プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★賢い海外旅行のために

2009-02-28 10:11:23 | 日記・エッセイ・コラム

 最近、旅行会社等からの情報量が急増してきた。「円高メリットを活用して、海外旅行は今がチャンス」との文字が踊るが、果たしてどうか?費用だけで判断すること自体、ナンセンスだと思うが、情報の見方で思わぬ損をするので注意したい。暇つぶしに旅行会社のパンフレットを比較してみた。

 A社では、4月~9月末までの代金は、「燃油サーチャージ込み」と表示。旅行の総費用が分かるが、「今後、燃油サーチャージの増減、或いは、廃止になっても費用の見直しは致しません」とカッコ内に小さく記載されていた。また、B社の例では、「燃油サーチャージの目安額は、、、」と表示してあった。旅行時点で目安額が幾らになるかは不明だ。C社では、「当社は燃油サーチャージを含めない代金で表示する」旨を断り、その理由を図式して顧客に有利なことを説明していた。

 どれを選ぶかはご自由だが、いずれの例も一長一短がある。ちなみに、某日系航空会社が4月から適用する「日本・ハワイ」間の燃油サーチャージは、往復29,000円から4,000円に値下げ予定だ。対ヨーロッパ線では、往復44,000円が7,000円に、タイ・マレーシア・シンガポールの場合は、往復25,000円が3,000円になる予定。

 旅行代金の損得計算をしたいなら、燃油サーチャージが3ヵ月毎に見直されることを知っておくことだ。マイレージや期間限定キャンペーン等々の情報に加えて、燃油サーチャージの仕組みを調べるのも知的好奇心をくすぐり楽しいと思う。


★ジョギングの効用

2009-02-27 10:47:22 | スポーツ

 今年のマラソン計画を立てないうちに、ズルズルとシーズン入りしてしまった。「和倉マラソン」のあと、2009年度計画を練り直すつもりだが、いま一つ気合いが乗ってこないので、スクラップ・ブックを引っ張り出し、読み飛ばしていたら、面白い記事が目にとまった。

 自らランニングを実践する脳研究分野の日本の学者が、アメリカのSFN(ソサエティ・フォー・ニューロサイエンス)という脳研究学会で発表した論文の抜粋。要旨は、「軽いジョギングで前頭連合野のテストの成績が上がった」という内容だ。過去にネズミで実験した事例はあるが、人間を使った実験成果は初めてだった。

 詳細は避けるが、前頭連合野は、脳の機能の中でも特に重要な「考える、判断する」役割を果たしている。前頭連合野にあるワーキング・メモリーがジョギングによって刺激され、活性化し思考力・判断力が向上するというもの。では、速く走るのと遅い場合とではどう違うのかは、現段階では不明だそうだ。手の運動が前頭連合野を刺激することは知られているので、足と手の両方を使うジョギングが頭に良いというのは説得力がある。

 α波が癒し効果を持つからには、ゆっくり走る方が脳にはベターだというのは、長さん特有の短絡主義だが、8日はゆっくり走ろうと変に得心し、気が楽になった。


★マラソン「1歳刻みランキング」2008年度中間速報

2009-02-25 10:03:32 | スポーツ

 雑誌ランナーズが実施している「フルマラソン1歳刻みランキング」は、年度毎の対象大会に出場した選手のタイムを集計して、ランク付けするもの。同一人が複数レースに出た場合は、重複を避けるため、良い方の記録が選択される。自分と同年齢のランナーのレベルを知る上で、非常に興味深く、励みにもなる。もちろん、実業団や学生等のトップアスリートの名前も並んでいる。

 2008年度分(52レース)は、3月開催の大会結果を加えて4月末に発表されるが、昨年12月までの中間結果をチェックしてみた。昨年4月から12月まで27大会の完走ランナー数は、男子81,722人、女子15,847人の合計97,569人。重複分を除くと、男子69,779人・女子13,512人の合計83,291人と、前年同期比約25,000人増で、ランニング人口の増加を反映している。

