中国人観光客はお断り」を断行する勇気あるホテルはないものか?或いは、キャンセルされた部屋を赤字覚悟で、国内向けに割引きしてマイナスを最小限に食い止める知恵はないのか?

 「来て欲しい」ではなく、「行きたい」と思わせる仕組み作りをしないと、足元を見透かされる。安売りしないプライドを大切にしたいものだ。


★無明

2010-09-26 10:17:31 | 日記・エッセイ・コラム

 先週は、義父の23回忌と義母の米寿祝いを兼ねて、妻の実家を訪ねた。法事と祝事を一緒にするのは憚られたが、年忌を重ねる毎に悲しみが薄くなるので、これも巡り合わせと割り切った。

 通常、33回忌以降は省略することが多いのも、子供たちの年齢を考えれば至極当然なこと。私の両親は物故しているが、父の場合、私が小学校1年(昭和25年)だったので、既に50回忌法要も終えた。次兄が、逆縁で母より先に逝った時、私は死に真剣に対峙した。

 一部の同僚はご存じだが、50歳になった時、「60歳まで健康で生きたい。その後の人生は余禄」と宣言した。同時に、家族全員のライフプランを作成し、リファインしながら今に到っている。

 不幸にも当時の予言が的中し、59歳の時、大病に倒れ死線をさ迷うことになった。今は、日々これ新たなりで「一期一会」を旨とし、余禄の生活に感謝する生活を送っている。


★ひと雨ごとに

2010-09-24 09:02:32 | 日記・エッセイ・コラム

 今朝、一週間振りに大乗寺までジョギングして秋を感じた。「肩の風 ひと雨ごとに さやかなり」と詠んだ。

 ジョギングしていると、肩にあたる風で季節を感じるが、異常気象と評された今年の夏も、ひと雨ごとに秋の気配が漂い始めた。ようやく、快適なジョグを楽しむことが出来る季節の到来だ。

 9月中のレースは一切見送ったので、今年は出場レース数が激減しそうだが、市民ランナーの気楽さでマイペースでの調整を維持してきたい。