電脳筆写『 心超臨界 』

成功はそれを得るために捨てなければならなかったもので評価せよ
( ダライ・ラマ )

不都合な真実 《 その時モンデール駐日大使は、安保条約によるアメリカ軍の出動はないと答えた――石原慎太郎 》

2024-10-29 | 05-真相・背景・経緯
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かつて香港の活動家と称する、実は一部軍人が政府の意向に沿って民間船を使って尖閣に上陸し中国の国旗を掲げたことがありましたが、一方同時に沖縄本島ではアメリカ海兵隊の黒人兵3人が小学校5年生の女の子を強姦し県民が激怒する事件が重ねて起こりました。その時アメリカの有力紙の記者がモンデール駐日大使に、尖閣の紛争がこれ以上拡大したら、アメリカ軍は安保条約にのっとって出動する可能性があるかと質したら、大使は言下にNOと答えた。


◆その時モンデール駐日大使は、安保条約によるアメリカ軍の出動はないと答えた

『新・堕落論―我欲と天罰』
( 石原慎太郎、新潮社 (2011/07)、p82 )

もともと尖閣諸島に関する日中間の紛争についてアメリカは極めて冷淡で、中国や台湾がこれら島々の領有権について沖縄返還後横槍をいれてきたので、日本はバーグの国際司法裁判所に提訴しようとアメリカに協力を申し入れたのに、アメリカは、確かに尖閣を含めて沖縄の行政権を正式に日本に返還したが、沖縄がいずれの国の領土かということに関して我々は責任を持たないと通告してきています。

さらに、かつて香港の活動家と称する、実は一部軍人が政府の意向に沿って民間船を使って尖閣に上陸し中国の国旗を掲げたことがありましたが、一方同時に沖縄本島ではアメリカ海兵隊の黒人兵3人が小学校5年生の女の子を強姦し県民が激怒する事件が重ねて起こりました。

その時アメリカの有力紙の記者がモンデール駐日大使に、尖閣の紛争がこれ以上拡大したら、アメリカ軍は安保条約にのっとって出動する可能性があるかと質したら、大使は言下にNOと答えた。

しかし不思議なことに日本のメディアはこれに言及せず、私一人が担当していたコラムに尖閣の紛争に関してアメリカの姿勢がそうしたものなら安保条約の意味はあり得ないと非難し、それがアメリカ議会にも伝わり当時野党だった共和党の政策スタッフがそれを受け、議員たちも動いてモンデール大使は5日後に更迭されました。

丁度その頃、アメリカでは中国本土からの指令で動くチャイナロビイストのクリントン政権への莫大な献金が問題化しスキャンダル化しかかっていたが、それともモンデールの発言との関連性ははたしてあったのかどうか。

中国のロビイストによる金権工作は大変なもので、かつては彼等の金に動かされたアメリカ議会で、日系の議員までが、戦争当時の日本軍に関する従軍慰安婦の問題での非難決議を行ったこともありますが、沖縄での事件当時クリントン政権へ、というよりクリントン個人への何ゆえのか厖大な献金がばれかかって、大統領の側近が画策し、同じ頃発覚した大統領とホワイトハウスの若い女性スタッフとの不倫問題をクローズアップさせることで、世間の目を巧みにそらしてしまったこともあったのだった。
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