 [10歳刻みの層別構成比]

<男子>20代:16.7%、30代:27.7%、40代:28.3%、50代:19.2%、60代:7.3%、70以上:0.8%。30~40歳代で56%を占めている。この層は、ランナーが多いだけあって、記録レベルも高く、100位内にランクインするにはサブスリーが要求される。

<女子>20代:20.7%、30代:31.9%、40代:27.4%、50代:15.9%、60代:4.0%、70以上:0.2%。中心が30~40歳代なのは男子と同様だが、3番目が20代と、男子よりも若い層に人気があるのが特徴だ。レベルの高いのは32~47歳で、100位内にランクインするにはサブフォーの記録が必要だ。

 スポーツには、いろいろな楽しみ方があるが、練習相手や施設・道具を必要とせず、健康管理とタイムを指標にできるのは、マラソンをおいてほかにはない。記録とともに楽しみなのが、自分の順位。大会に参加してみるとその楽しみ方がグーンと広がりをみせる。ちなみに、私の年齢(65)の平均タイムは「4時間34分24秒」。100位で3時間56分10秒。5時間の壁にもがく私には遠い世界。ビフォア・アフターの旅行に力が入るのもナットク、、、、、?


★「第1回和倉万葉の里マラソン」に向けて

2009-02-24 09:50:57 | スポーツ

 第1回和倉万葉の里マラソン(3/8)まで2週間をきった。コースマップを広げて、イメージ・トレーニングをしているが、目標タイムがなかなか定まらない。走った経験があれば、結果を参考にするのだが、初開催だけに未知の不安で一杯だ。最近の天候不良による調整不足も懸念材料になっている。

 先日、コースを試走した走友から「アップダウンが結構きつい」と聞き、さらに弱気に。32㎞以降はフラットだというが、そこまでにある数ヶ所の坂でスタミナを消耗するのは想像に難くない。完走すら覚束ないが、一応、目標を「5時間15分~30分」にセットしてみた。

 ある人から「5時間も続けて運動し続けられるだけ幸せだ」と慰められた。その通りかも知れない。が、大会に出る以上、そんな理屈は自己弁護であり自慰行為に過ぎない。マラソン競技自体、孤独で自分との闘いであるからには、誰もがベスト・パフォーマンスを求める。

 ハンディなしの公平さと、集団の中での”孤独と忍耐”を噛みしめることが出来るのが、この競技の魅力と信じて疑わない。2006年11月のレース以降、破れないでいる「5時間の壁」を再び、突破できる日を見据えて、和倉マラソンがその足がかりになるよう頑張りたい。


★さすらい列島

2009-02-22 14:47:12 | 日記・エッセイ・コラム

 最近、テレビ番組に出て「このままでは日本は破滅する」と口にする国会議員が増えてきているが、何とも無責任な話だと憤慨させられる。「麻生総理では選挙が戦えない」と嘆くのも、身内のもめごとでしかなく、我々国民には迷惑この上ない。自分たちの無能ぶりを恥じない姿勢では、将来展望を期待出来る筈もない。 

 街角インタビューで、「次の総理大臣にふさわしいのは誰か?解散総選挙の時期はいつがよいか」と問われ、「自分さえ良ければいいので、興味がない」と答える若者をみても、”身勝手な”と、思えなかった。「日本の将来は、君たち若者が中心になって考えてほしい」と言いたいところだが、彼の気持ちが一番素直な意見にも思えた。

 それぞれの年齢層によって、生活領域や環境が違う以上、価値観も当然異なっている。それぞれのポジションで最低限のルールを守れば、全体の秩序が維持できる社会体系が構築されていれば、その若者の意見も容認出来る範疇に入るからだ。

 今は、誰が悪いという犯人探しではなく、政治家も官僚も連帯して国民生活を如何にして守るかの一点に専心して欲しい。外国で暮らす娘からの消息が届くたびに、外国人の目に映っている日本は、10年も20年も前の残影でしかないと憂鬱な気持ちにさせられる。