プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★春めく

2012-03-30 09:10:17 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日の最高気温は15度、今日は20度の予報に喜ぶのは早計で、週末には又、10度以下に逆戻りとか。なかなか、本格的な春到来とはならない。

 直近のレース予定は、4月15日に加賀市で開催される「第37回全国健勝マラソン加賀温泉郷大会」。3年連続での参加だが、毎回、天候に恵まれる相性の良い大会で、加えて、今年は桜の開花が遅いので、見頃かと期待している。

 一方、レースの準備はいつも通り、のんびりムードだが、明日から天気が下り坂との予報に、妻が珍しく、二日連続で走ると意欲をみせた。最低気温がまだ低く、早朝ジョグに切り替えるのを控えているが、徐々に、長かった北陸の冬も終わりを告げようとしている。


★いじわる爺さん

2012-03-29 09:26:44 | 日記・エッセイ・コラム

 「言いたい放題」シリーズで触れなかったが、タブー視されている最大のエゴを言えば、誰もが「景気をよくして欲しい」と願う点だ。

 当たり前の理屈だが、景気が好転すれば、企業収益があがり、労働者の給料もあがる。また、雇用も安定し生活が豊かになる。税収も多くなり国家財政が潤い、色んな政策を行える。まさにバラ色のロジックである。

 一方、私のような年金生活者は全く逆の立場にいる。景気が良くなっても給料は上がらないどころか、インフレになり、物価が上がるので、生活費がかさみ、所得が減る勘定だ。悪者扱いされる「デフレ」経済下だと全く逆で、物価は安く生活し易いのだ。

 円高で困る企業と歓迎する企業が存在するように、世の中は、利害相反の矛盾を抱えて活動している。現在の社会のシステムは、全て右肩上がりの経済を前提にしているために、景気が悪くなると打開策がなくなる。真の構造改革の柱を打ち間違えていないのだろうか。


★言いたい放題~総集編~

2012-03-28 15:18:54 | 日記・エッセイ・コラム

 「言いたい放題」には、きりが無いので、箇条書きにして締めたい。

 その1.「船中八策」の危うさ

 大阪維新の会の動向は、中央政界まで巻き込む勢いだが、一方で危うさを感じる。確かに、橋本大阪市長の政治姿勢や行動力、発信能力の非凡さに感心する。しかし、それは彼本人に対する評価であって、「維新の会」自体に対するものではない。来るべき大戦に大量の候補者を擁立すると聞くと、小泉元首相の郵政解散・総選挙当時の劇場型政治を思い出す。維新塾生崩れの泡沫候補が当選しないように祈る。

 その2.「脱原発と電気料金」

 世論調査では、原発反対の声が圧倒的に多い反面、電気料金の値上げは嫌だとの声が大半だ。原発が電気料金の低コスト化を実現した経緯をどうみるか。脱原発運動に組みするからには、電気料金が2倍、3倍に跳ね上がる覚悟をすべきだ。

 その3.「社会保障と税の一体改革」

 一体改革の内容が不明確なまま、消費税アップだけが先行し、政局の具になってきた。野党が解散と引き換えに同意したら、次の選挙では何が争点になるのだろう?世界各国から首脳が集った会議をとんぼ返りで消化し、政治生命を賭けるトは、安い命だ。野田総理の心底や如何に?

 その他.「被害者意識」

 年金や社会保険の負担について、メディアは、若者と年寄りの損得比較をして、若者に同情的だが、社会環境の違いを比較要素から外している。昔は、子供手当や出産手当等は無かったし、高校の授業料だって無償ではなかった。住宅ローンの金利は、今の5~10倍の時代で、共稼ぎだって難しかった。また、当金沢では、新年度から介護保険料が20%近く上がるが、使う立場にならないだけ喜ぶべきと割り切っている人が大半だ。

 愚痴は、言いだせばきりがない。今の日本には、我欲が強い人が多すぎる。自分が置かれた社会環境の下で、精一杯、面白おかしく暮らす知恵を絞るべきだ。


★言いたい放題~年金倒産~

2012-03-27 10:04:32 | 日記・エッセイ・コラム

 AIJ投資顧問による年金資産消失問題は、監査報告書の偽造・詐欺の様相まで呈して来たが、刑事事件として発展するかは、今後の捜査を見守るしかない。

 そもそも、企業年金は「公的年金」ではなく、「私的年金」であり、企業の自己責任で行うものである。ましてや、問題が「代行部分の返上」に及ぶと、利害関係者が広範囲に及び、根が深くなる。

 私の勤めていた会社も代行返上する際、独自の企業年金部分の減額を巡り訴訟に発展した。高利回りには、リスクが付きまとうのが当然で、経営基盤がぜい弱なら余計なことに手を出さないのが鉄則だ。

 年金倒産する企業に対し、有識者から「国が何とか救済の手を」との意見が出ているが、身勝手だ。AIJのケースでは、倒産企業の分まで負担し、連鎖倒産に追い込まれる可能性を指しているが、「こんな筈ではなかった」ではなく、制度の不知を恥じるべきだ。


★言いたい放題~築地の怪~

2012-03-26 10:43:58 | 日記・エッセイ・コラム

001  3月19日の朝、部屋に射しこむ朝日がまぶしく、目が醒めた。まだ午前6時前というのに、ホテル前の築地四丁目交差点を往来する車と人通りの多さは異常で、屋台で朝食をとる人と買い物客であふれていた。

 005朝食には早かったので、買うあては無かったが、妻と市場を一回りしてみると、築地の怪に気付いた。金沢で売っていると同じ品物が安いのだ。

 金沢のスーパーの店頭には、他県産の魚が安く、地元産は少量・高値で並ぶのが常態化している。魚介に限らず、野菜類も同様で、輸送コストを考えれば、逆であって然るべきはず。

 「地産地消」が叫ばれる一方で、ブランド化がはやり、地元の産品を大消費地に運び、高値で売るのを苦々しく思っていたが、逆の現象もあるのが不思議でならない。